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良い会議とは?その3~ポジティブアプローチとは?~
先週は長女の部屋を探しに、
再び東京へ行ってきました。
新宿の不動産屋で物件選びをしましたが、
家賃高すぎ!
30年前に長崎から佐賀大進学した際に
私が借りたアパートの家賃は32,000円
東京ではその倍くらい出さないと
良い物件はないんですね…
ちなみに、夜の新宿を歩きましたが
「栄の国祭りか!」(佐賀のお祭り)と
ツッコみたくなるくらい人が多かったです。
佐賀の人間からすると
毎日がお祭り騒ぎか?ってくらい
賑わっています。
いやー、東京って人が多くて疲れる笑
さてさて、会議の話に戻りますが、
会議は2種類あるってことをお伝えしました。
①決まったことの進捗を確認する会議
②どの方向を目指すのかを確認する会議
今回のブログでは②についてお伝えします。
②どの方向を目指すのかを確認する会議
これは簡単に言うと
将来を描くための会議です。
どの山を目指すのか?
自分達は将来どうしたいのか?
これを決めるための会議です。
その時に用いるフレームワークとして
ポジティブアプローチというものがあります。
「現状」に対して
「こうなりたい!」というアプローチ方法です。
対話を中心に、
強みにフォーカスして進めていきます。
右肩上がりの時代と違って、
今は情報がたくさんあるため、
正解が分からない時代だと言われています。
そんな時代だからこそ、
このアプローチは威力を発揮します。
Nikeには
「5年後に我々はどうやって飯を食うか?」
ということだけをひたすら考える部署があるそうですが、
その部署はこのポジティブアプローチを使って
5年後のことをひたすら考えているとのことです。
一方で、その反対の
ギャップアプローチというフレームワークもあります。
これは
「現状」に対して
「不具合がない状態」を目指すアプローチ方法です。
分析や診断がメインのアプローチ方法です。
製造業において不良率を下げるための手法などが
これに当てはまります。
で、ポジティブアプローチに話を戻しますが、
具体的にどのようなフレームワークなのかというと
4つのDを活用します。
【ディスカバリー(強みの発見)】
↓ ↓ ↓
【ドリーム(理想の状態)】
↓ ↓ ↓
【デザイン(目指す状態の明確化)】
↓ ↓ ↓
【ディスティニー(実践して定着化)】
これだけだと分かりにくいので、
質問例で進めてみます。
【ディスカバリー(強みの発見)】
Q1.これまでで、あなたの最も仕事のやりがいを感じたときは?
(やる気が出たり、自分のチカラが最大限に発揮されていると感じたとき)
Q2.自分自身、自分の仕事、自分の組織について、
「どんな長所」や「感謝できること」があると思いますか?
↓ ↓ ↓
【ドリーム(理想の状態)】
Q3.どんなことがあれば(起きれば)、
組織の潜在力が最大限に発揮されると思いますか?
そのとき組織やあなたはどうなっていると思いますか?
状態をできるだけ具体的に描いてみてください。
↓ ↓ ↓
【デザイン(目指す状態の明確化)】
Q4.自分の組織について、
あなたがずっと「こうなって欲しい」と願ってきた状態が、
将来実現したことを想像してください。
今との違いはどんなところですか?
あなたはどんなふうに貢献していますか?
↓ ↓ ↓
【ディスティニー(実践して定着化)】
Q5.あなたが自らやっていくことは?
ちなみにですが、
これを初めてすると、
最初は視野が狭かったり、
発想が限定的だったりして、
「うーん、Q5の実践内容がなんかイマイチ」
ということもあります。
それでも大丈夫です。
いきなり良いアイデアがポーンと
浮かぶなんてことはありません。
理想の状態を最初から
イキイキと描くことは難しかったりします。
理想が明確でないならば、
実践する内容も曖昧になるのは当然のことです。
でも最初はそれで大丈夫です。
これを繰り返し、
イメージを鮮やかにしていくことが大事です。
この質問ワークを何回か繰り返すことで、
視野が拡がり、発想が豊かになってきて、
ドンドンと色んなアイデアがわいてきます。
継続してコツコツと
繰り返すことが大事です。
ぜひ皆さんも一度試してみて下さいね(^^)