グロースパートナー
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2025 / 01 / 27  12:00

マンガ「怪獣自衛隊」からチェスター・バーナードの「組織成立の3要素」を学ぶ

皆さんはマンガ「怪獣自衛隊」をご存知でしょうか?

 

巨大怪獣と戦う専門部隊が描かれる作品で、

迫力満点のバトルシーンや緻密な設定が見どころの大人気マンガです。

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ですが、ただのエンタメだけではないんです!

 

実はこの作品、大人が楽しめる深いテーマがたっぷり詰まっているんです。

 

政治、権力闘争、そして何より、「組織運営の本質」を学ぶヒントが散りばめられているんですよ。

 

今日は、この「怪獣自衛隊」を通じて、

組織運営に欠かせない チェスター・バーナードの「組織成立の3要素」 をわかりやすく解説していきます!

 

チェスター・バーナードの「組織成立の3要素」とは?

 

簡単に言うと

「組織ってこういう条件が揃わないと機能しないよ!」

と提唱した理論のこと。

 

その3つの条件が

①共通目的:みんなで共有する明確な目標や使命

②協働意欲:メンバーが協力し合おうとする気持ち

③コミュニケーション:情報や意思をやり取りする仕組み

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この3つ、私が実施する研修でも鉄板テーマなんですが、

知ると目から鱗がポロポロ落ちるレベルの理論なんです。

 

では、この理論を「怪獣自衛隊」に当てはめてみましょう!

 

① 共通目的

「怪獣自衛隊」の共通目的は明確です。

 

「怪獣から国民と国土を守る!」

 

これはもう、どんなキャラが出てこようとブレない共通の目的です。

 

でも現実の組織では、この「共通目的」が曖昧だと全然うまくいきません。

 

部署ごとに違う目標を追いかけて、全体として迷子になることがあるんです。

 

「怪獣自衛隊」のように、

明確で誰もが納得できる「共通の敵」=「目標」を掲げることが、組織運営の第一歩なんです。

 

 

2. 協働意思

怪獣が東京に上陸したとき、都知事がこう叫びます。

 

「縦割り行政の縄張り意識を捨て、全員でこの困難に立ち向かおう!」

 

この呼びかけで、自衛隊も警視庁も東京都も「協働意思」が高まります。

 

……が!いざ行動が始まると、指揮系統や情報共有がバラバラで混乱が発生。

 

「ウチのメンツが大事!」と縄張り争いが再燃し、

現場に大きな混乱をもたらします。

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ここでわかるのは、

単に「協力しようぜ!」と呼びかけるだけでは不十分だということ。

 

協働意欲を持続させるには、次のことが大事になってきます。

 

3. コミュニケーション

各組織のリーダーたちが「自分たちのメンツ」を守ろうと優先するあまり、

意思決定に時間がかかり、多くの都民の命が危険にさらされます。

 

そんなとき、あるリーダーがこう問いかけます。

 

「私たちの最大の目的は何ですか?」

 

これを機に、再び

「怪獣から国民と国土を守る」という共通目的を思い出し、

各組織間の連携がスムーズになります。

 

現場でも情報共有やディスカッションが活発化し、

結果として怪獣退治が成功するのです!

 

現実でも、部署間での情報共有がうまくいかないと、誰かのせいにして犯人捜しが始まったり、

責任を追及されることを恐れ隠ぺいがなされたりとネガティブなことが起こりがちです。

 

定期的なミーティングやディスカッションというコミュニケーションが、

組織全体のパフォーマンスを上げるカギになるわけです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

正直、最初は普通に「怪獣退治マンガ」として読んでいました。

 

でも途中で気づいたんです。

 

「これって、組織が困難をどう乗り越えるかを描いた作品なんじゃないか?」って。

 

しかも、怪獣は未知の存在。

 

正解がわからない中で、組織としてどう対応していくかを考えさせられるんです。

 

これはまさに現実の社会課題やビジネスの縮図です。

 

課題に向き合う組織には、

共通目的、協働意思、コミュニケーションの3つが欠かせないと改めて実感しました。

 

マンガの作者がチェスターバーナードの理論を意識して描いたかどうかはわかりませんが、

組織運営の本質を考えさせてくれる良作です。

 

まだ読んだことがない方は、ぜひチェックしてみてくださいね!(^.^)

 

2025 / 01 / 20  12:00

退職代行の功罪を考える。

 

最近、ネットニュースで「退職代行」が話題になっていましたね。

 

ある退職代行会社の社員が、

なんと別の退職代行会社を使って退職したというニュース。

 

いや、もうカオスすぎます笑

 

この「退職代行」というワード、聞き慣れた方も多いかもしれませんが、

注目され始めたのは今から7年ほど前。

 

私も当時ヤフーニュースで「退職代行が流行中」という記事を見かけ、

「へぇ、そんなサービスがあるんだ」と軽く流していました。

 

ところが、翌日ですよ。

 

私が顧問をしている会社の社長からこんな連絡が。

 

「木貞さん! 退職代行とかいう謎の会社から社員の退職の申し出が来たんだけど、どういうことだ!?」

 

