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パーパスってなに?⑥経営理念はミッション・ビジョン・バリューだけじゃだめなの?
東京の大学に行っている長女がバイトを始めたそうです。
バイト先を聞いて衝撃を受けました!
ななな、なんと、マッチングアプリを経営している会社だそうです!
「けしからん!」「ハレンチな!」「世も末よね~」
という昭和世代の声が聞こえてきそうですが、
今の時代、マッチングアプリの活用は当たり前のご時世になっているようです。
昔で言う「お見合い」の超ライト版という感じで、
後腐れなく、誰に気を遣うでもなく、
気軽に会えて、気軽に別れられるという、
「けしからん」世の中になっています笑
気になるバイトの中身ですが、
男女の出会いの動画を作り、TikTokでバスらせ
マッチングアプリに誘導することだそうです。
バイトと言えば、飲食店の接客や家庭教師など、王道の職種がありますが、
時代は変わったんですね~
で、もう一つ衝撃的な事実が判明しました。
長女に
「バイトの時給いくら?」
って聞いたら、
「時給〇〇円と、それに消費税がのっかる」
と言うんです。
「しょ、消費税がのっかる???」
最初意味が分かんなかったのですが、段々理解できてきました。
つまり、長女としてはバイト感覚なんだろうけど、
雇用契約ではなくて委託契約ということなんです!
なので報酬に消費税がのっかるというわけです。
委託契約が、きちんと委託契約の体を成していれば
労災の適用はないものの、一概に悪いというわけではないのですが、
それにしても本当にビックリしました。
話しを聞くと、
出勤なしの自宅で業務可
業務開始時間は自由
ノルマなし
成果報酬ではなく申告した時間に対して
お金が貰えるという、ある意味、夢のようなバイトでした。
しかも、マーケティングの実践をしながらお金を貰えるという
これもある意味、夢のようなバイトです。
いやー
本当に世の中変わりましたね汗
時代に置いていかれないよう、
まだまだ学ばないといけないということですね(^^)
前回のブログの続きです。
企業の経営理念には、
ミッション、ビジョン、バリューの3種類があるのですが、
「パーパス」という概念も存在すると最近よく聞きます。
その「パーパス」を深堀りしていきます。
前回のブログで、パーパスとは以下のように整理しました。
パーパスとは
「社会的意義があり、誰からも支持されるもの。
それは意外なほどシンプルで、常に身近なところにあるもの。
そして、企業の原点であり、これからも変わることがないもの」
じゃあ、実際に企業はパーパスをどう定義しているのか?
それをお伝えします。
★東急建設★
「わたしたちは安心で快適な生活環境づくりを通して、一人ひとりの夢を実現します」
正直、パーパスだけ読むと
何をやっている会社なのかわかりにくいかな感じます。
ただ、パーパスに限ってはこれでもいいんです。
自分たちの原点であれば、抽象的でもいいんです。
★LIXIL★
「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」
東急建設と少し似てますね。
ただ、パーパスは社会的意義を語るので、
他社とカブることも当然あり得ます。
「自社の社会的意義はこれだ!」
と思えれば、それでいいのです。
★Pigeon(ピジョン)★
「赤ちゃんをいつも真に見つめ続け、
この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にします」
社員さんは24時間赤ちゃんのことを考えているのでしょう笑
けど、それくらいの熱量やこだわり、
ひたむきな姿勢も伝わってくる素敵なパーパスですね(^^)
★ぐるなび★
「食でつなぐ。人を満たす。」
シンプルで、人の記憶に残るパーパスですね。
シンプルがゆえに
「食で何をつなぐのか?」「人をどんなやって満たすのか?」
と聞きたくなるけど、
あえて言葉を削ぎ落し、発想に制限をかけないようにしてるのでしょう。
★ユニリーバ★
「サステナビリティを暮らしの【あたりまえ】に」
サステナビリティってなんやねん?
という感じですが、超簡単に言うと、
「地球や社会を壊さずに、長く続けられる仕組み」
という意味。
横文字に思考停止してしまった私ですが、
意味が分かると未来を見据えていることに偉大さを感じます。
今回のブログはここまでで、パーパス編もこれで終わりです。
「結局、パーパスって作ったほうがいいの?」
と聞かれたら
「無理やり作ったパーパスに
実態を合わせにいくことになりそうだったら作らなくていい」
「作りたいって心から思ったり、
自社の影響力に高揚感や幸福感を感じたりしたら、それが作るタイミング」
というのが私の答えになりますね。
皆さんはこのパーパスという概念、
どのような感想を持ちましたか?
