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マネジメントで「いい人」になるのはやめなさい【識学・リーダーの仮面】を読み解く~その5~
次女が高校の音楽部(合唱部)に入部しました。
佐賀県の多くの合唱団が一堂に揃って演奏する「佐賀県合唱祭」という祭典で
次女の高校も演奏するというので、聴きに行ってきました。
実は私、大学生の頃に大学の合唱団に所属し、
パートリーダーや指揮者をしていました。
その時に「合唱祭」に何度も参加して歌ったことがあったので、
懐かしい気持ちもありながら、
そこに次女が親子2代に渡り歌い手として参加するという
感慨深い気持ちもありながら聴いてきました。
「いや~合唱って本当にいいもんですね」
という水野晴郎っぽいセリフが自然と出るくらいとても良い時間でした(^.^)
ちなみに佐賀県の合唱ってメチャクチャレベルが高いんですよ。
高校、女声、混声のそれぞれに全国トップレベルの団体があるんで、
実は佐賀県の合唱人は恵まれた環境なんです。
なので私も久々に合唱したくなったわけなんですが、
それは老後の楽しみにとっておいて、
今は自分の仕事のミッションを果たすことに時間を集中させていきたいと思います。
さて今回のブログも「識学」の続きで、
書籍「リーダーの仮面」を読んだ感想を深堀りしていきます。
部下や周りの人から
「このリーダー、冷たい人ね」と思われてでも
仮面をかぶって遂行しなければならない5つのリーダーの役割について、
その役割の意味と立ち振る舞い方について、具体的に解説がなされています。
その3つ目【利益】について整理していきます。
まあ、読んだ最初の印象は
「ドライな印象は受けるけど、確かにそうだな」って感じです。
恐らくですが、
・部下が指示に従わない、
・人間関係の調整に疲れた
・軸足をどこにおけばいいのか分からずフワフワしている
こんな人が読むと腑に落ちるのかなという感じです。
どんなことが書いてあるかというと
・人は自分に利益があるから行動する
・利益がないことはしたがらない
・集団で大きな利益を獲得し、それを個人に分配するのが会社の仕組み
・利益があって、その先に仲間意識が芽生える
「集団の利益」から「個人の利益」が生まれる
・個人が「成長」を追求することで会社に利益をもたらす
・組織のために働いたことが個人の利益をもたらす
・個人が福利厚生や仲間意識を利益として求める行為は、会社への「利益相反」になる
・常に「これって個人と会社で利益相反を起こしていないか?」と自問自答しなさい
また、こんなことも書かれています。
・部下から嫌われる恐怖よりも、自分の課の成果があがらないことに恐怖を感じなさい
・部下の言い訳を聞くな、その中から事実だけを拾いなさい
・自分の価値観を部下に押し付けてはならない、それは部下が自分で見つけるもの
・「これって私がやるべき仕事ですか?」と聞かれたら「それはあなたが判断するのではなく私が決めることです」と言いなさい
読んだ中で一番共感できたのは、会社と個人の「利益相反」の部分です。
会社が利益を求めるのは、みんなで利益を分かち合うためなので、
「利益追求は悪だ!」とか考えるのは短絡的ですよね。
利益を追求するのは、
市場からどうやったら指示されるかを追求することであり、
利益はどれだけ世の中を幸せにしたかのバロメーターでもあるわけです。
だからと言って、
コミュニケーションや承認は大事だという私の考えも変わりません。
それらが活発な組織は楽しいし、
やりがいを感じることができるので
成長に繋がり成果があがりやすくなります。
ただ、会社の利益が大事だという大前提は忘れちゃいけないわけです。
したくない仕事を拒否したり、
自分が楽するために人員増を会社に要求したり、
朝からブスーっとした顔して周りに気を遣わせる行為は
明らかに利益相反になっちゃうわけです。
そんな利益相反を通したいなら自分で起業するしかないわけです。
まあ、私も組織と利益相反していたから、今こうやって個人事業をしているのかも…笑
皆さんはこの「利益」についてどのように感じましたか?
次回のブログでは
リーダーの5つの役割の4つ目
【結果】について深掘りしていきたいと思います。
次回ブログもお楽しみに(^^)