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パーパスってなに?⑤経営理念はミッション・ビジョン・バリューだけじゃだめなの?
私、実は補聴器を使用しています。
なくてもお喋りはできるので難聴と言われるほどのものではないですが、
5年前くらいから小さい声が聞き取りづらくなるのを感じるようになりました。
「大事なことを聞き漏らしたらどうしよう」
「聞こえなかった言葉を何回も聞き直したら相手も嫌な気分になるだろう」
このように会話に不安を感じたので補聴器をつけ始めました。
研修講師もしているので、
研修中の受講者との会話が成立しなくなる可能性があることも不安でした。
補聴器をつけてみた結論としては
「補聴器をつけて良かった!」
普通の人と同じレベルで会話が出来ていると感じます。
最近の補聴器は進化していて、
スマホとBluetoothで繋がるので音楽も聴けます。
また、重点的に聞きたい方向を選ぶこともできますし
音質も会話重視なのか、クリアな音質重視なのかを
選ぶこともできます。
メッチャ便利です(^^)
ただ、唯一の欠点は、
スマホのBluetoothをオンにしておくと
スマホに着信があった時に、着信音が補聴器に飛んでくることです。
これが重要な商談中や、研修講師の仕事中に
鳴り出すと、目の前の相手の言葉が聞こえにくくなるので、
慌ててスマホのBluetoothをオフにするか、
着信音を聞き流しながら目の前の相手の話を集中して聴きとる
という高度なテクニックが必要になります笑
なので、商談や研修講師の仕事の前には
Bluetoothをオフにすることを心掛けていますが、
たまに忘れて着信音に慌てることがあります。
もし私との会話の途中で妙に私が慌て始めたら、
「Bluetoothをオフにし忘れたな」
と思ってください笑
さてさて、前回のブログの続きです。
経営理念には、ミッション、ビジョン、
そして冒頭でも少しお話しをしたバリューの3種類があることをお伝えしました。
その中に、最近では「パーパス」という概念が存在するとのこと。
その「パーパス」を深堀りしていきます。
「<ケースでわかる〉実践パーパス経営」
野村総合研究所の伊吹英子氏と、古西幸登氏の共同著書においては
以下のような解説があります。
・「パーパス」とは「揺らぐことのない社会的な存在意義」
・「組織や個人が、なぜ社会に存在しているのか?」という根源的な存在意義や存在価値のこと
「なぜパーパスが必要と言われ始めたのか?!」
「果たしてその効果は?!」
「中小企業にも必要なのか?!」
これらにドンドン迫っていこう思います(^^)
まず、パーパスにおける6つの特徴は以下の通りです。
①第3者的な視点をより強く含む
②組織に内在しているものであり、発掘するもの
③共感、共鳴されているもの
④その組織にとって唯一無二のもの
⑤社内のみならず、社外のステークホルダーも視野にあるもの
⑥その企業にとって原点を表すもの
前回までのブログで1から4までを解説しましたが
簡単に言うと
「パーパスとは社会的意義があり、不変のもの。
そして、パーパスは突然降りてくるものだがそれは意外と身近でシンプルなもの」
今回は⑤と⑥を解説します。
⑤社内のみならず、社外のステークホルダーも視野にあるもの
ミッションは「日々使命感を持ってやること」
という意味があるので、どちらかと言えば社員に向けてのもの
一方パーパスは社外のステークホルダーからの
共感や共鳴を意識されるもの。
社会における存在意義を定義したものなので、
社員はもとより、社外からも共感、共鳴を受けうるものということです。
簡単に言うと、
「社内社外問わず誰からも支持されるもの」
ということでしょう。
⑥その企業にとって原点を表すもの
ミッションが過去の体験を原動力とした
「日々使命感を持ってやること」
ビジョンはミッションのその先にある風景、
ならパーパスは?
パーパスは企業の原点、すなわち揺るがない基軸です。
ネスレではパーパスのことを「羅針盤」と呼ぶそうです。
つまり、原点があり、その原点に戻ると
1つの方向を指し示しているのです。
「判断に迷ったらパーパスに立ち帰る」
ってことですね。
その点でミッションに近いですが、
ミッションも時代や価値観の変化によっては
変わるものだと感じてます。
私が所属するキャッシュフローコーチ協会において
理念を考えるうえでのキーワード
「カンパニースピリッツ」=会社ならではのこだわり
という概念があるのですが、
パーパスはこの「カンパニースピリッツ」に
近いのではないかと思いました。
このメルマガ読者のキャッシュフローコーチの皆さん、
どのように感じられます?
今回のブログはここまでですが
今回の2つ特徴を簡単に言うと
パーパスは
「誰からも支持されて、原点である」
と捉えることができます。
これまでの要約を繋げ合わせブラッシュアップすると
「パーパスとは社会的意義があり、誰からも支持されるもの。
それは意外なほどシンプルで、常に身近なところにあるもの。
そして、企業の原点であり、これからも変わることがないもの」
帝王学の話にはなりますが、
人は生まれたときから、
その人がすべきことが決まっているそうです。
母親のお腹にいるときに、
神様から「お前の使命は〇〇だよ」
と告げられるそうです。
ただ、狭い産道を抜けてくるときに
その神様からのお告げを忘れるそうです。
なので、そのお告げを一刻も早く思い出すことが、
自分の使命を果たすうえで大切なんだそうです。
それの会社版というのが
パーパスなんじゃないかと感じました。
皆さんはどのように感じましたか?
では、次回以降のブログで
パーパスの事例を紹介したいと思います。
次回もお楽しみに(^^)