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悔しい記憶ほど忘れない~中学1年の校内合唱コンクール~
前回のブログの続きを書くつもりで、いつもの「どうでもいい小話」を先に書いていたのですが、
筆が止まらず脱線し続けたことから、丸ごと1本使ってしまいました笑
ということで、今日はその脱線話を…
つい最近ですが、
ふと中学1年のときの校内合唱コンクールを思い出したんです。
私たち1年6組が選んだのは、「荒野の歌」
(参考までに他校の演奏動画はこちら↓)
https://youtu.be/R7ecdKAFONg?si=ycya7_WCcnSnOpVD
大学では混声合唱団で指揮者、社会人では名門合唱団で歌っていた私から言わせてもらうと、
この曲、中1の合唱ド素人が歌うにはかなりの難曲。
でもだからこそ、ちゃんと歌い切れたら圧倒的なインパクトが出るんです。
当時のクラスメイトたちは
「これは優勝いける」と本気で燃えていました。
そして始まった猛練習。
ある日、教室での練習がイマイチだったのか担任の先生が言いました。
「外で歌うぞ!!」
連れて行かれた先は運動場。
解放され、かつ響かない外で思い切って歌わせ声量アップを図りたかったのでしょう。
ところが途中からまさかの雨。
当然、「中止か??」と誰もが思ったその瞬間、
「そのまま歌え!!」と先生。
びしょ濡れの中で「荒野の歌」を叫ぶ中1たち。
今なら確実に保護者からクレームが来るレベル笑
でも当時は本気でした。
そして本番当日。
クラス全員の気持ちがひとつになって「荒野の歌」を響かせました。
あれは間違いなく、出し切った演奏でした。
「これはイケた!」という空気の中、結果発表――
…まさかの2位、6クラス中2位。
優勝は3組。曲はあの名曲――
「あの素晴らしい愛をもう一度」
いや、この曲は私も大好きですし心に沁みる名曲です。
でも、あえて言いたい。
「ズルくない!?」
あの曲、気持ちを込めて歌えば、
音程外しててもなんとなく感動してしまう曲なんですよ。
しかもそこまで難しくない…
こっちは雨に打たれながら鍛えた本気のハーモニー!
それが審査員に届かないなんて…納得できるかーー!
はい、今回はそんな感情を抱いた出来事を思い出したというお話しでした笑
ちなみに、そのときの指揮者はK君。
K君、この話、覚えてる? ?
それにしても、自分でも驚くのは
「嬉しかったこと」よりも
「悔しかったこと」の方が鮮明に残ってること。
実はこれ、心理学的にちゃんと理由があるそうです。
人の脳はネガティブな出来事を優先的に記憶するようにできているそうで、
危険を避けて生き延びるための本能的な仕組みなんだそうです。
「あそこに行くと危ない」
「あれを食べるとマズい」
そんな記憶をしっかり残すことで命を守ったとのこと。
だから、私が30年以上経った今も合唱コンクールの2位を引きずってるのも、
人間として自然なことなんでしょう笑
実は、悔しかったことを人に話すのにも意味があります。
・気持ちが整理される
・自分の価値観が見える
・共感が生まれ、人とつながる
・ネタになる(←これ、けっこう大事)
そう考えると、このエピソードを書きながら、
少しずつ自分の中でも昇華されてきた気がします。
最後に、こんな名言を思い出しました。
「悔しい……! だがこれでいい……!」
ー 『カイジ』より
https://youtu.be/krDPU7sZFlc?si=NViee2B4IPf7wk9l
お笑い芸人がモノマネしてます↓↓
https://youtu.be/03ynheVJRkA?si=Lx8r8h1mWTr8SEiy
私も酔ったらたまにモノマネします笑
ということで、本気でやったからこそ悔しい、
でも悔しさを抱えたままでも前に進める、
それもまた「人間らしさ」ということですね。
というわけで、次回はちゃんと本題に入ります。
「『なぜ?』を5回繰り返せ」とよく言われる中で「なぜ」よりも有効な質問があるんですが、
ぞれは次回お届けします(^.^)
どうぞお楽しみに!