グロースパートナー
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2024 / 05 / 06  12:00

【スラムダンク】から経営理念を作る3つの目的を考察する~その3~

先週ですが、銀行時代の同期入社の女の子の

結婚式に小倉まで行ってきました!

 

いや~

男運がない(と私が勝手に思っている)女の子でしたので

ぜひ幸せになって欲しいものです笑

 

一緒に働いていた期間は4年ほど、

同期ということもあり、仲も良かったですし、

先輩や後輩たちと一緒に楽しい時間を過ごしました(^^)

 

その後私が別の支店に転勤になったので、

そこから今日までの約20年間の彼女の人生については

本人からたまに話を聞くくらい。

 

その20年もの間に

私と違う風景を見て、違う体験をして、

私の知らない人達と関係性を築いていることに、

なんだか妙な寂しさを感じてしまいました。

 

なんでこんな感情になるんだろう??

 

あれこれ考えてたら、自分なりの答えが出ました。

 

「私や先輩、後輩たちと過ごしたあの4年間が、

彼女の中の一番の思い出であって欲しい」

という私の自分勝手な欲求が

今の幸せな彼女を見たことで

脅かされたからなのかなと。

 

なんだか女々しいですね笑

 

けど、人って昔の思い出を美化しすぎるところがありますから、

私の妙な寂しさも、人間らしさの一部なんだと思うようにしました(^^)

 

 

閑話休題、経営理念についてのお話しをしますね。

 

「なんで経営理念を作るんでしょう?」

 

作る目的としては次の3つです。

 

①すべきことを明確にし、方針がブレないようにする

 

②競合他社と比較したときの自社の優位性を発信する

 

③経営理念に共感し実践できる社員を育てる

 

このようなお話しを前回のメルマガでお伝えしました、

 

この3つの目的について、

スラムダンクのエピソードから、

今回は

②競合他社と比較したときの自社の優位性を発信する

を解説していきますね。

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神奈川の王者、それは海南大付属高校、

いわゆる海南です。

 

16年連続でインターハイ出場し

チームの横断幕には「常勝」の言葉があります。

 

海南の練習は質・量ともにケタ違いで知られているにもかかわらず、

各中学のエース級の生徒はこの「常勝」を掲げる海南に憧れて入部してきます。

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ただ、入部してきた者の半分は1週間で退部し、

残った半分の生徒も1カ月で更に半分退部します。

 

結果、1年経つ頃には、最初の2割しか残っていないといいます。

 

企業に照らし合わせると、まさにブラック企業と言えます笑

 

そんなブラック企業のような海南に、

毎年多くのエース級の生徒が入部するのですが、

なぜなんでしょう?

 

これを合理的に説明すると、やはり

「【常勝】を掲げる海南には高みを目指せる環境があり、

そこでレギュラーとして活躍することで、自己実現の承認欲求を満たせる」

ということなんだと思います。

 

スポーツにおいては「常勝」

高校野球においては「甲子園」

大学駅伝においては「箱根」

それらが自己実現の承認欲求を満たすものだとしたら、

「働くこと」においては何がその欲求を満たしてくれるものなのでしょうか?

 

部活は入る入らないの自由があります。

 

ただし大人になれば「働くこと」を多くの人は

拒むことはできません。

 

稼がないと生活できませんからね。

 

そうすると、

「どんな風に稼ぐのか?」

「どんな企業で稼ぐのか?」

ということが大事になります。

 

「他社よりも給料が多い企業」で稼ぐのか?

「自分の得意なことが活かせる企業」で稼ぐのか?

「人間関係・雰囲気が良い企業」で稼ぐのか?

「事務作業と淡々とこなせる企業」で稼ぐのか?

「休暇が取りやすい企業」で稼ぐのか?

「今から大きくなっていく企業」で稼ぐのか?

「自分の成長が実感できる環境がある企業」で稼ぐのか?

 

そのようなことを考えている人に

「うちの会社は〇〇だよ」と分かりやすく伝えてあげることが、

企業理念を作ることの1つの意味なんだと思います。

 

あるいは、既にある自社の魅力

例えば

なぜうちは入社希望者が多いのか?

なぜうちは笑顔の社員が多いのか?

なぜうちは給料が多くないのに社員が辞めないのか?

その理由を言語化することが

企業理念を作ることなんだと思います。

 

自社に入るべき人、自社が相応しい人に、

自社に入って欲しいというメッセージを送る

そのメッセージが理念だと思います。

 

それは言い換えると

「競合他社と比較したときの自社の優位性を発信する」

ということなんです。

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海南は

「うちの部は【常勝】できるんで、

それを望んでいる人は実現させますよ」

と言っているわけです。

 

ちなみに主人公花道が属する湘北は

「全国制覇」

 

ゴリこと赤木キャプテンが言っていた言葉です。

 

それが窮屈で辞めていったメンバーがいる中

小暮君だけはそれを信じてついていったのです。

 

結局、全国制覇は実現しませんでしたが、

絶対王者の山王を撃破するという

とてつもないことをやり遂げましたよね!

 

「部活」は自主活動

「働くこと」は労働契約

全く違うものですが、

掲げる理念の意味は共通していると感じます。

 

皆さんはどのように感じましたか?

 

 

ということで、

次回ブログは

経営理念を作る目的

【③経営理念に共感し実践できる社員を育てる】

について、

またスラムダンクのエピソードを交えて

お伝えしようと思います。

 

次回のブログもお楽しみに(^^)

 

2024.07.27 Saturday