グロースパートナー
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2024 / 09 / 30  12:00

誰もが加害者になり得る?②【セクシャルハラスメント】とは何かを考察する

 

先日、初めてラウンドワンに行って、スポッチャで遊んできました♪

 

社労士会の広報員メンバー6人で行ったんですが、

あんな楽しい場所が世の中にあるなんて知らなかった!笑

 

ミニボーリング、バッティングセンター、ビリヤード、

身体をくねらせる謎のゲーム(説明が難しいけど超面白い!)、

ロデオボーイ風のゲーム、巨大なボールを使ったソフトバレーなど、

まるで少年時代に戻ったかのように汗だくになりながら大はしゃぎでした(^^)

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もし高校時代にスポッチャがあったら、間違いなくドハマりしてたと思います。

 

当時の遊びと言えばボーリングかカラオケくらいだったから、

今の若者が羨ましい!

 

大人になっても、

やっぱり仲間とワイワイ楽しみながら汗を流すのって最高ですね~。

 

心も体もリフレッシュできました。

 

ただ、翌日の背筋痛はちょっとヤバかったですけどね(笑)

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前回のブログでハラスメントには

【1.対価型セクハラ】

【2.環境型セクハラ】

この2種類があるとお伝えしました。

 

今回は

【2.環境型セクハラ】についてお話ししていきます。

 

この環境型セクハラ、実は更に2分類できます。

(引用元:「現場で役立つ!セクハラ・パワハラと言わせない部下指導」著者:鈴木瑞穂氏)

 

それが

意図的セクハラ

無自覚セクハラです。

 

まず【意図的セクハラ】から。

 

これは

「相手をおとしめてやろう」

「からかってやろう」

「バカにしてやろう」

といった「加害の意図」に基づいて、

性的な話題(異性交遊、体型、年齢、容姿等)で嫌がらせを行う言動のことです。

 

「あのオバハンはもう歳だから、難しいこと言っても理解できねえよ」

「あの課長、ハゲでデブでチビのくせによく結婚できたわね」

「あのブス、急に眼鏡からコンタクトに変えて、なに色気づいてんだ」

 

簡単に言うと「性的なわるくち」です。

 

相手に精神的ダメージを与えようとする意図が明確ですね。

 

これも【対価型セクハラ】同様に善悪の判断がつきやすいものなので、

気を付けることは難しくはないです。

 

そしていよいよややこしいのが【無自覚セクハラ】です。

 

行為者にはセクハラする意図も認識も全くなく、

その言動もあってはならない言動だと断定はできないけれども、

相手が何等かの理由でセクハラだと感じて反応する行為者の言動のこと。

 

簡単に言うと、

加害者側は

「そんなつもりじゃないのよ」と本気で思っているんだけど、

被害者側も

「それってセクハラです!」と本気で思っているセクハラのことです。

 

この【無自覚セクハラ】の相談件数が

今は圧倒的に多いんです。

いくつか具体例を挙げますと

 

部下を心配して食事に誘うが、部下は内心苦痛だった。

これは上司が部下を励ます意図があるんですが、

部下にとっては負担となっているケース。

育休取れていいわね。私が若い時は退職が当たり前だった

これは年配の女性が、若い女性に言いそうですよね。

 

「今がうらやましい、あなたは恵まれている」

「昔の自分は大変だったのに…」

という気持ちが込められています。

 

君のレポートは良くできている。女にしておくのはもったいない

褒めてあげたい気持ちにウソはないんでしょうが、

言葉のチョイスを間違ってしまい、性別に対する偏見を助長しているように聞こえます。

 

ボディタッチ、ちゃん付け、下ネタ、デュエット強制

親愛の情を示したり明るい雰囲気作りや場の盛り上げに一役買うわけですが、

相手によっては不快感を与える行為です。

 

この【無自覚セクハラ】

「確かにセクハラっぽいね、知らんけど」で済めばいいんですが、

人事部や総務部の相談窓口担当部署が大変なんです。

 

なぜならこれらの相談を受けてしまうと、

セクハラかどうかの判断をしなきゃいけないからです。

 

「いや、これはセクハラじゃないやろ~」

「とは言え、被害者が体調崩して休んでるからね…」

「これがセクハラなら、世の中セクハラだらけやん」

「もっと言葉を受け流す術を身に付けたほうがいいんじゃね」

「とは言え、ちゃんと対応しなきゃ我々の評価も下がるし、外に漏れたら大変だし…」

 

こんな会話が相談窓口担当部署でなされるわけですが、

最終的には

「加害者に紛らわしい言動があったこと、被害者は体調崩して休んでいることは事実だから、

とりあえず加害者に注意しておこう」

となるわけです。

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つまり、【無自覚セクハラ】は、グレーゾーンではあるものの

相手がセクハラだと感じたらセクハラになる可能性が極めて高い

ってことなんです。

 

だから、誤解されるような言動はしちゃダメってことなんです。

 

この話をセクハラ研修ですると、よくこんな反応が返ってきます。

「私も加害者になり得るってことですね…なんだか怖い…」

「もうセクハラって言われるくらいならなんも話さんほうがよかたい」

 

確かにそう思う気持ちも分かるんですが、

そのような方には

「思ったことをすぐ口にするのはやめましょう」

「話す前にちょっと考える習慣を持ちましょう」

「話している途中で【ありゃ?やばいこと言いそう】と感じたら

その時点で話を止める勇気を持ちましょう」

とお伝えしています。

 

神経反射で話すから変なことを言っちゃうんです。

 

そもそも、その瞬間の会話で信頼関係が崩れるのではなく

その前から関係性に問題があることのほうが多いんです。

 

だからこそ、普段から【関係性の質】を高めることが重要です。

 

では【関係性の質】を高めるにはどうすればいいのか?

 

実は14のやり方がありますが、

長くなってしまうので、次回ブログでお伝えしますね♪

 

ぜひ次回ブログもお楽しみに(^^)

 

2024.11.07 Thursday