グロースパートナー
社労士事務所

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佐賀県の中小企業経営者の「リーダーが育たない」「管理職が役割を果たしてくれない」「ハラスメントを予防したい」というお悩みを解消するために活動しています。
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ブログ

2025 / 10 / 20  12:00

「人の成長を見ると、自分も元気になる」──それ、理論的に説明できる話

 

先日、大学時代の合唱団の後輩たちが、

佐賀で飲み会を開いてくれました!

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私が執行学年の3年生のときに入ってきた、

まだ初々しい1年生たち。

 

練習では手取り足取り教えたり、

打ち上げで語り合い、悩みを聞き──

 

手間暇かけて関わってきた、

いわば「息子や娘のような存在」です。

 

それから四半世紀。

 

久しぶりに会った彼ら彼女らは、

立派な社会人になっていました。

 

家庭を持った者、職場でリーダーを務める者…。

 

みんな、ちゃんと生きている、

それだけでなんだか嬉しい。

 

気がつけば、私のほうが元気をもらっていました。

 

「いや、まだ老け込むには早いな」と笑

 

 

この

「人の成長を見て自分も元気になる」

という感覚、

実は心理学的にもきちんと説明がつきます。

 

心理学者のアルバート・バンデューラ博士が提唱した

【自己効力感】の4つの源泉のひとつに、

代理体験という考え方があります。

 

他者の成功や努力の過程を見聞きすることで、

「自分にもできるかもしれない」と自信ややる気が湧く──

 

そんな「やる気が伝染する」ような心理現象です。

 

例えば、

 

・後輩が成長していく姿を見る

 

・同僚が工夫して成果を出すのを知る

 

・仲間が努力を続けている様子を聞く

 

そんな瞬間に、心のどこかでスイッチが入る。

 

自分ももう一歩、頑張ってみようと思える。

 

それが代理体験の力です。

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私は今、社会保険労務士としての労務支援に加えて、

中小企業の人材育成研修を行うことがメインになっています。

 

研修で出会う社員さんたちが、

回を重ねるごとに自分の強みに気づき、

表情が明るくなっていく姿を見るたびに、

 

報酬をいただいているのに、こちらが元気をもらっているなあ

 

と感じます。

 

不思議なもので、誰かの変化や成長に触れると、

自分の中の“やる気メーター”も勝手に上がっていくんですよね。

 

合唱団の後輩たちとの飲み会も、まさにそれでした。

 

当時は注意したり、励ましたりしていた彼らが、

いまや仕事や家庭でしっかり役割を果たしている。

 

その姿を見ているうちに、

「おいおい、俺も負けてられんな」と笑

 

結局のところ、人の成長を見ることは、

自分のエネルギー補給なんでしょうね。

 

だから私は、研修の現場でも後輩との飲み会でも、

どちらでも“元気チャージ”させてもらってるわけです。

 

そんな感じで痛飲し過ぎた翌朝。

 

元気はチャージされたけど、

肝臓のほうはだいぶ削られてました…笑

 

2025 / 10 / 13  12:00

業務効率化の正解は、【マニュアル】じゃなく【人間関係】だった。

実は最近、noteを始めました。

 

というのも、

過去のメルマガを読みたいという奇特な方がいらっしゃったからなんです笑

 

ホームページにもブログという形で載せてはいるのですが、

検索しにくかったため、noteを活用し始めました。

 

過去の分を少しずつアップしていますので、

暇つぶしにぜひご覧ください(^.^)

↓↓↓

https://note.com/growth_partner

 

 

さて先日ですが、「業務効率化」をテーマとした研修を実施してきました。

 

「業務効率化に関する研修をしてほしい」

というオーダーを経営者の方からいただいたのですが、

正直なところ、最初は少し弱気でした。

 

「業種によって着眼点が違うし、自分はその業種の専門家ではないので無理かも…」

と、珍しく後ろ向きな気持ちになっていました。

 

そんなとき、

私の師匠である【質問中心の研修】開発者の野原さんに相談したところ、

「やり方はありますよ!」と一言。

 

その言葉に一気に勇気をもらいました。

 

一筋の光が差し込んだような感覚で、

さっきまでの迷いがすっと消えていきました。

 

その後、野原さんと一緒に研修内容のガイドラインを考え、

「これなら業種の専門家でなくても、経営者の期待に応えられる」

と確信を持てました。

 

要は、

・受講者が業務効率化に前向きな気持ちになれる

・チームで協力して進めていけそうな雰囲気ができる

・何を効率化すべきかを共有できる

・そもそも仕事をチームで進めるうえで何が大事かが見えてくる

 

このような状態を作り出せたら、それが【成功】なのだと。

 

そして実際に2回にわたって研修を行ったところ、

アンケートでは次のような感想をいただきました。

 