びっくりして話を聞くと、どうやらこんなやり取りがあったようです。

 

社長:「退職くらい自分の口で伝えるのが誠意だろ!ふざけやがって!あいつに俺に直接電話するよう言っとけ!」

 

退職代行会社:「そのように本人に伝えておきますね」

 

社長:「なんで急に辞めるのか理由を教えろ!」

 

退職代行会社:「社長が理由を知りたがっていたと本人に伝えますね」

 

なんというか、完全に「のらりくらり」の応対…。

 

これこそまさに「のれんに腕押し」「ぬかに釘」のような手ごたえのなさ。

 

イライラした社長はついにブチ切れ、電話をガチャ切りしたそうです。

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社長と対策を練りましたが、

結果としては退職代行会社から伝えられた内容をすべて受け入れる形で話が終わました。

 

正直、会社としてできることがないのが現実なのです。

 

退職代行を使う社員に鉄槌を喰らわすのはほぼ無理です…

 

 

ここで一つ疑問に思うかもしれません。

「退職代行を使う人って、会社への誠意がない図太い人ばかり?」と。

 

しかし、私の考えは少し違います。

 

「退職??退職代行に頼めば簡単じゃん♩」

って人は少数で

多くの場合、

「職場に行くのが精神的に辛い」「上司に退職を伝えるのが怖い」

といった切実な理由から退職代行に頼る人が多いのです。

 

実は私も、知人の退職代行を一度だけ引き受けたことがあります。

 

就業規則に基づき1カ月前に退職の申出をしたのにも関わらず、

「人数ギリギリで回しているので4カ月は来てもらわないと困る!」

「代わりの人を見つけてきて!」

こんな対応だったそうで、

責任感の強い知人は心身ともに憔悴しきっていました。

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業務の属人化の対策をしてこなかった会社の怠慢、

人数ギリギリで回して社員の退職のリスクを考えてなかった会社の怠慢には目を向けず

知人1人に過度の責任を負わせるのは見過ごせないと思ったので、退職代行を引き受けました。

 

その会社、もっと言うと、経営者は経費で豪遊、

社員は最低賃金並みの給料で、責任だけは上場企業並み、

「この会社はアホなのか?」というのが正直な感想…

 

意外にも、私が電話をしただけであっさりと退職が受理されました。

 

その知人は

「引継ぎをしないと周りに迷惑が…」

と心配していましたが、

私としては

「【退職しないと心が壊れる】ことよりも引継ぎが重要視される会社の存在意義ってなに?」

という感じです。

 

そのような会社の存在が退職代行に一定の正当性を与えていることも事実ですし

軽いノリで退職できる手段として活用されているのも事実です。

 

しかしながら、

この世の中から退職代行会社がなくなる日が来てほしいと本気で思います。

 

つまり、社員が「辞めたい」と思った時に直接会社に伝えられる関係性であって欲しい

もっと言うと「辞めたい」という言葉が出てこないような職場が当たり前になって欲しい。

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私のビジョンを言語化すると

「経営者と社員の幸せの一点を拡げ、成果が生み出す充実感で満ち溢れた職場を創出する」

ということなんですが、

このビジョンが実現できれば、自然と退職代行を使わざるを得ない状況も減っていくと信じています。

 

ちょっと真面目な話になりましたが、改めて自分のビジョンを実現するため、

関わる企業と真剣に向き合っていきたいと思います(^.^)

 

2025 / 01 / 13  12:00

争いを好まない社員が【争いを乗り越える】方法とは?

年末から長女が東京から帰省しています。

 

久々の再会にほっこり…と思いきや、声が大きいし、ずっとしゃべりっぱなし!

 

家中がまるでお祭り騒ぎです(^.^)

 

静かだった我が家に賑やかな風が吹き込んで、まさに「騒がしい日々」を満喫しています(^.^)

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閑話休題、最近ある男性社員さんからこんな相談を受けました。

「私は争いが嫌いなんです。

会社の仲間と穏やかに過ごしたいんですが、この性格のままでいいのでしょうか?」

 

詳しく聞いてみると、彼はこう考えているようです。

「自分の意見を通すことで、相手が嫌な気持ちになるくらいなら、言わない方がいいんです。」

 

「なるほど、争いを避けたいのですね」

と納得しつつ、

こんな質問をしてみました。

 

「でも、自分の意見が絶対に良いと確信があるときに、

それを言わないのは、会社への裏切りじゃないですか?」

 

すると、少し驚いた表情でこう返されました。

「確かにそうですね…でも、やっぱり気が乗らないんです。」

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そこで、その彼にお伝えしたのは

タックマンモデルです。

 

心理学者ブルース・ウェイン・タックマンさんが提唱した理論で、

ざっくり言うとこんな内容です。

「【グループ】は、形成期と混乱期を経て、相互理解が深まり、自立が進むことで【チーム】として成長する。」

 

つまり、単なる集まり【グループ】が成果を出せる【チーム】になるためには、

どうしても【混乱期】の「対立」が必要な時期があるんです。

 

この話をすると、その社員さんはハッとした様子でこう言いました。

「なるほど、私はその【混乱期】を避けようとしていたんですね!」

 

