グロースパートナー
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2025 / 07 / 07  12:00

【「なぜ?」を5回繰り返せ】は時代遅れ?「なぜ?」と聞かない質問術

以前もお伝えしましたが、

現在、ひらがなを美しく書くトレーニングを続けています。

 

具体的には、ペン習字の見本を見ながら、毎朝・毎晩、ひらがなで日記を書くという方法。

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朝はその日の目標、夜は一日の振り返りや反省を書くのですが、

そこに美文字のトレーニングを組み合わせているんです。

 

いわば、一石二鳥の習慣ですね(^.^)

 

少しずつですが、

「おっ、ちょっと上手くなってきたかも…」

という実感も出てきました。

 

恥ずかしながら、いつか皆さんにもお見せしたいな~と、密かに思っています。

 

とはいえ、やっぱりコツは“記憶力”“イメージ力”

 

書く瞬間に、「この文字をこう書こう!」という

キレイな文字思い出せるか?が大事なんです。

 

勢いよく書いてしまうと、そのイメージを持つ暇もなく、

結果、昔の雑な文字に逆戻り…。

 

でも、ゆっくり書けば、頭の中でイメージする時間ができて、

そのイメージに近づけるように集中できます。

 

理想は、もう意識しなくても自然とキレイに書けちゃうこと。

つまり、“完全に身についた”状態ですね(^^)

 

さて、本題です。

 

ビジネスの現場でよく耳にする言葉に、

「なぜ?を5回繰り返せ!」というものがあります。

 

これは、あのトヨタ自動車の現場から広まった有名な手法で、

「なぜ?」を繰り返すことで、問題の根本原因にたどり着ける、という考え方です。

 

私自身も、自分に問いかけるときや、

人からの相談を受けるときなどによく使いますし、とても有効だと感じています。

 

…で、そんな「なぜ?5回法」に異を唱える本を見つけてしまったんです。

 

その名も――

『「なぜ」と聞かない質問術』

著者:中田豊一

出版社:ダイヤモンド社

 

タイトルに惹かれて、思わず即購入。

 

さっそく読んでみたのですが、

「なるほど、まあ確かに」と納得した部分と、

「これは新しい発見だな!」という驚きの両方がありました。

 

まずは、「なるほど」の部分をご紹介しますね。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「なぜを5回」手法では、「なぜ」にさらに「なぜ」をかぶせて聞いていくのですが、

もし、あなたが聞かれている側なら、どう感じるでしょう。

自分たちの失敗の原因を人前で白状させられ、しかもそれを5回もやれと言うのです。

 

~中略~

 

「なぜ分析」が有効に作用するときもあります。

それは、相手が問題分析への強い意欲をすでに持っているとともに、

聞き手に対する信頼と尊敬があるときです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

つまり、相手がそもそも問題分析に関心がない場合、

「なぜ?」を繰り返すことは、問い詰めることになってしまい、

結果として“言い訳探し”をさせることになる――というのが、著者の主張なんですね。

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たしかに、「なぜ?」を連発されると、

何となく言葉に詰まってしまいますし、詰問されているような気分にもなります。

 

たとえば上司が、部下の失敗の原因を引き出すために「なぜ?」攻めをしていたら、

部下は本音ではなく、怒られなさそうな“模範回答”を作り出そうとするかもしれません。

 

そう考えると、

「結果を基に、一緒に原因を探っていこう」といった一言を添えたり、

「なぜそのように考えたの?」というように、問い方を少し工夫して、

「私は敵じゃなく、味方ですよ」というスタンスを示したり、

普段から“サポーター”であることを言葉や態度で伝えておくことが、大切なのかもしれませんね。

 

まあ、今回はネガティブな事象に対する「なぜ分析」だったので、

著者の主張も限定的なものとは感じました。

 

コーチングやインタビューといった場面では、「なぜ分析」が効果的に作用する場面も多いと思います。

 

一方で、この本の中で私にとって“目からウロコ”だったのが、

 

「なぜ?」の代わりに別の質問を使うことで、原因や動機を引き出す質問ができる!

という理論。

 

では、その「なぜ?」の代わりに来る質問とは…?

気になりますよね??笑

 

これはちょっと長くなるので、次回のブログでご紹介しますね(^^)

 

どうぞ、お楽しみに!

 

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2025.07.08 Tuesday