グロースパートナー
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2023 / 12 / 25  12:00

【相談にのる技術=コーチング】について⑤

今回は、

コーチングに取り組む際のコツについて

お話ししたいと思います。

 

これまでお伝えしてきた

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】や

コーチングの6つのステップも

もちろん大事です。

 

しかし、そのコーチングを良いものにするためには

その場に良い空気ができていることが大前提です。

 

今回は、その良い空気を作るためのコツについて

4つお話ししますね(^^)

 

相手が何に悩んでいるか?決断を鈍らせているものが何か?に関心を持つ

基本中の基本のスタンスです。

自分の経験で問題を解決してあげよう、

世の中の常識を教えよう、

こんなスタンスでは相手は心を閉ざしてしまいます。

 

目の前の相手が何に悩み、何が決断を鈍らせているのか、

そこに関心を持って、それを一緒に解消しようというスタンスが

とても大事です。

 

 

相手のプラス、マイナス指数に合わせて対応する

相手が発する空気やオーラに合わせるということです。

コーチング用語で言うとペーシングと言います。

・話すスピードを合わせる

・言葉のイントネーションを合わせる

・声のトーンを合わせる

 

具体的にはこんな感じです。

これにより相手とコーチの信頼関係が築かれていきます。

 

 

沈黙は耐える

コーチングの途中に相手が沈黙する時があります。

沈黙には2種類あります。

1.コーチが言っていることが理解できない

2.相手が思考を巡らせ考えている

前者の場合は質問の意図などを説明したり、

言葉の表現を言い換えたりしてみましょう。

 

後者の場合はひたすら待ちましょう。

聞くところによると45分の沈黙を待ったことがあるコーチがいるそうです。

 

私もクライアントの女性スタッフと面談をした際に、

私の質問に対してその女性スタッフがピタっと話をしなくなったことがあります。

 

「これがあの沈黙か!?」

と驚いたのと共に

「時間を計らなきゃ!」

と時計で時間をカウントしたことがありました。

その時の待ち時間は15分、

とても長い時間でしたが、

沈黙が終わり、その女性スタッフが最初に発した言葉は

彼女にとって非常に重要な決断の言葉でした。

 

沈黙は、本人が考え、整理をし、なにかを決断している重要な時間です。

しっかり時間を取って待ってみましょう。

 

 

「ここまで話してみてどうですか?」と一旦相手に整理させる

話があちこち飛んでしまい

収拾がつかなくなった場合や、

今まで話したことを整理したい場合

「ここまで話してみてどうですか?」と

一旦相手に整理させてみましょう。

 

コーチングを通じて色んな思考やアイデアが沸き起こりますが、

それらを整理するためには、

今まで感じたことを本人の口から言葉にしてもらうことが大事です。

 

言葉にすることで、整理され、肚に落ちていきます。

 

 

ということで、

コーチングにおける

4つの大事なコツについてお伝えしました。

 

テクニカルな部分もありますので、

ぜひ皆さんも練習をして

実践で使えるようにして欲しいと思います。

 

私も月に1回は練習をしており、

決して簡単ではないと感じつつも、

昔に比べたら各段に進歩しているは実感できます(^^)

 

コーチングを活用し

周りの人を幸せにしていきましょう(^.^)

 

2023 / 12 / 18  12:00

【相談にのる技術=コーチング】について④

前回に引き続き、

コーチングで活用できる

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】

パート2についてお伝えします(^^)

 

コーチングにおいて、

相談相手が自分の枠組みの中だけで発想しているとき、

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】をすることで、

相手に大きな気付きを与え、

大胆な挑戦を思いつくこともあります。

 

このような効果的な質問は

瞬間的に思いつかないことが多いので

予め用意しておきたいところです。

 

 

制約条件から解放させてあげたいとき

 

絶対に失敗しないと分かっていたら、何をしたいですか?

→失敗を恐れて一歩を踏み出せない時に、視野を拡げさせる質問です。

 

宝くじで3億円当たったら、何に使いたいですか?

→これはよく使われる質問ですね笑 望んでいる生活がどんなものなのかを確認するための質問です。

 

お金のために働かなくて良いとしたら、何をしますか?

→目的がお金のためになっていたり、お金が制約条件になっていた場合に、お金から解放するための質問です

 

その状況は、あなたが本当に望んでいるものですか?