お会いしたときに教えて下さい(^.^)
パーパスってなに?⑤経営理念はミッション・ビジョン・バリューだけじゃだめなの?
私、実は補聴器を使用しています。
なくてもお喋りはできるので難聴と言われるほどのものではないですが、
5年前くらいから小さい声が聞き取りづらくなるのを感じるようになりました。
「大事なことを聞き漏らしたらどうしよう」
「聞こえなかった言葉を何回も聞き直したら相手も嫌な気分になるだろう」
このように会話に不安を感じたので補聴器をつけ始めました。
研修講師もしているので、
研修中の受講者との会話が成立しなくなる可能性があることも不安でした。
補聴器をつけてみた結論としては
「補聴器をつけて良かった!」
普通の人と同じレベルで会話が出来ていると感じます。
最近の補聴器は進化していて、
スマホとBluetoothで繋がるので音楽も聴けます。
また、重点的に聞きたい方向を選ぶこともできますし
音質も会話重視なのか、クリアな音質重視なのかを
選ぶこともできます。
メッチャ便利です(^^)
ただ、唯一の欠点は、
スマホのBluetoothをオンにしておくと
スマホに着信があった時に、着信音が補聴器に飛んでくることです。
これが重要な商談中や、研修講師の仕事中に
鳴り出すと、目の前の相手の言葉が聞こえにくくなるので、
慌ててスマホのBluetoothをオフにするか、
着信音を聞き流しながら目の前の相手の話を集中して聴きとる
という高度なテクニックが必要になります笑
なので、商談や研修講師の仕事の前には
Bluetoothをオフにすることを心掛けていますが、
たまに忘れて着信音に慌てることがあります。
もし私との会話の途中で妙に私が慌て始めたら、
「Bluetoothをオフにし忘れたな」
と思ってください笑
さてさて、前回のブログの続きです。
経営理念には、ミッション、ビジョン、
そして冒頭でも少しお話しをしたバリューの3種類があることをお伝えしました。
その中に、最近では「パーパス」という概念が存在するとのこと。
その「パーパス」を深堀りしていきます。
「<ケースでわかる〉実践パーパス経営」
野村総合研究所の伊吹英子氏と、古西幸登氏の共同著書においては
以下のような解説があります。
・「パーパス」とは「揺らぐことのない社会的な存在意義」
・「組織や個人が、なぜ社会に存在しているのか?」という根源的な存在意義や存在価値のこと
「なぜパーパスが必要と言われ始めたのか?!」
「果たしてその効果は?!」
「中小企業にも必要なのか?!」
これらにドンドン迫っていこう思います(^^)
まず、パーパスにおける6つの特徴は以下の通りです。
①第3者的な視点をより強く含む
②組織に内在しているものであり、発掘するもの
③共感、共鳴されているもの
④その組織にとって唯一無二のもの
⑤社内のみならず、社外のステークホルダーも視野にあるもの
⑥その企業にとって原点を表すもの
前回までのブログで1から4までを解説しましたが
簡単に言うと
「パーパスとは社会的意義があり、不変のもの。
そして、パーパスは突然降りてくるものだがそれは意外と身近でシンプルなもの」
今回は⑤と⑥を解説します。
⑤社内のみならず、社外のステークホルダーも視野にあるもの
ミッションは「日々使命感を持ってやること」
という意味があるので、どちらかと言えば社員に向けてのもの
一方パーパスは社外のステークホルダーからの
共感や共鳴を意識されるもの。
社会における存在意義を定義したものなので、
社員はもとより、社外からも共感、共鳴を受けうるものということです。
簡単に言うと、
「社内社外問わず誰からも支持されるもの」
ということでしょう。
⑥その企業にとって原点を表すもの
ミッションが過去の体験を原動力とした
「日々使命感を持ってやること」
ビジョンはミッションのその先にある風景、
ならパーパスは?
