グロースパートナー
社労士事務所

〒849-0934 佐賀県佐賀市開成5丁目4番26号
佐賀県の中小企業経営者の「リーダーが育たない」「管理職が役割を果たしてくれない」「ハラスメントを予防したい」というお悩みを解消するために活動しています。
★グロースパートナー社労士事務所は一般社団法人キャッシュフローコーチ協会、一般社団法人リネジツのメンバーです。★
 090-3412-1022
お問い合わせ

ブログ

2023 / 11 / 27  12:00

【相談にのる技術=コーチング】について①

実はですね
この3ヶ月の間に コーチングについての研修を4回も実施したんです♪ コーチング研修という名目で コーチングに特化した内容のものもありましたし ハラスメント予防研修の中において 上司が持っておくべきスキルとして学んでもらっています。 もちろん私も受講者の前でコーチングの デモンストレーションをやります。 そして受講者にも研修の中で コーチングを実際に練習してもらいます。 なんだかんだで皆さん、 けっこう楽しみながらやってくれるので 嬉しい気持ちになります(^^) 受講者が コーチングにのめり込んでいく姿を見るのが 最近の私の楽しみになっています♪ ところでですが、 そもそもコーチングってなんなんでしょう? 私の師匠である和仁達也氏から 次のように教えてもらいました。 コーチングとは、
適切な【質問】によって、
相手の【行動】を促し、
その人の【目標達成】を支援するコミュニケーションスキル なので、【質問】が鍵になります。 そして、価値観や感情ではなく 【目標達成】を実現するための【行動】に焦点をあてて お話しを進めていくんです。 指導したり、押し付けたりするのではなく、 質問を通じて気付かせたり、整理させたり、着眼点を与えたりしながら 行動するための選択肢を一緒に考えていく感じです。
「難しそ~」 という印象を受けるかも知れませんが、 実は練習さえすれば誰でも上達するんです。 スポーツと一緒ですね。 私はコーチングを生業にしているプロコーチではありませんが、 毎月1回の練習を6年間継続してきました。 その結果、 コーチングを取り入れた相談対応や コーチングを取り入れた提案営業が できるようになったと感じています。 コーチング研修でデモンストレーションをする時 「上手くできるかな」といつも不安でドキドキしていたのですが 最近はその不安もなくなってきました(^^) やはり練習はウソをつかないということですね♪ ちなみにですが、コーチングに対して ネガティブな印象を持つ方も世の中にはいらっしゃいます。 「プロのコーチにコーチングしてもらったけど、 全然効果がなかったよ~」 という声を聴いたこともあります。 その原因ですが、4つあるのかなと思っています。 ①相談者の中で既に明確な答えを持っている ②導き出された結論が実行不可能なものになっている ③相談者がそもそも本気で解決を望んでいない ④行動にブレーキがかかる要因があやふやなままになっている 私の経験上、この4つがコーチングの効果を薄いものにしていると感じます。 もちろん100点満点のコーチングというのは 難しいですが、
「頭が整理された」
「なんか答えが見えてきた」
「何に気を付ければいいかが分かった」
「自分の悩みは別のところにあった」

「なんだかヤル気が出た」
相談者からこのような言葉が出てくれば、 それは意味のあるコーチングなんだと思います。 では、次回のブログで コーチングの具体的なやり方について お伝えしますね! お楽しみに(^^)
2023 / 11 / 20  12:00

人はなぜ自分の悩みを解決できないのに、他人の悩みは解決できるのか?

時々思うのですが、
人はなぜ自分の悩みを解決できないのに、
他人の悩みは解決できるのでしょう?

このような矛盾を感じるのは 私だけでしょうか… 他人から悩みを相談されると 相手の持っている情報をヒアリングしながら 自分の経験と知識を基に解決の道筋を一緒に考え、 ある程度の答えが出たりします。 しかし、自分の悩みになると 途端に行き詰ってしまいます。

なぜなんでしょう? この問いに対して、自問自答していくつか仮説を立ててみました。 〇相談者の相談はあくまで他人ごとなので、 相談に乗る人は無責任に助言できる。 〇相談者は悩みで視野が狭くなるが、 相談に乗る人は気持ちが安定しているので 広い視野が確保できる。 〇相談者は「解決が難しい」と考えているが、 相談に乗る人は「解決策はどこかにあるはず」と考えている。 〇相談者は自分の状況を客観視しにくいが、 相談に乗る人は相談者の状況を客観視できる。 〇相談者は自問自答しても 自身の考えが頭の中だけに留まり曖昧なままになるが、 相談に乗る人から質問されたら 自身の考えを明確に言葉で伝える必要があるため 議論が前に進みやすい。 〇相談者の知っている物事の範囲に、 相談に乗る人の知っている物事の範囲が加わるので、 選択肢が拡がりやすい。 〇相談に乗る人は、相談者の悩みを 既に過去に乗り越えた経験がある。 〇他人からの後押しがないと行動しない相談者ならば、 相談に乗る人のアドバイスは行動の強力な動機になる。 自問自答により、 「もう出てこない!」というくらいになるまで なんとか8つ絞り出しましたが、 これら以外に立てられる仮説は他にありそうですか? 悩んでいるので誰か私に教えてください笑 まあ、今回のお話しで何をお伝えしたかったのは 【悩んでいるなら誰かに相談したほうが早い!】 という、ごくごく普通の当たり前のことでした(^^) ということで、 それにちなんで次回のブログでは 【相談に乗る技術=コーチング】 についてお話しをしたいと思います。 お楽しみに(^^)
2023 / 11 / 13  12:00

