グロースパートナー
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2026 / 04 / 13  12:00

バレー観戦で感じた「訂正可能性」の大切さ

以前のブログで、小学校・中学校・高校と一緒だった幼なじみの友人A君のお話をしたことがあります。

 

A君はとにかく自分の趣味に人を巻き込むのが大好きです。

 

その一方で、人から巻き込まれるのを極端に嫌います(笑)

 

そんなA君に以前、女子バレー・久光スプリングスの試合観戦に半ば強引に連れて行かれた話を書きましたが、

ついに第2回目の巻き込まれがやってきました!

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今回はA君に加えて、久光スプリングスの社長と

大学時代からの知り合いだという長崎在住のB君も一緒です。

 

しかも試合会場では、B君と社長が偶然ばったり再会するという嬉しいハプニングまであり、

試合開始前からなかなか良い雰囲気でした。

 

そして肝心の試合ですが、今回あらためて大きな気づきがありました。

 

それは、インかアウトかの判定が、

動画判定によって頻繁に簡単にひっくり返るということです。

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審判もラインズマンも「イン」と判定したのに、動画では「アウト」

 

逆に「アウト」と思われたものが「イン」に変わる場面もあります。

 

それを見ながら、ふとこんなことを思いました。

 

「これ、AIが審判したほうがいいんじゃないか?」

 

もちろん、審判やラインズマンは真剣に判定しているわけですが、

プロの試合ですらこれだけ判定が覆るのです。

 

となると、動画判定のないアマチュアの試合など、

実際にはかなり多くの微妙な判定があるのだろうと思います。

 

特に男子の試合のようにボールスピードが速くなると、

もはや人の目だけで正確に判定するのは相当難しいのではないでしょうか。

 

実は私自身、バレーボールの判定に関して、少し苦い思い出があります。

 

中学1年生のとき、私はバレーボール部に所属していたのですが、

ある試合で女子の公式戦のラインズマンを担当したことがあります。

 

そのとき、私の中学の隣の中学が、どこか別の学校と試合をしていました。

 

その隣の中学には、のちに全日本入りする満永ひとみ選手がいたんです。

 

かなりの強豪校でした。

 

その試合中、私がラインズマンとして「イン」を示した場面がありました。

 

すると、満永選手も含めたコート上の選手たちから

「アウトやろ!」

と詰められたことがあります。

 

あれは焦りました(笑)

 

とはいえ今さら判定をひっくり返すわけにもいかず、そのまま「イン」で押し通しました。

 

正直、少し怖かったのを覚えています。

 

ただ今になって思うのは、人間は誰でも間違えるということです。

 

いや、そもそもあの時本当に私が間違っていたのかどうかすら、今となっては分かりません。

 

そんな昔のことを思い出しながら、今回の試合を見ていて感じたことがあります。

 

それは、動画判定で結果が覆っても、会場全体がそれを自然に受け入れているということです。

 

ひと昔前なら、

「なんだあの審判は!」

「審判を代えろ!」

という空気になってもおかしくなかったかもしれません。

 

でも、実際にはそういう雰囲気はほとんどありません。

 

そこにあるのは、

「人は間違うことがあるよね」

という前提です。

 

そして私はこの感覚がとても大事だと思っています。

 

私はこれを訂正可能性という言葉で、

パワハラ予防研修の中でもお伝えしています。

 

「訂正可能性」とは、

正しいことしか許されない組織風土において、

間違いが起きることを前提に、訂正すること、中止すること、方向転換することを受け入れる考え方です。

 

誰にでも間違いはあります。

 

だからこそ最初から、

「間違ったら直せばいい」

「やってみて違ったら変えればいい」

という認識を組織の中で共有しておくことが大切です。

 

逆にこの「訂正可能性」がない会社はどうなるでしょうか?

