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「イメージできないことは実現できない」って本当?
最近、社員10人未満の企業からの研修依頼が増えています。
その中で、こんなオーダーがありました。
「新サービスの提案をどんどんしてくるような社員に育ってほしい!」
「そうなんだよ、どの社長もそれを願ってるよね」と思いつつも
どうしたら社員が自然と提案できるようになるか考えて研修を組みました。
名付けるならば…
「イメージ実現研修」!
新サービスのアイデアをひたすら出すワークショップもいいんですが、
それだとその場限りで終わってしまう可能性が高いんですよね。
なので、今回は
「提案の流れをイメージする力」 に重点を置きました。
例えば…
どんな新サービスを考えるのか?
どのタイミングで社長に提案するのか?
誰が試作品を作る?
誰が営業する?
お客さんにどんなトークをする?
納品は誰が担当?
入金はいつされる?
この「新サービスが世の中に出て、お金が入るまでの流れ」
が見えていないと、行動に移せないんです。
つまり、「イメージできないことは実現できない」ってことです。
そこで、こんなワークを実際にやってみました。
「新しいサービスを開発しなきゃ!」
から、
「やったー!新商品が売れて入金されたぞ!」
までに起こる行動や会話、セリフ、やり取りを
妄想でもいいので書き出すというもの。
「社長、これいいと思いませんか?」
「うーん、ニーズないと思うから練り直して」
「市場で何が売れてるのかリサーチしよう」
とか
「サンプル作るのに〇万円かかりますがいいですか?」
「しゃあない、やってみよう」
とか
「サンプルできたんでA社長に配ってきてください」
とか
「このサンプル、A社長が興味津々だったのですぐに見積もり作ります!」
とか
「A社長から100個受注できました!」
みたいに内容は「超」自由です。
結果として、
「初めてのことで難しかった」という声もありましたが、
「イメージできなければ実現できないということがよくわかった!」というポジティブな意見も多くありました。
「そんなのスピリチュアルっぽくない?」
と思う方もいるかもしれませんが、実はみんな普通にやっています。
例えばスポーツの世界。
野球なら
「あのピッチャーの低目は無理!高目だけを狙い撃ちする」
サッカーなら
「相手は平均身長低いから空中戦に持ち込もう」
格闘技なら
「相手はブランク明けだからスタミナ切れを狙い後半勝負」
このようにイメージを鮮明にして試合にのぞむからこそ、
成果が出るわけです。
でも、仕事はどうでしょう?
今までやったことのない行動や、誰も経験がない仕事をする場合でも
「とにかくやりなさい!」「これは仕事だぞ!」
と言われても、初めてのことなんでイメージがわかなくて動けないんです。
だからこそ、「やるぞ!」と決めてから結果が出るまでの流れの
イメージを明確にしてあげることが大事なんです。
ちなみに、私自身も毎朝こんなことをしています。
「今日どんな予定があるか?」
「誰とどんな会話をするか?」
「どうなれば最高の一日になるか?」
これらを 手帳に書き出す ことで、
「今日やるべきこと」と「最高のゴールのイメージ」が明確になり、行動が変わります。
もちろん、うまくいかないこともあります。
でも確実にうまくいく確率は上がるんですよね。
皆さんも、「イメージできたからこそ実現した!」 という経験ありませんか?
もしあれば、ぜひ今度お会いしたときに教えてください(^^)
★★ご提案★★
この考え方を取り入れるだけで、
仕事の進め方や結果が変わってきます。
もし「うちの社員にもイメージ力をつけてほしい!」と思ったら、
ぜひご相談くださいね(^^)
カスハラ対策で本当に一番大事なこととは?
前回のブログでご案内しましたが、
2月12日(水)に佐賀市のアバンセにて
「カスタマーハラスメント対策セミナー」を実施してきました!
なんと!佐賀新聞ニュースにも取り上げられました!
記事はこちら
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1407702
しかも依頼元は佐賀県庁。
…となると、いつもよりちょっとだけ緊張しました笑
普段、社員向け研修ではワークやディスカッションを多めにしているので、
実は私、あまり喋ることがありません。(←楽してるわけじゃないですよ!)
でも今回は、企業経営者向けの「カスハラ対策」セミナー。
つまり、情報提供型の講義スタイル。
めっちゃ喋らなきゃいけないやつです。
1時間20分ほど話し続け、終わった後は…… 疲れました~
でも、実はこのセミナーを通じて、私自身も大きな学びがありました。
セミナー後、受講者の方数人に
「印象に残ったことは?」
と聞いてみたところ、返ってきたのは予想外の答え。
「上司は部下を全力で守るのが仕事だと改めて思った」
「カスハラ対応で手を抜くと、上司は部下から信頼を失うとわかった」
えっ、そこ!?