承認の公式~後編~

 

前回のブログでは

「承認の公式」についてお話ししました。

 

それは次の3つの足し算でした。

 

①「相手の状態を知る」

②「相手に伝える」

③「相手に自覚させる」

 

これは実は承認の

意図」についての公式でした。

 

今回お伝えするもう一つの公式は、

承認の「やり方」になります。

 

 

承認の「やり方」の公式とは、

①「事実」

②「意味(価値や意義)付け」

③「Iメッセージで伝える」

この3つを足し算したものを言います。

 

 

相手に起こった「事実」を伝え、

その「事実」にどのような

「意味・価値・意義」があるのかを説明し、

最期に「Iメッセージ」を加えるというものです。

 

ちなみに「Iメッセージ」というのは、

「私」が主語になるメッセージというものです。

 

「あなたは頑張ったね」

これはYouメッセージです。

 

これは相手が

「いや全然まだまだです」

と否定できちゃうし、

メッセージ性が強いと、

押付け的になってしまい、

受け入れ難くなってしまいます。

一方でIメッセージというのは

「私は嬉しいです」

という「私」が主語になったメッセージのことです。

 

これは「私」が思っていることなので

相手も否定はできないし、

受け入れやすかったりするんです。

 

 

それを踏まえて承認の公式の例をお伝えします。

 

例1)

山田君は丁寧に部下の田中君に指導していましたね。(事実)

周りの指導役のお手本になっていますよ(意味・価値・意義)

私はとても誇らしく思います。(Iメッセージ)

 

例2)

下川君は笑顔が特徴的だよね。(事実)

周りを明るくしてくれてるよ(意味・価値・意義)

私も君の笑顔を見ると気持ちが落ち着きます(Iメッセージ)

 

もし自分がこのように言われたら、

とても嬉しい気持ちになりますし、

その人のために、

あるいは自分の強みを伸ばすために

もっと頑張りたくなりますよね!

これ、実際に活用しようと思っても、

なかなかとっさに出てこないので、

相手に何かを伝える前に

この公式を思い出しておきたいところです。

 

ぜひ、みなさんも

この承認の公式を活用して、

周りに人達に勇気と元気を

与えてみて下さい(^^)

 

私も承認を磨いていきたいと思います!

 

2023 / 11 / 06  12:00

承認の公式~前編~

先日ですが、私が研修部長を務める

社労士法人きたむら事務所において、

事務所のクライアント9社にお集まりいただき、

【社員の離職予防と定着促進のための「承認」セミナー】

を実施してきました。

単に私が話すだけでなく、

ワーク、自己チェック、

参加者同士の情報交換なども取り入れましたが、

セミナー終了後のアンケートでは

「承認の意義が理解できました」

「褒めると承認の違いがわかりました」

「Iメッセージの重要性が認識できました」

「学びを持ち帰って実践したい」

など好評いただき、

個別相談も4件お申込みいただきました!

 

職場にもたらす承認の効果を

多くの会社が敏感に感じ取っているのでしょう。

 

ますます忙しくなりそうで、

嬉しい限りです(^^)

 

 

ところで、そもそも「承認」ってなんでしょう?

 

「すごい!」

「ハンパねえ!」

って持ち上げて

褒めちぎるのが承認なのでしょうか?

 

実はそうではないんですね。

 

承認には公式があるんです。

 

承認は次の3つの足し算で表現されるのです

①「相手の状態を知る」

②「相手に伝える」

③「相手に自覚させる」

 

文章で表現するならば

「相手が気づかない優れた

能力、資質、業績(貢献)、

成長、可能性などについて知り、

その事実を本人に伝え、

自覚させること」

ということなんです。

 

「相手の気付かない」というところがミソですね。

 

相手が気付いているのであれば、

それは「確認」であり、

「承認」ではないのです。

 

相手が気付いていないところに着目することで、

相手が喜ぶだけでなく

相手の成長へと繋がるんです。

私も承認セミナー、承認研修の講師をしていますが、

「完璧に承認ができているのか?」

と言われると、

まだまだ十分ではないですし

できていない場面がたくさんあります。

 

これからも「承認」を深め、

関わる人が成長できるような

お手伝いができる人間になりたいと思います(^^)

 

1
2024.10.18 Friday