ただ、その次にはこんな不安も。

「でも、混乱期を乗り越える自信がありませんし、対立するのもやっぱり嫌です…」

 

そこで私はこうアドバイスしました。

「一人で抱え込む必要はありませんよ。」

「タックマンモデルを事前に周りにも説明しておけば、みんなで混乱や対立をポジティブに捉えられるようになりますよ」

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すると、その社員さんの目がキラリ。

「確かに!全員がこのモデルを知っていれば、混乱期や対立も怖くなくなりますね!」

 

そこで最後にこう提案しました。

「穏やかな性格を活かして、場作りに力を注ぐのも一つの方法です。」

「意見をぶつけるのが苦手なら、タックマンモデルをチーム全体に共有して、意見交換の目的や注意点をみんなで確認することに注力してみてください。」

 

結果、このアドバイスに前向きな返事をもらい、次の一歩を踏み出す姿に私も嬉しくなりました(^.^)

 

 

私自身、この「タックマンモデル」を学んだときは衝撃的でした。

「混乱や対立は、ただのトラブルじゃなく、成長のための通過点なんだ!」

と腑に落ちた瞬間、過去のいろんな経験がよみがえりました。

 

混乱を乗り越えて絆が深まったケースもあれば、乗り越えられずバラバラになったケースも…。

 

「相手の意見を理解しよう」

「共通点を見つけ出そう」

という努力がお互いに求められるという点がポイントでしょう。

 

ただ単純に悪意を持って殴り合っても、絆なんて生まれませんから。

 

皆さんも、【グループ】が【混乱期】を乗り越えて【チーム】へと成長した経験はありますか?

 

あるいは、混乱期にどう対応したらよかったのかと悩んだことは?

 

ぜひ、そんな話をお聞かせください(^^)

 

2025 / 01 / 06  12:00

三日坊主返上!!絶対にやり抜きたい今年の目標!

 

新年あけましておめでとうございます!

 

今年も「地道にコツコツ…いや、わりと楽しみながら」

このブログを続けていきますので、

どうぞよろしくお願いいたします!

 

私は人材育成や組織風土の改善のサポートをしているのですが、

「成長や改善には目標を立てて継続することが大事!」

ということで、今年も自分の成長につなげるべく、目標をしっかり決めました。

 

今年のキーワードはズバリ【継続】です。

 

今年の年末までやり抜きたい目標はこの3つ。

 

【1.腹筋ローラー&スクワットを毎日25回】

【2.メルマガを毎週月曜日に発行】

【3.毎日〈モーニングページ〉を書く&毎晩〈今日の振り返り〉をする】

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

1.腹筋ローラー&スクワットを毎日25回

実は2019年からコツコツやっているんですが、

当時は「1日1回」という、はたから見れば「それ、ほんとに鍛えられる?」

とツッコまれそうなルールでした笑

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さすがに物足りなさを感じ始めたので、

「西暦の下二けたの数字を回数にしよう!」

という作戦に変更し1回から19回へ。

 

なので今年は2025年だから25回!

毎年1回ずつ増えていくので、80歳になったら57回?

 

「おじいちゃんになった時も継続できてるのかな…」

と少し不安になります笑

 

2.メルマガを毎週月曜日に発行

これも2023年の5月から毎週欠かさず継続しています。

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「忙しくてできなかった…」

という言い訳を封じ込めるために、週1回という設定。

 

欲張って「毎日メルマガを書く!」

なんて宣言したら、絶対に息切れしますからね。

 

着実に続けるには、ちょっとゆとりのあるペースがポイントです。

 

3.毎日〈モーニングページ〉を書く&毎晩〈今日の振り返り〉をする

これは今年の新目標です。

 

〈モーニングページ〉とは、

毎朝ノートに思い浮かんだことを自由に書き出すこと。

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思考や行動に良い影響を与える効果があるとのことです。

 

一見スピリチュアルな感じもしますが、

いざやってみるとそんな感じはしません。

 

「燃えるゴミを出さなきゃ」という小さなタスクの確認もあれば、

「今日は事務量が多いので集中力で乗り切る」みたいな精神論、

「Aさんと会うので〇〇の話題を振ってみる」という事前準備的なものなど

「1人朝礼」みたいな感じです。

 

ただこれ、

「今日1日をどのように過ごすか?」

という感度がめちゃめちゃ高まります!

 

なので、毎朝継続していきたいと思います。

 

もう一つの〈今日の振り返り〉は、文字通りその日の終わりにやる作業なんですが、

実はこれまで「できる時だけ」しかやっていなかったんですよね…

 

今年は寝る前の習慣としてバシッと定着させたいと思います。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

さて、年が明けて7日ほど経ちましたが、

いまのところ全部ちゃんと継続できています。

 

ちなみに「二日酔いの日の腹筋ローラーは免除」

なんて独自ルールも採用し、自分を追い詰めないようにもしています笑

 

というわけで、

今年も皆さんのお役に立てるブログを発信していきますので、

引き続きよろしくお願いいたします(^.^)

 

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2025.02.08 Saturday