グロースパートナー
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2025 / 03 / 31  12:00

あらためて感じた「研修講師としてのやりがい」③

 

前回は、社員研修にありがちな「3つの弱点」についてお話ししました。

 

その3つの弱点とは…

 

①経営者が研修を怪しんでいる(「研修では社員は変わらない」と思ってる)

②やる気ゼロの社員がいる(こっそり仕事をする、講師に反発する…)

③ 一回ポッキリだと効果なし(学びを忘れちゃうパターン)

 

ですが!

 

これらの弱点を吹き飛ばすくらい、社員研修には「価値」があります。

 

今日は、その「研修の3つの価値」についてお伝えします。

 

①受講者同士のコミュニケーションの質が高まる

私が行う研修は、よくある“知識詰め込み型”ではありません。

 

ひとつの理論や考え方をネタに、みんなで考え、話し、気づき合う、

そんな“対話型”の研修です。

 

言ってみれば、社員同士が「深い会話」を交わすためにネタを提供しているわけです。

 

たとえば…

「あそこの店のパスタが美味しい」

「辛い食べ物には目がないのよね~」

こんな会話も互いを知るためには必要なのですが、

お互いが成長し合うような会話ではありません。

 

「自分は〇〇が苦手。でも克服したい」

「じゃあ自分の得意を活かして、サポートするよ!」

「この理論、うちの現場でも試してみたいな」

「あなたの考え方に刺激を受けた!真似してみる!」

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こんな会話が自然と生まれたら、それはお互いに成長している証です。

 

その会話を引き出すための有効な手段が社員研修なんです。

 

 

②同じ悩みを持つ仲間がいることに安心する

職場って、どこか「弱音を吐いたら負け」みたいな雰囲気がありますよね。

 

でも人間ですから、悩みがあったっていいんです。

 

・成果が出ない

・上司と合わない

・自信がない

 

でも心のどこかで、

「こんなことで悩んでるの、自分だけかも…」と感じてしまう。

 

そんな時、研修でポロッと打ち明けてみたら…

 

「えっ、私も同じこと思ってた!」「それ、めちゃくちゃ分かる!」

 

そんな共感が起きることがあります。

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これは決して“傷のなめ合い”ではなく、

「安心して前に進むためのステップ」なんです。

 

「自分だけじゃない」と知ることで、人は驚くほど前向きになれるものです。

 

 

③学びを“共通認識”にできる

たとえば、こんな理論があります。

 

タックマンモデル

「グループ(ただの集まり)が、本当のチームになるには【混乱期(対立)】を乗り越えることが必要!」

 

…これを、職場の1人だけが知っているのと、

みんなが知っているのとでは、全然違います。

 

みんなが知っていれば――

「今、うちら“混乱期”かもね。でもこれはチームになるための大事な過程だ!」

と前向きに捉えられる。

 

逆に1人だけだと、

「なんで誰もわかってくれないんだ…」と孤立して終わってしまいます。

 

要するに、

「共通認識」=「進化をスムーズにするためのもの」

 

だからこそ、

「あの人だけ参加した研修」ではもったいないわけです。

 

できればチーム単位、なんなら全員で研修を受けるのがベストなんです。

 

極論言えば、

「管理職研修だとしても、パートさん含めて全員で受けた方がいい!」

とさえ思っています。

 

その方が、管理職の苦悩や使命に対する理解も深まりますし、

結果として、職場が丸ごとレベルアップするからです。

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ということで、

私はこれからも、社員と会社の「幸せの一致点」を拡げるべく、

社員研修の価値を伝え続けていきたいと思います。

 

そして、研修を企画する人事部がない中小企業の経営者にとっての「右腕」として、

社員の可能性を引き出す「黒子」として、

誇りを持ってこの仕事に取り組んでいきたいと思います(^.^)