 

昔ながらの大企業や、縦社会の色が強い会社などでは今でも

「間違ってはいけない」

「失敗したら厳しく責められる」

という空気が残っています。

 

たとえばドラマ『半沢直樹』に出てくる銀行のように、

結果が出なかったり判断を誤ったりすると、

激しい非難を受ける、罵声を浴びる、人格を否定される、場合によっては左遷まであります。

 

もちろんドラマなので誇張はありますが、

あの世界観は「訂正可能性」のない組織を非常に分かりやすく表していると思います。

 

そうなると、

人は強いプレッシャーの中で働くことになります。

 

するとどうなるか?

 

本当のことを報告しなくなる、

ミスを隠す、上の立場の人に迎合する、

違うと思っても反対意見を言わなくなる。

 

つまり、組織として必要な情報や率直な意見が上がってこなくなるのです。

 

これは一見すると組織が保たれているように見えても、実際にはかなり危険な状態です。

 

表面上は回っていても、

生産性が落ちる、メンタル不調が増える、人が辞めていく、チャレンジしなくなる、

結果として組織全体が少しずつ後退していきます。

 

だから私はハラスメント予防を考えるとき、単に

「怒鳴らないようにしましょう」

「厳しく言いすぎないようにしましょう」

という話だけでは足りないと思っています。

 

本当に大切なのは、

間違いを責め立てる文化ではなく、修正して前に進める文化をつくることです。

 

動画判定によって判定がひっくり返っても誰も必要以上に責めない。

 

むしろ、「訂正できてよかった」と受け止める。

 

バレーボールの試合を観ながら、そんな空気に職場づくりのヒントを感じました。

 

人は間違えます。

 

だからこそ、間違えた後にどう修正できるか?

その余地を組織の中に持てるかどうか?

 

そこに安心して働ける職場と、パワハラが起こりやすい職場の分かれ目があるのかもしれませんね。

 

 

そして試合後は、反省会という名の同窓会へ♪

 

そこから参加した高校の同級生の女性に対して、

A君は早速、久光スプリングスの試合観戦の応援の仕方を教えながら、巻き込もうとしていました(笑)

 

自分が巻き込まれるのは大嫌いだけど、人を巻き込むのは大好き。

 

そんなA君らしさが最後まで全開の、なかなか面白い一日でした(^.^)

 

ここまでくると

「A君に巻き込まれるのも案外悪くないな」

と感じている自分がいることに気付きました(笑)

 

2026 / 04 / 06  12:00

「不毛地帯」を観て思った「これからは組織だ」の重み

またまたネットフリックスの話題で恐縮です(笑)

 

最近、山崎豊子原作のドラマ『不毛地帯』を観終わりました。

 

この作品は、シベリア抑留から帰還した主人公・壹岐正(唐沢寿明)が、

戦後の日本で総合商社マンとして巨大プロジェクトに挑んでいく非常にスケールの大きな物語です。

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戦争の傷跡、人間同士の駆け引き、企業同士の争い、

家族の問題、そして人生そのものの悲哀までが重なり合っていて、まさに重厚感あふれる作品でした。

 

シベリアで共に過ごし、命を落としていった仲間たちへの思い。

 

妻を不慮の事故で失うという深い悲しみ。

 

その後に生まれる新たな心のつながり。

 

さらに、自分の娘がライバル商社マンの息子と結ばれるという、なんとも複雑な人間模様。

 

観ていて本当に引き込まれました。

 

その中でも特に印象に残ったのは、終盤、壹岐が役員を退くときの言葉です。

 

「これからは組織だ!」

 

若い頃の壹岐は圧倒的な戦略性と情報力、そして突破力で難局を切り開いていきます。

 

まさに強いリーダーシップで小さかった商社を大きくしていく存在です。

 

もちろんそういうリーダーの存在は大きいと思います。

 

創業期や変革期には、

誰かの強い意思や決断がなければ前に進まないことも多いでしょう。

 

ただ一方で、どれだけ優れた人がいても、

その人ひとりの力に依存し続ける組織には限界があります。

 

その人がいなくなった途端に止まってしまうからです。

 

壹岐の最後の言葉には、

まさにその限界を見抜いた重みがあったように感じました。

 

ここで重なるのが、

チェスター・バーナードのいう「組織成立の3要素」です。

 

組織が成り立つには、

・共通目的(同じ方向を向くこと)