パーパスは企業の原点、すなわち揺るがない基軸です。
ネスレではパーパスのことを「羅針盤」と呼ぶそうです。
つまり、原点があり、その原点に戻ると
1つの方向を指し示しているのです。
「判断に迷ったらパーパスに立ち帰る」
ってことですね。
その点でミッションに近いですが、
ミッションも時代や価値観の変化によっては
変わるものだと感じてます。
私が所属するキャッシュフローコーチ協会において
理念を考えるうえでのキーワード
「カンパニースピリッツ」=会社ならではのこだわり
という概念があるのですが、
パーパスはこの「カンパニースピリッツ」に
近いのではないかと思いました。
このメルマガ読者のキャッシュフローコーチの皆さん、
どのように感じられます?
今回のブログはここまでですが
今回の2つ特徴を簡単に言うと
パーパスは
「誰からも支持されて、原点である」
と捉えることができます。
これまでの要約を繋げ合わせブラッシュアップすると
「パーパスとは社会的意義があり、誰からも支持されるもの。
それは意外なほどシンプルで、常に身近なところにあるもの。
そして、企業の原点であり、これからも変わることがないもの」
帝王学の話にはなりますが、
人は生まれたときから、
その人がすべきことが決まっているそうです。
母親のお腹にいるときに、
神様から「お前の使命は〇〇だよ」
と告げられるそうです。
ただ、狭い産道を抜けてくるときに
その神様からのお告げを忘れるそうです。
なので、そのお告げを一刻も早く思い出すことが、
自分の使命を果たすうえで大切なんだそうです。
それの会社版というのが
パーパスなんじゃないかと感じました。
皆さんはどのように感じましたか?
では、次回以降のブログで
パーパスの事例を紹介したいと思います。
次回もお楽しみに(^^)
パーパスってなに?④経営理念はミッション・ビジョン・バリューだけじゃだめなの
前回のブログの続きです。
経営理念には、
ミッション、ビジョン、バリューの3種類があることをお伝えしました。
その中に、最近では「パーパス」という概念が存在するとのこと。
その「パーパス」を深堀りしていきます。
「<ケースでわかる〉実践パーパス経営」
野村総合研究所の伊吹英子氏と、古西幸登氏の共同著書においては
以下のような解説があります。
・「パーパス」とは「揺らぐことのない社会的な存在意義」
・「組織や個人が、なぜ社会に存在しているのか?」という根源的な存在意義や存在価値のこと
「なぜパーパスが必要と言われ始めたのか?!」
「果たしてその効果は?!」
「中小企業にも必要なのか?!」
これらにドンドン迫っていこう思います(^^)
まず、パーパスにおける6つの特徴は以下の通りです。
①第3者的な視点をより強く含む
②組織に内在しているものであり、発掘するもの
③共感、共鳴されているもの
④その組織にとって唯一無二のもの
⑤社内のみならず、社外のステークホルダーも視野にあるもの
⑥その企業にとって原点を表すもの
前回のブログで①と②を解説しましたが、簡単に言うと
「社会的意義があり、不変のもの」
今回は③と④を解説します。
③共感、共鳴されているもの
これは少しややこしいのですが、
本来共感、共鳴されているはずのパーパスを
急いでとにかく言語化しようということを目的にしてしまうと、
共感、共鳴されたものでなくなってしまう恐れがあるということを意味しています。
なので、パーパスを言語化する時は、
日常において何を身近に感じているのかを感じられる状況を作り、
その状況を注意深く見つめる必要があるということなんです。
うーん、難しい…
要は、
「作ろうとして作れるものではないですよ」
「パーパスを身近に感じることができた瞬間が、パーパスを言語化するタイミングですよ」
ということなのでしょう。
④その組織にとって唯一無二のもの
パーパスは自社が唯一無二の存在であることを表現しますが、
その唯一無二を表現しようとすると余計な言葉が自然とそぎ落とされるため、
一般的な言葉で表現されることになります。
なので、全く違う業種の会社のそれぞれのパーパスが
全く同じパーパスになるということもあり得るということです。
ある建設業のパーパスが「豊かな暮らしを作る」
ある食品会社のパーパスも「豊かな暮らしを作る」
このようなことが起こってしまうということです。
社内で共鳴、共感されていて、自分事として腹落ちしているかが重要であり、
そこに言葉のチョイスは関係ないということなんです。
今回のブログはここまでですが、今回の2つ特徴を簡単に言うと
パーパスは
「作れると思った時に作るもので、出来上がりは自ずとシンプルになる」
と捉えることができます。
前回の要約と繋げ合わせ更に超シンプルにすると
「パーパスとは社会的意義があり、不変のもの。
そして、パーパスは突然降りてくるものだが、それは意外と身近でシンプルなもの」
こんな感じになります。
我ながら「分かりやすく整理したぞ~」と思うのですが、
皆さんはどのように感じましたか?