「業務効率化を図ろうとしても、自分1人ではできないことが多かった。意見を共有することの大切さが理解でき、意欲的な気持ちになりました。」

 

「チームで意見を出し合うことでお互いの考えがわかり、とても話しやすくなった。これからさらにコミュニケーションを取って、楽しい職場にしていきたい。」

 

結局のところ、

大切なのは【仕組み】よりも【関係性】なんですよね。

 

 

【スタッフ同士で関係性が築けているか?】

 

【いざ何か困難に直面したときに、その関係性が発動するか?】

 

そして振り返れば、

「やり方はありますよ!」

と背中を押してくれた野原さんの言葉も、

まさにその【関係性】から生まれたものでした。

 

一人では行き詰まることも、

誰かとつながることで道が開ける。

 

業務効率化の研修を通じて、

あらためて【人が人を動かす力】を

実感した時間でした(^.^)

 

2025 / 10 / 06  12:00

スープカレーに正解なし?実は研修も一緒

先日、千葉での出張帰りに東京駅近くで

東京に住む長女とランチをしてきました。

 

長女の友人からおすすめされたスープカレーのお店に入ったのですが、

ここで親子そろって同じ疑問が…。

 

「スープカレーって、どうやって食べるの?」

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私はご飯をスプーンですくって

スープに浸しながら食べたのですが、

長女は一定量のご飯をスープの中に沈めて、

それをすくって食べてました。

 

どれが正解なのか…?

 

ちなみに隣の男性客はスープを残して会計していたので、

「スープは残すのが普通なのか?」

とさらに謎が深まりました笑

 

もし正しい食べ方をご存じの方がいれば、

ぜひ教えてください(^.^)

 

 

さて、本題です。

 

この間、2件の研修を実施してきました。

 

1つは介護事業所での「リーダー育成研修」

 

もう1つは放課後等デイサービスでの「業務効率化研修」

 

どちらも女性職員が中心の職場でしたが、

ディスカッションの中で印象的な場面がありました。

 

ある女性スタッフが「悔しい気持ち」「感謝の気持ち」

勇気を出して口にしたとき、周囲のスタッフが自然に慰めたり、

ねぎらいの言葉をかけたりしてくれたのです。

 

心に蓋をしていた感情が解き放たれていき、

互いに支え合う姿に、思わずこちらの涙腺がゆるみました。

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私の研修は私一方的に話すのではなく、

参加者同士が声をかけ合い、フィードバックし合い、

チームで考えることを大切にしています。

 

私が教える理論はあくまで【会話のきっかけ】

 

そこから普段あまり交わさない言葉が生まれ、

チームに一体感が芽生える瞬間をつくることを目的としています。

 

場合によっては、予定していたカリキュラムを削ってでも、

その「感情の共有の時間」を優先することもあります。

 

これは、大手研修会社の決まったプログラムではなかなかできない、

個人講師としての強みだと思っています。

 

中小企業の経営者が望んでいるのは、

社員に積極性や一体感を持ってもらうこと。

 

その目的に近づけるのであれば、

手段は必ずしもカリキュラム通りである必要はありません。

 

今回のように、

研修を通じて職場の絆が深まる場面に立ち会えることは、

研修講師冥利に尽きます。

 

これからも研修を通じて、

中小企業の職場に一体感と前向きな空気をつくる

お手伝いをしていきたいと思います。

 

スープカレー同様、正しい【食べ方】は1つじゃないのかもしれません。

 

大事なのは「みんなで美味しく味わえること」――研修も同じですね(^^)

 

2025 / 09 / 29  12:00

雑談と報連相だけでは組織は強くならない

最近、職場での「コミュニケーション」について

考える機会がありました。

 

「昨日のあのニュース知ってる?」

 

「うちの娘がさ~」

 

こうした雑談は相手を知るきっかけになりますし、

関係性づくりには欠かせません。

 

一方で、

 

「このクライアントから相談を受けたんだけど、どう対応すればいいだろう?」

 

「あの案件、進捗状況はどんな感じ?」

 

といった業務上の会話も、仕事を円滑に進めるためには大切です。

 

ただ、これらの会話は多くの職場で自然と発生します。

 

では、それだけで本当に十分なのでしょうか?

 

結論から言うと――十分ではありません。

 

例えば、こんなシーンを見たことはないでしょうか。

 

社長:「今期から○○という取り組みをしよう!」

 

社員:「……」(内心:めんどい、やだな…)

 

あるいは、

 

上司:「君にこの仕事を任せたい」

 

部下:「え?私がですか?」(なんで私なのよ!)