・協働意思(協力しようとすること)

・コミュニケーション(きちんと伝わり合うこと)

の3つが必要だとされています。

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この視点で『不毛地帯』を見ると、

壹岐の最後の言葉の重みがよく分かります。

 

突出した個人がいる間は会社は前に進む。

 

しかし、それだけでは「壹岐が動かしている会社」で終わってしまう。

 

本当に強い会社に必要なのは誰か一人の力ではなく、

方向性の共有、協力し合う意思、そして伝わり合う仕組みです。

 

これは現代の中小企業にもそのまま当てはまる話だと思います。

 

社長が優秀で、管理職も頑張っている。

 

ベテラン社員も支えてくれている。

 

それでも、

「会社としてどこを目指しているのかが、社員に十分伝わっていない」

「助け合いよりも、遠慮や縄張り意識のほうが強い」

「会議をしても本音が出ず、形だけで終わる」

「情報共有が不十分で、一部の人しか動いていない」

 

こうした状態であれば、

まだ“組織”になりきれていないのかもしれません。

 

だからこそ私はリーダー育成も会議支援も、理念浸透も大事だと考えています。

 

すごい人を一人つくるためではなく、組織として前に進める状態をつくるためです。

 

『不毛地帯』は単なる名作ドラマというだけでなく、

「強い個人」から「強い組織」へと視点を移す大切さを教えてくれる作品でした。

 

そんなことを考えながら『不毛地帯』を観終えました。

 

仕事にも通じる学びの多い作品でしたが、純粋にドラマとしても非常に面白かったです。

 

さて、次は何を観ようかな(笑)

 

 

2026 / 03 / 30  12:00

NHKのど自慢予選で気づいた「聴く姿勢」のつくり方

実はうちの次女が、

NHKのど自慢・佐賀県大会にノミネートしました。

 

最初は書類選考。

 

それもなぜか通過し、いよいよ予選へ。

 

この予選を通過すると本選に出場でき、

その本選の様子がNHKでテレビ放送されます。

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ただ、この予選がなかなかの狭き門でして――

 

予選参加者:約250名

本選出場者:20名

 

倍率12.5倍

合格率8%

 

社労士試験と同じくらいのなかなかの難関です。

 

 

■■ボイストレーニングまでして挑んだ予選

 

次女が歌うのは、中島みゆきの「糸」

 

しかも、ボイストレーニングの先生にお願いして練習していたとのこと。

 

次女は合唱部でソプラノ担当。

 

一方、「糸」は出だしがやや低音で、どう考えてもミスマッチです(笑)

 

「なんで糸を選曲したんやー!」と次女に伝えると、

「選曲しくった」と一言(笑)

 

 

■■予選会ならではの空気感

 

予選は歌のタイトルの「あいうえお順」で進行。

 

「い」から始まる「糸」は、比較的早い順番でした。

 

ちなみに5番目くらいで、

斉藤和義の「歩いて帰ろう」を歌っていた人がいたのですが、

「どこかで見たことあるな…」と思ったら、昔のお客さんでした(笑)

 

こういう偶然も、なかなか面白いものです。

 

 

■■前にいたのはまさかの強敵

 

「糸」を歌うのは次女を含めて2人。

 

そして、次女の前に歌ったのが大人の男性。

 

これが――めちゃくちゃ上手い。

 

正直、親としては

「これはまずい…」と不安になりました。

 

 

■■いよいよ次女の出番

 

ついに次女が歌い出しました。

 

「な〜ぜ〜めぐりあうのかを〜」

 

やはり低くて、少し歌いにくそう。

 

ただ、後半にいくにつれて声が出てきた。

 

「お、悪くない!」と思ったものの、

やはり前の男性が上手すぎて、

「少しかすむかもしれない…」

そんなことを考えながら見ていました。

 

しかし、文化会館の大ホールでソロで歌うというのは、

それだけでも大したものです。

 

私にも合唱の経験がありますが、

合唱は大人数で歌うので、もちろん緊張はするものの、

ひとりで歌うのとはまた違います。

 