私は、銀行員時代のカスハラ体験を3つほど話したのですが、
特に響いたのが、こんなエピソード。
「お客と同じように自分を責めてきた上司に失望した」
「毅然と対応した上司を見直した」
つまり、上司の対応ひとつで、部下の信頼が天と地ほど変わるということ。
これは私にとっても、ちょっと衝撃的な気づきでした。
この話を聞いて思い出したのが、元・伊藤忠商事会長の瀬島龍三氏の言葉。
「上、三年にして下を知り、下、三日にして上を知る」
つまり、
「上司は部下を理解するのに3年かかるが、部下は3日で上司の本性を見抜く」
ということ。
もっとズバッと言うと、
「部下は3日で上司の良し悪しを判断しちゃう」
上司の皆さんにとってはプレッシャーですね……
でも、これってカスハラ対応にも言えること。
部下を守るのか? それとも見捨てるのか?
対応を間違えると、一生かけても取り戻せないほどの信頼を失うことになります。
もちろん、必要以上に意識すると萎縮しちゃうので、ほどほどでOKですが、
「部下がピンチのときにどんな上司でいたいか?」
この言葉を思い出すだけでも、違うかもしれませんね。
ということで…… カスハラ事例、大募集!
現在、カスハラセミナー用にリアルな事例を収集中です。
もし「こんな理不尽なカスハラを受けた!」
というエピソードがあれば、ぜひこっそり教えてください!
お待ちしています(^^)
人はなぜクレームをつけるのか?
2/12水曜日14時より佐賀市のアバンセにて
「カスタマーハラスメント対策セミナー」の講師をします!
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji003111671/index.html
佐賀県庁からの依頼ですので、頑張りたいと思います!
まだ募集中なようですので、お時間がある方はぜひご参加くさだい!
先日、久しぶりに銀行員時代の先輩や同僚と博多で飲み会をしてきました!
昔の思い出がよみがえり、
話が尽きることなく大いに盛り上がりました。
いや~、やっぱり気心の知れた仲間と飲むお酒は最高ですね(^^)
で、飲みながらふと気づいたこと。
最近、カスハラ対策セミナーの準備をしているので、
自然とアンテナが立っているんですが、
今回の飲み会で興味深いシーンがありました。
それは
「飲み放題のグラス交換制」に関するルール問題。
普通に飲み始め、
グラスが空になりそうなタイミングで店員さんを呼んで次のドリンクを注文。
そして、飲み物が運ばれてくるタイミングでグラスを飲み干して交換。
これで順調に回っていたんですが…
次の注文の際、先ほどとは違う店員さんが登場し一言。
「グラス交換と同時に注文してください」
ん?
さっきの店員さんは何も言わなかったけど?
とりあえず、
「交換時にグラスが空ならOKだと思ってたんですが…」
と伝えると、
「いえ、交換時ではなく注文時にグラスが空でないとダメです」
あれ? ルール変わった?
思わず言っちゃいました。
「さっきの店員さんは何も言わなかったよ?」
すると、先輩が間に入ってくれて、
「まぁまぁ、店員さんの言う通りにしよう」
大人の対応!
でも…なんか腑に落ちない。
このままだと、
「カスハラ講師がカスハラっぽいことしてる」状態になりかねない笑
いやいや、そういうつもりはないんですよ!
冷静になった翌日、改めて考えてみました。
おそらく、グラス交換制のルールが徹底されていなかったんじゃないかと。
お客さんに明確に説明できていないし、店員さんの裁量で対応がバラついていた。
これ、些細なことですが、ルールの徹底ってめちゃくちゃ大事なんです。
例えば、壁に
「グラスが空になってから注文してください」
って張り紙があれば、みんな納得してルールに従うじゃないですか?
BtoCのビジネスって、不特定多数の人が相手だからこそ、
徹底すべきルールってあると思うんですよね。
なぜなら、そこには信頼関係がないから。
最近はカスハラ問題が注目されている分、
逆に物分かりの良いカスタマーも増えています。
今回の件のように変なクレーマー気質な人がいても
周りの常識的なお客さんが止めてくれることも増えてます。
でも、それに甘えてルールを曖昧にしていたら、
いつか痛い目を見るかもしれません。
カスハラの定義は、
「社会通念上、相当な範囲を超える言動」 をすること。
つまり、相手を思ってのことなら
怒鳴ったり、脅したり、侮辱したりしなければ問題なし。
だから、合理的な正当性のあるクレームは伝えてあげるべきなんですよ。
むしろ、それを言わない方が失礼だなって思っちゃいます。
結局、何が言いたいかというと
「俺って、面倒くさいやつなのかも」ってこと笑
でも皆さん、
「なんか納得いかないけど、まあいっか…」
って流した経験ありません?