 

いざという時に一体感や向上心が欠けている…。

 

社長や上司からすれば「裏切られた」ような気持ちになる。

 

実際、こうした場面は少なくありません。

 

これは、表面的なコミュニケーションをどれだけ積み重ねても、

肝心なときには役に立たない、ということを示しています。

 

ここでヒントになるのが、

チェスターバーナードが提唱した「組織成立の3要素」です。

 

①共通の目的(ビジョン、計画)

 

②協働意思(貢献意欲)

 

③コミュニケーション

 

私自身、ある組織で働いていた時のことを思い出します。

 

与えられた仕事はきちんとこなしていましたが、

周りのスタッフがどれだけ熱量を持って取り組んでいるのか、

まったくわかりませんでした。

 

周囲も卒なく業務は進めるものの、

組織の目的を議論したり、

「その目的にどう関わっていきたいか」を語り合う場は

一度もなかったのです。

 

その結果、こんな不安が常につきまといました。

 

・周りはどんな想いで働いているのかわからない

 

・自分だけやる気を出しても評価されないのではないか、頑張るだけ損なのではないか

 

・いざチームで挑戦しようとしても、温度差でうまくいかないのではないか

 

案の定、目的が共有されない職場では、

いじめや仲間外れ、ハラスメントが平気で行われたり、

それを見ても無関心な人が多くいました。

 

気づけば、私自身も「周りに無関心」になっていたのです。

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何気ない日常会話や最低限の報連相だけでは、

共通の目的への意識や貢献意欲は伝わりません。

 

だからこそ、いざという時、一致団結しなければならない局面で、

組織は簡単にバラバラになってしまうのです。

 

必要なのは、もっと本質的な会話です。

 

「なぜこの仕事をするのか」

 

「私たちは何を目指しているのか」

 

「どうすれば互いの強みを発揮できるのか」

 

こうしたビジョンや貢献意欲を確認し合う会話があることで、

組織のベクトルはそろい、自然とモチベーションや信頼関係が高まります。

 

つまり職場におけるコミュニケーションは、

雑談で関係性をつくり、

業務会話で課題を解決し、

そしてビジョンや貢献意欲を共有する会話で組織を強くする。

 

この3層が揃ってこそ、

コミュニケーションは真に機能するのだと思います。

 

「今日はどんな会話をしているだろう?」

 

ぜひみなさんも職場で振り返ってみてください(^.^)

 

2025 / 09 / 22  12:00

Fコードと社労士試験 〜プラチナチケットを手にした日〜

先日、前回のブログでお伝えしたとおり、

ついにアコギで“Fコード”を押さえられるようになりました(^.^)

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この喜びをわかってくれる人は意外に少なく、

唯一、異業種交流会で初対面だったアコギ歴が私と同じくらいの男性だけが、

目をキラリと輝かせて共感してくれました笑

 

なぜ、こんなにも嬉しいのか。

 

……まあ、誰も私のFコード話に貴重な時間を割きたくはないと思いますが、

あえて今日はそのお話をさせてください(^^)

 

Fコードを押さえられるようになると、弾ける曲の幅が一気に広がるんです!

 

今まではFコードがある楽譜を避けていました。

 

ところが、弾けるようになると選べる楽曲の世界がぐっと広がる。

 

この感覚、実は社労士試験に合格したときの感覚ととてもよく似ているんです。

 

試験に合格するまでは「何者でもない」と感じていたのが、

合格した瞬間に「何者かになった」ような感覚になり、

そこから未来が一気に拓けていくように思えました。

 

もちろん、合格したからといって

開業してすぐ安定した売上を得られたわけではありません。

 

むしろ

「やっとスタート地点に立っただけ」

という厳しい現実もありました。

 

それでも、

「国家資格という自己実現のためのプラチナチケットを手に入れた」

というポジティブな捉え方をすると、

不思議とワクワクしかなかったのです。

 

私にとってFコードを押さえられたことは、

そのときの感覚と重なりました。

 

大げさに感じられるかもしれませんが、

私の心はそう感じてしまったのです。

 

人に否定されようが笑われようが、

自分の中では否定のしようがないんです。

 

……まあ、社労士資格が「本当にプラチナチケットだったのか」

は人それぞれでしょう。

 

でも、私にとっては間違いなく

今の仕事へと導いてくれた大切なプラチナチケットでした。

 

そして、Fコードは――

私をこっそりニヤつかせるささやかなプラチナチケットです(^^)

 

ギターを手に取り、部屋でポロン…とFコードを鳴らしながら、

「ふっ…俺はFコードを弾ける男なんだぜ」と、

ちょっとイキっている自分がいます♪

 

今は、そのFコードを武器にミスチルの「イノセントワールド」にチャレンジ中。

 

指がつりそうになりながらも、コードを押さえられるたびに

「俺、いけるかも…」とまたニヤついています。

 

そして迎える、サビ直前の

「ミス!ター!マイ!セルフ!」

 

興奮が最高潮に達し、つい力が入りすぎて

サビはストロークもコードもグダグダに…

 

その瞬間に――

ようやく自分がまだ「何者でもない」ことに気付かされます笑

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2025.10.23 Thursday