それに比べて、あの大ホールでたったひとり、伴奏に合わせて歌い出すというのは、

想像しただけでも卒倒しそうになります。

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そう考えると、

「次女はすごい経験をしたな」

「案外、肝が据わっているんじゃないか」

と、親として感心してしまいました。

 

 

■■結果はどうだったのか

 

結果は落選。

 

本選には進めませんでした。

 

ちなみに、あのめちゃくちゃ上手かった男性も落選。

 

昔のお客さんも落選。

 

 

■■歌の上手さだけでは決まらない世界

 

ここで改めて気づかされたのが、

「NHKのど自慢は、歌の上手さだけでは決まらない」

ということ。

 

どんなに上手くても落ちるし、めちゃくちゃ下手でも通ることがある。

 

どうすれば攻略できるのか分からない、ある意味“無理ゲー”のような世界。

 

どんなに人の10倍、いや100倍頑張っても報われる保証がない、

「努力は必ず報われる」が否定されるなかなか残酷なエンタメです(笑)

 

でも、だからこそエンタメとして成立しているんだと思います。

 

 

■■本当の気づきはここからでした

 

さて私はこの日、

50人くらいのカラオケを黙って聴いたことになります。

 

ここでひとつ正直な話をします。

 

私はカラオケで歌うのは好きですが、

人のカラオケを聴くのはあまり好きではありません(笑)

 

カラオケではたぶん多くの人が、

「早く自分の番にならないかな」と思っているはず。

 

 

■■でも、この日は違いました

 

50人の歌を聴いて、「嫌だったか?」というと――

 

嫌じゃなかったんです。

 

むしろ楽しかった。

 

「なぜだろう?」と本気で考えました。

 

 

■■答えは意外とシンプルでした

 

それは、

最初から「自分は歌えない」と分かっていたから(笑)

 

つまり、

・予選を聴きに行く

・他人のカラオケを聴く場である

・自分は絶対に歌えない

 

この前提があったからこそ、

“聴く姿勢”が自然と最初からできていたということです。

 

 

■■研修やコミュニケーションも同じ

 

この体験を通して感じたのは、

普段のコミュニケーションや、私の仕事である研修にもそのまま当てはまるということ。

 

どれだけ良い話をしても、

・聴く気がない

・自分ごとになっていない

状態では、話し手の話はただの

「他人のカラオケ」と同じということ。

 

だからこそ大事なのは、

「相手の“聴く姿勢”をどうやってつくるか?」

なんです。

 

・前置きで関心を引く

・問いかけで考えさせる

・自分ごとに変換させる

 

こうした工夫がなければ、

どれだけ中身が良くても届きません。

 

今回のど自慢の予選会、

次女にとっては残念ながら落選という結果でしたが、

私にとってはかなりの学びがあり、なんだか少し申し訳ないような気持ちにもなりました(笑)

 

2026 / 03 / 23  12:00

 【極悪女王】から考えたリーダーの役割〜

先日ですが、野球の世界大会であるWBCの決勝トーナメントを見るためだけに、

ネットフリックスを契約しました。

 

ただ、準々決勝で日本が敗れてしまい、

結果としてWBCをまともに見たのは1回だけという、なんとも贅沢な使い方になってしまいました。

 

「これはさすがにもったいないな」と思い、

気になる作品がないか探していたところ、ありました。

 

それが――

「極悪女王」

 

 

■■プロレスにハマっていたあの頃

 

実は私、昔プロレス観戦にかなりハマっていた時期があります。

 

小学校の頃は、なんとなく新日本プロレスをテレビで見ていました。

 

タイガーマスク引退後で、主役は前田日明の時代です。

 

中学校の時に長崎国際テレビが開設されて、

初めて全日本プロレスをテレビで見るようになりました。

 

三沢光晴が活躍した、いわゆる四天王時代です。

 

ここで完全に火がつき、高校卒業までは

新日本プロレスと全日本プロレスをテレビで観戦するのがルーティンになりました。

 

毎週プロレス雑誌も買っていました。

 

友人と一緒に会場にも足を運び、

全日本プロレスや、今はなきSWS、全日本女子プロレスも観に行きました。

 