次にお会いした時にはぜひ
「見逃しているけど、本当は納得していない接客エピソード」
を聞かせてください!(^^)
最低賃金が上がっていくことへの不安解消法
最近、将棋マンガの「龍と苺」にハマっています♪
将棋は小6の頃に夢中になっていましたが、それ以降はすっかり遠ざかっていました。
しかし、このマンガは主人公の苺という女子中学生が将棋の才能を開花させ、
どんどん成長していくストーリーが魅力的で、
将棋のルールを知らない人でもサクサク読めるのでとてもおすすめです(^^)
さて、今回のブログは、
「企業の経営相談に乗る銀行員の方」
「企業の経営者、経営幹部の方」
「会社の最高財務責任者の方」
「賃金・人件費決定の最終責任者の方」
以上の皆さまには特にじっくり読んでいただきたい内容となっています。
テーマは 「最低賃金」 です。
最近、最低賃金の上昇幅が急激に拡大しているのをご存じでしょうか?
2035年には最低賃金が1,500円になるとも言われており、
「中小企業の7割が淘汰される」などといった予測も出ています。
では、このような不安に対して、企業はどのように対応すればよいのでしょうか?
答えは意外とシンプルです。
【最低賃金が1,500円になった時に必要な 「粗利」 を確保できるように今から準備を進めること】
人は「見えないこと」に対して不安を感じます。
「なんとなくヤバい…」
「よくわからないけどヤバい…」
この漠然としたモヤモヤこそが、不安の正体なのです。
例えば、目隠しして歩くように指示されたら、不安になりませんか?
しかし、目隠しを外して視界が開ければ、状況を把握でき、適切に対応できますよね。
車のドライバーが100m先のカーブを見ながら運転するのと、カーブの直前で気づくのとでは、どちらが安全でしょうか?
当然、100m先から分かっていれば、安全に曲がることができます。
つまり、最低賃金1,500円時代の人件費を捻出するために必要な「粗利額」を事前に把握しておくことで、
今とのギャップが明確になり、不安を解消できるのです。
そのギャップという明確な事実を知ることで底力が生まれます。
あとはその底力を利用し、ギャップを埋めるための「行動」 をするだけ。
「具体的にどんな行動をすればいいのか?」が分かれば、不安の半分以上は解消されたも同然です。
そこで、その不安を解消するためのヒントをお伝えするセミナー をご案内いたします。
ぜひ、この機会にご参加いただき、未来に向けた準備を一緒に進めていきましょう!
お申し込みはこちら↓↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeZyXfvRVs4QsrGL5WRTDzT9pafGVQOoXfVyKCW6znGU_Lf6w/viewform
【タイトル】
「経営判断に必要な会計知識と、自社に最適な人件費の考え方を学ぶための【脱★ドンブリ経営実践】セミナー」
および
「最低賃金の増加による人件費の増加に人事の仕組みで対応するための【最低賃金1,500円時代対策】セミナー」
【概要】
「2035年問題、最低賃金1,500円、中小企業の70%が自然淘汰されると言われる中、企業は生き残るために何をするのか?~生き残る方法を考えましょう~」
【日時】
令和7年2月14日金曜日:14時~17時(受付13:30~)
※時間帯の目安
脱ドンブリ経営実践セミナー:14:00~15:20
最低賃金1,500円時代対策セミナー:15:30~17:00
【参加費】
1万円★★ただし、申し込みフォームの紹介者欄に「木貞」と記入いただければ参加費無料とさせていただきます★★
【定員】
限定20社40名(1社2名まで)
【対象者】
・企業の経営相談に乗る銀行員の方
・企業の経営者、経営幹部の方
・会社の最高財務責任者の方
・賃金・人件費決定の最終責任者の方
【講師】
脱ドンブリ経営実践セミナー:元銀行員の社労士 木貞哲夫
最低賃金1,500円時代対策セミナー:人事制度構築専門の社労士 北村鐵夫
【場所】
メートプラザ2階大会議室
〒849-0919 佐賀県佐賀市兵庫北3-8-40
【駐車場】
メートプラザ隣接の無料駐車場をご利用下さい。
お申し込みはこちら↓↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeZyXfvRVs4QsrGL5WRTDzT9pafGVQOoXfVyKCW6znGU_Lf6w/viewform