→出した答えが、実は本当にやりたいことではなさそうに感じた時に投げかける質問です。

 

 

短時間で要点を把握したいとき

 

1分間でそのことについて簡潔に話をしていただけますか?

→話が長い人に、話を整理してもらうための質問です。

 

それを一言で言うと?」「それにタイトルをつけると?

→話がとっ散らかっている人に話を整理してもらうための質問です。

 

 

アイデアの妥当性を確認したいとき

 

どうしてそのように考えられましたか?

→理由、意図を確認、深堀するための質問、なんとなく口にしたことの理由を考えてもらうための質問です。

 

と言いますと?

→よくわからないことを言っている人に、別の言い換えをしてもらうための質問です。多用し過ぎると相手をイラっとさせてしまうので要注意(笑)

 

もしそれをすると、どんな良いことがありそうですか?

→今からやることに対して、何かしらのプラスを見出してもらうための質問です。

 

これらの質問も

私の師匠である和仁達也氏から学んだものです。

 

このように見ていくと、

コーチがどんな質問を発するかによって

相手の思考や視点が変わったりするのがわかりますね(^^)

 

相手をコントロールできてしまう恐ろしさもありますが、

それでも質問ってやっぱり面白いです笑

 

 

次回のブログでは

コーチングに取り組む際のコツ

望ましいスタンスについてお話ししたいと思います。

 

お楽しみに(^^)

 

2023 / 12 / 11  12:00

【相談にのる技術=コーチング】について③

 

今回はコーチングで活用できる

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】

についてお伝えします(^^)

 

コーチングにおいて、

相談相手が自分の枠組みの中だけで発想しているとき、

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】をすることで、

相手に大きな気付きを与え、

大胆な挑戦を思いつくこともあります。

このような効果的な質問は

瞬間的に思いつかないことが多いので

予め用意しておきたいところです。

 

発想の枠組み・視野を広げたいとき

30年後にはどうなっていたいですか?

→未来志向で考えてもらう質問です。

 

30年後のあなたが今のあなたを見たら、どう思うでしょうね?

→後悔しないように今やることを後押しする質問です。

 

それを点数にしたら100点満点中の何点ですか?

→なんとなく思っていることを数値化し、問題を客観視させる質問です。

 

それをやる際にサポートしてもらうとしたら、誰がいますか?

→自分1人でやろうとしている時に、誰かサポートを受けたほうがよい人がいないかを考えてもらう質問です。

 

あなたが私だったら、どうアドバイスしますか?

→いっつも相談してくる人に対して、自分で考えてもらうための質問です。

 

このチャンスがあなたの成長にどう影響を及ぼすと考えられますか?

→自分に起こる出来事に対しての自分にどのようにプラスになるのかを考えてもらう質問です。

 

そのチャレンジを難なくやりとげてしまえる人は、世の中にいると思いますか?

→やり遂げる人がいるはずであり、その人ならどのような行動をするかをイメージしてもらう質問です。

 

 

行動を後押ししたいとき

このままだと今月末で会社が倒産すると判明したら何をしますか?

→悩んでいる暇がなく、何かしら決めなければいけない状況を作る質問です。

 

寿命があと1年しかないとしたら、何をしますか?

→本当にやりたいこと、優先順位が高いことが何かを確認する質問です。

 

どういう条件が揃えばやりますか?

→迷っている人に、何に迷っているのかを確認し前向きになってもらうための質問です。

 

今回と違う分野で、過去に同じくらい困難なハードルを克服したことがありますか?

→問題を乗り越える能力や経験値が自分に備わっていることを思い出させる質問です。

 

今の延長線上で3年後、どうなっていると思いますか?

→このままではいけないと思ってもらうための質問です。

 

これらの質問は私の師匠である和仁達也氏から学んだものです。

 

それにしても

このように見ていくと、

質問の仕方次第で

相手が何を考え、何を感じるのかを

ある程度導くことできてしまうことがわかりますね(^^)

 

質問って面白いです笑

 

 

次回のブログでは

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】

パート2についてお伝えしますね!