大学時代には、佐賀にあったスケート場での試合で、

全日本プロレスや大仁田厚率いるFMWの会場設営や警備のバイトも経験しました。

 

イスを並べながら選手の練習風景を見たり、

試合中に警備と言いながらこっそり観戦したり――

 

今思えば、かなり“美味しいバイト”でした(笑)

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そんな背景があった中で出会った「極悪女王」

 

小学生の頃に少しだけ見た記憶のある、ダンプ松本が主役の作品です。

 

 

■■記憶に残っていた“違和感のある演出”

 

当時の記憶で印象に残っているのが、

ダンプ松本がフォールするとレフェリーは素早くカウントするのに、

ダンプがフォールされるとやたらゆっくりカウントする――

 

そんな、視聴者をイライラさせる演出です。

 

子どもながらに「なんでやねん」と思っていました。

 

 

■■悪役になるという選択

 

今回作品を見て、その裏側がよく分かりました。

 

ダンプ松本を演じるのはユリアンレトリィバァ。

 

悪役に転じるまでの葛藤、

そして悪役として感情を捨てていく過程が、非常にリアルに描かれていました。

 

特に印象的だったのが、

親友である長与千種を血まみれのボコボコにするシーン。

 

本当は仲がいい。

 

それでも徹底的に叩く。

 

長与が血まみれになればなるほど、観客は長与を応援し、ダンプを憎む。

 

つまり、

「相手を輝かせるために、自分が嫌われる」

という構図です。

 

これを成立させるために、ダンプは徹底的に“悪”を演じる。

 

その結果、日本中から嫌われ、

車に傷をつけられたり、自宅の窓ガラスを割られたりと、

家族にまで被害が及ぶ。

 

ここまで背負っていたのかと、正直、胸が締め付けられました。

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■■銀行員時代に見た「嫌われ役」

 

ここでふと、銀行員時代の記憶が蘇りました。

 

支店の目の前にあった、ほかほか弁当の店。

 

そこの男性店長さんが、いつもいつもパートさんに怒鳴っていたんです。

 

「早くせんかー!」

「どれだけお客さんを待たすっとか!」

 

今なら完全にパワハラ案件です(笑)

 

 

ただ、お客さんの反応は逆でした。

 

「そこまで言わんでもいいよ」

「忙しい時なんだから、待つよ」

と、パートさんに気を遣うようになる。

 

当時の私は、こう見ていました。

 

「自分が嫌われ役になることで、

お客さんのイライラの矛先をパートさんに向けさせないようにしているんだな」

 

意図的かどうかは分かりませんが、結果として“守る構造”ができていたんです。

 

 

■■リーダーは役者である

 

ここからは、私自身の仕事の話です。

 

研修講師として人前に立つと、アクシデントはどうしても起こります。

 

そのときに、

・焦った様子

・不安そうな態度

を見せてしまうと、受講者も不安になります。

 

だからこそ、本当は焦っていても

「よくあることです」と言い切る。

 

頭の中では必死に考えながら、外側は落ち着いて振る舞う。

 

これはもう、

「役者のように振る舞う」

という感覚に近いです。

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■■自分を偽るのではなく「演じ切る」

 

ただし、これは自分を偽るということではありません。

 

そうではなく、

「その場に必要な自分を選び、演じ切る」

ということです。

 

・部下を守るために前に出る

・場を安定させるために冷静でいる

・時には嫌われ役を引き受ける

 

これらはすべて、リーダーの重要な役割です。

 

 

■■最後に

 

ちなみにプライベートの私は、

アクシデントがあると普通にあたふたします(笑)

 

でも、それでいいと思っています。

 

大事なのは、

 

「この場で自分はどう振る舞うべきか」

 

を理解し、その役割を果たすこと。

 

「極悪女王」を通じて、

そんなリーダーシップの本質を改めて考えさせられました(^.^)

2026 / 03 / 16  12:00

プロバスケ観戦で考えた「会社の39分」

先日ですが、お知り合いの社長から佐賀のプロバスケットボールチーム

佐賀バルーナーズの観戦チケットを無料でいただいたので、友人たちと一緒に観戦してきました。

 