では、次回以降のブログでパーパスの特徴、最後の2つを解説します。
次回もお楽しみに(^^)
パーパスってなに?③経営理念はミッション・ビジョン・バリューだけじゃだめなの?
前回のブログの続きです。
経営理念には、
ミッション、ビジョン、バリューの3種類があることをお伝えしました。
その中に、最近では「パーパス」という概念が存在するとのこと。
その「パーパス」を深堀りしていきます。
「パーパスってなんやねん?」
調べてみると英語表記では
「purpose」
単語上の意味は
・目的 目標 意図 狙い
・機能 役割 用途 使い方
こんな感じです。
「<ケースでわかる〉実践パーパス経営」
野村総合研究所の伊吹英子氏と、古西幸登氏の共同著書においては
以下のような解説があります。
・「パーパス」とは「揺らぐことのない社会的な存在意義」
・「組織や個人が、なぜ社会に存在しているのか?」という根源的な存在意義や存在価値のこと
「パーパス」を言語化する際の構成としては
1.個人や組織が
2.個々の組織や個人のあり方、品格、存在意義、社会への提供価値を
3.原点に立ち戻って定義したもの
なんだかとても尊くて高貴で崇高でデカいもの、
スケールが大きすぎて大企業にしか必要のない概念なのではないか?
という印象を受けたことを前回お伝えしました。
今回から
「なぜパーパスが必要と言われ始めたのか?!」
「果たしてその効果は?!」
「中小企業にも必要なのか?!」
これらにドンドン迫っていこう思います(^^)
まず、パーパスにおける6つの特徴を解説します。
1.第3者的な視点をより強く含む
2.組織に内在しているものであり、発掘するもの
3.共感、共鳴されているもの
4.その組織にとって唯一無二のもの
5.社内のみならず、社外のステークホルダーも視野にあるもの
6.その企業にとって原点を表すもの
「なぜミッション・ビジョン・バリューだけでなくパーパスが必要なのか?」
の問いに対しては、
上記6つの要素がミッション・ビジョン・バリューには
抜けている、欠けている、配分が少なくなっているという理屈からだそうです。
では、それぞれ6つの要素を詳しくみていきます。
①第3者的な視点をより強く含む
これは、
「一企業の成長が社会全体から見てメリットがあるか?」
という視点です。
特定の地域の、特定のお客さんだけを
満足させればいいってものではなく、
社会全体に対してどのような存在意義があるのかって話です。
事例としてソニーのパーパスがわかりやすいので紹介します。
「クリエイティビティとテクノロジーの力で世界を感動で満たす」
確かに、ソニー製品を使っていない人でも
その恩恵を受けるくらい広範囲に渡り
良い影響を与えそうなパーパスです。
まあ、相当は覚悟や度胸、
投資する余力がないと宣言できないパーパスですね。
②組織に内在しているものであり、発掘するもの
これは、「パーパスを設定するために新商品を作らなきゃ」というものではなく、
昔からやっている事業や提供しているサービス、
今やっている事業や提供しているサービス、
それに共通する不変の社会的価値や影響を
言語化するということを意味しています。
コーヒーなどを扱っている
ネスレが定義したパーパスがこれ。
「創業以来、ネスレという企業が【なぜ存在しているのか】そして、
【これからもなぜ存在し続けるのか】を表したもの」
で、実際のネスレのパーパスがこれ。
「食の持つ力で、現在そしてこれからの世代のすべての人々の生活の質を高めていきます」
抽象度は高いですが、昔からずっとやっていて
これからも変わらない不変の価値ってことですよね。
ミッションに近いですが、
ミッションは途中で変わり得るものです。
一方パーパスはずっと変わらないものなので
そこが大きな違いなのかなと感じました。
今回のブログはここまでですが
今回の2つ特徴を簡単に超簡単に言うと
パーパスは
「社会的意義があり、不変のもの」
と捉えることができます。
うーん、やっぱりパーパスって深いですね~
では、次回以降のブログで
パーパスの特徴の残り4つの解説します。
次回もお楽しみに(^^)