グロースパートナー
社労士事務所

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2024 / 03 / 18  12:00

そもそも「リーダー育成研修」ってなんなの?その3~中小企業で階層別研修をしないほうがよい理由~

 

前回のブログで、

私が実施しているリーダー育成研修の

3つの要素についてをお伝えしました。

 

 

⑴管理職というリーダー職の社員をより良いリーダーに育てる

 

⑵次世代のリーダー候補にリーダーに必要な思考を学んでもらう

 

⑶リーダーを支える社員、リーダーに仕える社員に、

リーダーがやっていること、やろうとしていることに理解と関心を示してもらう

 

そして、

中小企業の経営者さんから

「体系立てて管理職を育てていきたいから、階層別研修をお願いしたい」

と依頼されても

「一部の管理職の社員だけではなく、新入社員も含めた全社員を集めて研修をしましょう」

と提案していること、

そして

私自身は中小企業では階層別研修をしないほうがいい

とすら思っていることをお伝えしました。

 

 

「なぜ中小企業では階層別研修はしないほうがいいの?」

 

これについては

ちゃんとした理由が3つあります。

 

①階層別研修に意味がないから

 

②今の管理職は昔より大変だから

 

③全員で学んだほうが効率がいいから

 

 

今回は

②今の管理職は昔より大変だから

これについてお話ししようと思います。

 

「いやいや、今の管理職なんて俺の時に比べたら大したことないよ」

と言いたくなる昭和世代の管理職経験者もいるでしょう。

 

確かに昭和世代になると

・会社の発展のために身も心もを捧げてきた

・長時間労働も厭わず働いた

・パワハラも当たり前

・奥様は専業主婦としてご主人の家庭を支えた

・夜中まで上司と飲んで、二日酔いのまま会社に出社する

こんなすごく大変なイメージですし、

実際に私の父親もこんな感じでした。

 

会社が雇用と昇給を保障し、

最後まで頑張ったら退職金で報いてあげるという

いわゆる終身雇用を約束することで

社員は安心して人生を会社に捧げていたのだと思います。

 

じゃあ、今はどうなのでしょう?

 

昔と比べたら大変ではないのでしょうか?

 

いや、やっぱ大変だと思います。

 

それは今が次のような時代だからです。

 

 

1.転職が当たり前の時代

昔は転職したくても情報がなかったので、

転職はとても珍しいものでした。

 

けど今は違います。

 

世の中に色んな企業の情報があふれています。

 

今は大企業、上場企業に入社した若者でも転職をします。

 

つまり、辞めることに躊躇がないのです。

 

そんな若者を会社に引き留めるために、

管理職は異常なまでに若手に気を使わなければいけない時代になったのです。

 

先日、私が働いていた銀行の先輩と飲みました。

今は支店長になっていましたが、こんなことをこぼしてました。

 

「今は新入行員はお客様扱いだよ…」

 

簡単に言うと、

「腫れ物に触るように扱わなきゃいけない」

ってことです。

 

強く言い過ぎると辞めるので

本人のプライドを傷つけないように

指導しなきゃいけないということです。

 

何気ない一言にも

気を使わなければいけないというのは

けっこうなストレスですよね。

 

とは言え、

私が新入行員だった時も

そのように丁重に扱って欲しかった笑

 

2.パワハラが許されない時代

1と関連しますが、

部下に強い指導をすると

「パワハラ」などとすぐに言われてしまう時代です。

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いったん「パワハラだ!」と部下が訴えると、

パワハラの法的な解釈に当てはまらなかったとしても

人事部や総務部は見過ごすことができないため

調査が必ず行われます。

 

そうなってくると、

腰が引けて思い切った指導ができなくなります。

 

悪意のない指導で部下が「うつ病」となり休職しようものなら

精神的にかなりのダメージを受けます。

 

なので「パワハラだ!」と言われるのを避けるためには

言いたいことを一旦別の言葉や言い方に

変換する手間をかけなきゃいけないわけですが

けっこう面倒くさいし、ストレスです。

 

コーチングなどを学ぶことが有効なのですが、

管理職は有効な指導法を学ばなきゃいけない時代になったのです。

 

3.ワークライフバランスの時代

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働き方改革により、

時短や効率化を求められる時代となりました。

 

だからといって、

成果は求められなくなったかというと

そんなことはないですよね。

 

労働時間が短い中で、

最大限の成果も求められるわけです。

 

つまり、昔のやり方を踏襲するだけではダメで、

いかに効率よく業務を行うか、

いかに効率良くチームを動かせるか、

ということを常に考えなきゃいけないのです。

 

効率化には

ITの活用も必須ですが

「俺ははITは苦手だ」

とか言ってられません。

 

ITも

部下への指示も、

業務フローの改善も

とにかく色んなことを効率よく

短い時間内でこなさないといけないのです。

 

 

4.正解がない時代

昔は商品を作れば売れる時代でしたが

今は色んな商品が世の中にあふれているため

簡単には売れない時代になっています。

 

じゃあ商品を広告しまくれば売れるのかというと

そうでもないわけです。

 

今の時代、

自分の商品を買ってくれる人はどんな人なのか?

その人たちはどこにいるのか?

何をみて購入を決めるのか?

どのくらいの価格帯なら買ってくれるのか?

どんなキーワードが刺さるのか?

これらをきちんとリサーチして

そこに力を割いていく必要があります。

 

昔と比べたら価値観も多様化してるため、

昔の成功法則が通じないことがたくさんあります。

 

正解は自分達の手で見つけなければいけないし、

社長ですら正解がわからなかったりします。

 

つまり正解がない時代と言えます。

 

そんな時代なので

管理職にも当然に

クリエイティブな思考が求められます。

 

経営層から言われたことだけを

やっていればよい時代は終わったのです。

 

 

ということで、

今の時代の管理職が大変な理由4つを

お伝えしました。

 

そんな忙しくて大変な管理職だけに

管理職の役割を担わせ、

管理職としての立ち振る舞いを求めるのは

酷だと私は感じます。

 

別の言い方をすれば

「終身雇用・右肩上がりの給料が

約束されているわけでもないのに

求められる役割が多すぎて割に合わない」

とも言えます。

 

ではどうすればいいのか?

 

それが

「なぜ中小企業では階層別研修をしないほうがいいの?」

残り1つの理由である

③全員で学んだほうが効率がいいから

と関わってきます。

 

長くなりましたので、

続きは次回のブログでお伝えしますね(^^)

 

2024.06.16 Sunday