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「組織として成功させるには○○が大事?」
こんにちは!
リーダー育成専門社労士の木貞です。
3月より、リーダー育成研修講師の養成講座に参加しております。
その中で、
「メンバーどうしが相互支援しながら、ともに成長していくためには?」
これを考えるワークがありました。
「ともに成長?」
「承認かな?」
「心理的安全かな?」
などと、自分の頭のひきだしから一生懸命絞りだそうとしましたが、
これといった明確な答えがでませんでした。
講座の講師の方から教えていただいたこと、それは
「関係性の質を高めること」
これが大事になるそうです。
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が
「組織の成功エンジン」というモデルを使って、
次のようなサイクルが大切であることを説明しています。
1.「関係性の質」組織の関係性が良く、お互いが認め合っている状態、これが高まると
2.「思考の質」本音で対話が生まれ、お互いに助け合う思考が生まれる状態、リスクを恐れず真に組織に必要な情報共有が行われる状態になる。
これが高まると
3.「行動の質」リスクを恐れずチャレンジしたり、お互いに助け合ったりする状態になる。
これが高まると
4.「結果の質」結果として業績が向上しやすくなる状態になる。
これが高まると
1に再び戻って「関係性の質」が更に高まり、2.3.4.1.…と続く
これが順繰りでサイクルしていくことで、登りのらせん階段のようにスパイラルして
組織の成果があがっていくそうです。
「なるほど」と思ったのと同時に、逆に考えると、スタートである「関係性の質」が悪いと
負のスパイラルにおちいってしまうということなんだというのもわかります。
この話を聞いたときに、また銀行員時代の話を思い出しました。
関係性が良く、本音で話し合っていたときの営業チームにいたときは成果があがりやすかったので、
色々な方に相談をしていましたし、多くのチャレンジをさせてもらいました。
そして毎日のように飲みに行ってましたねw
逆に、お互いに足を引っ張りあったり、貶めたりするような関係性が悪い営業チームにいたときは、
できるだけ本音を隠すようにして、チャレンジもせず無難な行動に留め、相談ごとも信頼できる方だけにしていました。
飲みに行く回数もグッと減りました。
自分発信で関係性の質を高める動きができなかったという反省はあるのですが、
これらの出来事を客観的に見てみると、「関係性の質」がいかに大事かが分かりますし、
若い時に既に経験していたんだなと感慨深くなりました。
やはり「関係性の質」を高めるためには、少しずつでもいいので、
自分発信で良いサイクルを生み出す行動をしていくことが大事だなと感じます。
幸いにも、私は周りから「誠実かつ論理的」っぽく見えるそうですw
たぶん、言葉を選びながら話すので、それが苦手な人からすると
「誠実かつ論理的」っぽく見えるようです。
そのように言っていただけるのは本当にありがたいことなので、
「誠実かつ論理的」っぽいという個性で周りの方と積極的に関わりながら「関係性の質」を高めて、
成果をあげていきたいなと思います(^^)