私、実はかなりのインドア派です。

 

外出といえば、ほぼ「仕事」か「飲み会」(笑)

 

去年は昔の友人にやや強引に誘われて、

久光スプリングスの試合を初めて観に行きました。

 

中学のときにバレーボールをやっていたのでバレーボールを「する」のは好きなのですが、

実は「観る」のはあまり得意ではありません。

 

なぜかというと、少し正直に言うと動きが単調に感じてしまうからです。

(選手の皆さんには申し訳ないのですが…)

 

あと昔の記憶ですが、バレーボールには「サーブ権」というルールがあり、

サーブ側しか得点できない仕組みでした。

 

そのため、なかなか点が入らず、試合がなかなか進まない印象があり、

それを今も引きずっているのかも知れません。

 

今はラリーポイント制になり、どちらがラリーを取っても得点になるので、

試合のテンポも良くなりました。

 

長いラリーが続くと、やはり手に汗握りますね。

 

 

さて、話はバスケットボールに戻ります。

 

私はいわゆるスラムダンク世代ど真ん中。

 

週刊ジャンプを毎週買っていましたし、

高校のお昼休みにはよくバスケをしていました。

 

なので、やるのも好きだし、観るのも好きです。

 

特別バスケに詳しいわけではありませんが、

YouTubeでNBAのプレー集などを見るのは好きで、やはりド派手なプレーには魅了されます。

 

そして今回、初めてプロバスケットボールの試合を観に行ったわけですが、

感想を一言で言うと、

 

「迫力と緊張感がスゴイ!」

 

大男たちが体をぶつけ合って戦っていたり、

小柄で素早い選手がその間を縫うように切り込んでいったり、

見どころがたくさんありました。

 

それともう一つ印象的だったのが、タイムアウトの時間です。

 

タイムアウトになると、会場の雰囲気がガラッと変わります。

 

音楽が流れ、応援が盛り上がり、

観客参加のフリースローイベントが始まったりもします。

 

会場全体としてはとても盛り上がるのですが、

その横では監督が選手を集めて、必死に戦術を伝えているわけです。

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あの騒がしい会場の中で、

大声で作戦を伝えなければならない監督はなかなか大変だろうなと感じました。

 

 

そして今回の試合は、最後の最後まで大接戦でした!

 

接戦になると試合終了前の残り1分がとても濃厚になります。

 

あの1分を、実際には10分くらいかけて戦うことになります。

 

ファウル、タイムアウト、作戦確認…。

 

観ている側も、

緊張と緩和を何度も繰り返すので、正直かなり疲れます。

 

でも、めちゃくちゃ面白い。

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そのとき、素人の私はこんなことを思いました。

 

「最後の1分でこんなにドタバタするなら、それまでの39分でもっと頑張ればよかったのでは?」

 

…と。

 

でも同時に、こうも思いました。

 

「39分間お互いが全力で戦ってきたから、最後の1分がもつれているのだろう。」

 

たぶんこれが正しい解釈なんだと思います。

 

 

ここで、ふと仕事のことを考えました。

 

会社の問題でもトラブルが起きると、

どうしてもその「最後の場面」にばかり目がいきます。

 

ただ、労働トラブルの場合は少し事情が違います。

 

39分までは、いわば会社のマネジメントの時間。

 

ところがトラブルが顕在化すると、最後の1分で審判が交代します。

 

登場するのは、

「労働法」

という審判。

 

そしてこの審判、皆さんもご存じのとおり、労働者保護を前提にルールが作られています。

 

つまり会社としては、

最後の1分になった途端、急にジャッジが厳しくなる試合になります。

 

だからこそ問われるのは、

 

「最後の1分で何をしたか」

ではなく、

「その前の39分で何をしていたのか」。

 

日頃のコミュニケーション、ルールづくり、マネジメント。

 

会社にとって大事なのは、

最後の1分ではなく、その前の39分なのだと思います。

 

スポーツ観戦をしながら、そんなことを考えてしまうあたり、

やはり私は職業病かもです(笑)

 

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