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「社員さんと面談するときは○○が大事~前編~」
それについては、次回のメルマガでお伝えしたいと思いますので、お楽しみに(^^)
先日、社外の第3者として
とある会社の社員さんと面談を行ってきました。
聞き出したいことが次の2つでした。
・給与など処遇に関する希望
・会社の働きやすさに関する意見
ただ、その社員さんとは初めて会うので、
信頼関係もなにもありません。
「なんのための面談だろう?」
という疑問がその社員さんにもあったと思います。
そんな状況で、さっきの2つの質問をストレートにぶつけても、
「社外の第3者にどこまで本音を話していいのだろう?」
と警戒されて、差し障りのない会話が続き、
本当に聞きたかったことが聞けないまま終了というのがオチです。
これは社外の第3者に限らず
上司と部下での面談においても同じことが言えます。
過去に何度もお客様の会社の社員さんと面談を行ってきましたが
中には頑なに喋ってくれない人もいました。
「どうやったら面談が有益なものになるのだろう?」
「安心感を与えるための何かしらの工夫ができないものかな~?」
と考えました。
そこで色々と勉強して行き着いたのが「前置きトーク」です。
「前置きトーク」とは本題の前に相手に安心感を与えるトークのことです。
社員さんとの面談での「前置きトーク」として
以下のことを伝えるようにしました。
・会社は社長のビジョン実現を目的として経営をしていること
・社員は自分の幸せを目的として仕事をしていること
・お互いの目的が多少なりとも一致しているので、あなたや他の社員さんはこの会社で働いていると思われること
・今後はその一致している範囲を拡げていきたいと会社は考えていること
・今回の面談はそのための意見交換の場であること
・話した中で会社側に伝えて欲しくないことがあれば伝えないこと
これらを口頭で伝えるのが難しい場合は
書面に落とし込んで社員さんに渡して、一緒に読み合わせすることもあります。
このように社員さんとの面談時に必ず「前置きトーク」をするようになってからは、
面談の意図が誤解なく伝わるようになり、安心して私にお話しをしてくれるようになりました。
皆さんも、社員さんと面談する際にはこの「前置きトーク」を工夫してみてはいかがでしょうか?
ただですね、この「前置きトーク」
正直なところテクニック的な色合いが強いです。
なので社員さんから
「この社労士はいい感じのこと言ってるけど、本当は私たち社員の敵で、社長の味方なのでは?」
という更なる疑念を持たれることもあります。
特に私のような社外の第3者の場合、実際に
「あなたたち社労士は会社と契約して会社からお金をもらっているから、どうせ社長の味方なんでしょ?」
と言われたことがあります。
これを言われたら焦りますよね…
そこでこの最悪の場面に備え、もう一つ準備しておきたい大事なことがあります。
むしろこっちのほうが個人的には大事だと思っています。
それについては、次回のブログでお伝えしたいと思いますので、お楽しみに(^^)