 

お楽しみに(^^)

 

2023 / 12 / 04  12:00

【相談にのる技術=コーチング】について②

 

今回はコーチングの具体的なやり方についてお伝えします。

 

「コーチングと言っても、難しいんでしょ?」

 

よく言われますが、私がお伝えしているものは誰でも簡単にできるものです。

 

コーチングを生業にしているプロコーチ目線だと、

確かに物足らないかも知れませんが、

誰でもできるものでないと意味がありません。

 

私がお伝えするコーチングは、

私の師匠である和仁達也氏から学んだものです。

 

和仁先生曰く

「世の中にコーチングは数あるけれども、

私のコーチングはそれらの枝葉を切り落としてシンプルにしたものであり、

再現性が高く誰でもできるもの」

このようなニュアンスのことを仰っていました。

 

それについて少しだけ私がアレンジしているのですが、

その流れを6つのステップでお伝えします。

 

次の6つのステップで質問をしていくだけなんです。

 

①解決したい課題にタイトルをつけると?「○○」を「✕✕」するには?

 

②現状は?

 

③理想の状態は?

 

④理想の状態になるために壁になっていると思うことは?

 

⑤壁を乗り越える手段は?選択肢は?理想状態になるための条件(解決策)は?

 

⑥やること、はじめの一歩は?

 

 

どうでしょうか?

 

めちゃくちゃカンタンですよね?笑

 

超シンプルで

誰でもできそうな気がしますよね!

 

 

簡単に6つのステップを説明しますね。

 

①解決したい課題にタイトルをつけると?「〇〇」を「✕✕」するには?

→コーチングのテーマとして扱いたいことを、おおまかに把握します。

これが曖昧だと、コーチングも曖昧になってしまいますので、

しっかりとタイトル決めすることが大事です。

【質問例】

話してみたいことは?相談してみたいことは?「○○を✕✕するには?」に当てはめてみると?

 

②現状は?

→その人が今おかれている状況を把握します。

【質問例】

現状はどうですか?今はどのような感じ?どのような経緯がある?これまでに進んだことは?他には?そのためにどうしようとしたの?そもそもはどうだったの?(詰問にならないよう優しく)なぜ?いつ?どこで?誰が?なにを?どれくらい?どのように?

 

③理想の状態は?

→その人がどんな状態を希望しているのかを把握します。

【質問例】

どうなったら嬉しい?誰に何と言われたら理想的?どんな感覚・感情になれば完璧?将来どんな景色・シーンが見たい?本気になれば何でも実現できるとしたら、どうなっていたらいい?その問題が解決したと言える状態とは?

 

④理想の状態になるために壁になっていると思うことは?

→なぜ理想の状態になっていないのか、理想に行けないのかを把握します。

【質問例】

どこが難しそう?何につまずきそう?何が壁になりそう?どこに抵抗感がある?

 

⑤壁を乗り越える手段は?選択肢は?理想状態になるための条件(解決策)は?

→その人が理想の状態を獲得するために、どんな条件が必要かを整理します。

【質問例】

どんな選択肢がありそう?1ミリだけでも進めるとしたら?どんな能力があればいい?今までと行動を変えてみるとしたら?どんな環境になればいい?誰か協力者を探すとしたら?モデルや目標になる人を探すとしたら?情報量や経験値の差を埋めるとしたら?そのためのモチベーションを上げるためには?

 

⑥やること、はじめの一歩は?

→今までのコーチングを振り返り、一旦整理し、やることを決めます。

【質問例】

何からやってみる?はじめの一歩は何から?いつから始める?何か支援できることはある?ここまでのことを一旦整理して話してもらってもいいですか?

 

この図のような感じで進めていきます。

 

もちろん相談者という相手がいて、

会話しながら進めていくので、

このステップ通りにならなかったり、

順番が前後したり

1つのステップに時間を要したりすることもあります。

 

ただ、このステップを意識しながら、

「今の会話はステップ4だな」

などと考えながら話をしていくことで

迷子にならなくなります。

 

ぜひ皆さんもこのステップを参考に

コーチングにチャレンジして欲しいと思います(^^)

 

なお、相談相手が自分の枠組みの中だけで発想しているとき、

コーチが予想だにしないところから質問することで、

相談相手に大きな気付きを与えることができます。

 

それを和仁先生は

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】

と呼んでいます。

 

次回のブログでは

この

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】

についてお伝えしますね!

 

お楽しみに(^^)

 

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2024.09.08 Sunday