グロースパートナー
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2023 / 05 / 15  12:00

「会議で意見が出ない4つの理由とは?」

先日、お客様の会社において理念浸透委員会が立ち上がりましたので、

その会議にオブザーバーとしてお邪魔してきました。

 

そのとき、委員会のリーダーの方が「心理的安全」というキーワードが

仕事の生産性を高めるうえで必要不可欠なものであることをメンバーに解説してくれました。

 

「心理的安全」とても大切ですね。

 

グーグルにお勤めされていて、「世界最高のチーム」の著者であるピョートル・フェリクス・グジバチさんは、

その著書の中でこのように述べています。

 

「心理的安全とは『自分らしさを発揮しながらチームに参画できる』という実感のこと」

 

「端的に言えば、『メンバー1人ひとりが安心して、自分が自分らしくそのチームで働ける』ということ」

 

「自分らしく働くとは『自己認識・自己開示・自己表現ができる』ということ」

 

「要は『安心してなんでも言い合えるチーム』が心理的安全が高いチームなのです」

 

 

これを読んだときに真っ先に思い出したことがあります。

 

銀行員時代の6年目の頃ですが、

勤務していた支店の中で労働組合員の代表に選出されたことがありました。

 

「職場改善について話し合いたい」と突然支店長に部屋に呼び出されました。

 

よく怒鳴るワンマン支店長でしたので、嫌な予感しかしないという感じで部屋に向かいました。

 

「木貞くん、何か職場で改善が必要なことってあるかね?」

 

「支店長、そう言えば内勤のスタッフが休憩時間がきちんと取れないというような意見があり…」

 

私が話しを始めた瞬間、支店長は眉間にしわを寄せて、

うなずきもせず、ずーっと私を凝視したままです。

 

なんだか息が苦しくなりました。

 

そしておもむろに私の話をさえぎり

 

「それを聞いてお前はどんな行動を取ったんだ!?」

 

「それをただ聞いてただ俺に伝えているだけが役目なのか!?」

 

と支店長が突然怒鳴りだしたんです。

 

(しまった、面倒くさ!)と感じた私はとっさに

 

「いえいえ、最近は自分達でなんとかうまく休憩が取れるように調整できているようです。なので大丈夫です」

 

と終わらせてしまいました。

 

「戦わずに逃げてしまった…」

 

 

15年以上も前の話ですが、今でもモヤモヤしています。

 

ただ、それから時を経て、会社内の会議に私が外部の第3者として出席することが増えたのですが、

先ほどのようなネガティブな会議が多くの会社で行われていることを知りました。

 

「うちの社員は意見を全く言わない、何も考えていないんだよ!」

 

「しかも意見を言ったと思ったら、誰もが思いつくようなレベルの低い意見だったりするんだよ」

 

意見が出ない会社の社長は、だいたいこのようなことを言っていることが多いようです。

 

 

さて、この「会議で意見が出ない」という問題の本質はどこにあるのでしょう?

 

私が所属する一般社団法人キャッシュフローコーチ協会の和仁達也氏によると、

会議で意見が出ない理由は4つあるそうです。

 

意見を言うと

 

①恥をかかされる。

 

②批判される

 

③仲間はずれにされる

 

④辞めさせられる

 

この4つの不安が常につきまとっている会議では意見がでないそうです。

 

考えてみると、確かにそうですね。

 

何か嫌な気持ちになったり、待遇が悪くなることと引き換えに意見を言うのは割に合いません。

 

なにしろ、経営者や上司に意見するにはとても勇気がいることですし、

そんなことができるのは半沢直樹のようなドラマの世界だけでしょう。

 

ここから逆に考えると、その4つの不安から解放されれば

「安心して意見を言ってもいいんだ」という良い空気が生まれるのだと思います。

 

そのような良い空気がある会議であれば、

きっとたくさんの意見が出ると思いますし、なにより前向きな意見も増えるのでしょうね。

(「意見を集約するのが大変」という別の悩みが増えそうですが)

 

4つの不安から解放されるということは、

心理的安全が約束されていると言い換えることもできるでしょう。

 

そして、そんな心理的安全が約束されている会議をやり続けることが、

良いアイデアを生む生産性の高い会議に育てていくための秘訣なのでしょうね。

 

 

私が関わったある会社は、

社員がよく意見を言い合っていて、とても活気があります。

 

そこの社員は社長にも臆せずものを言ってきたりしますし、

なんなら私にも色々とアドバイスをしてくれます。

 

社長はそんな意見を言う社員が嫌かというとそうでもなく、

逆に喜んでいたりします。

 

当初は我がままのような意見を言ってくること多く、

社長もその対応にかなり苦労したようです。

 

ただ、意見を拒絶せず根気強く対応しているうちに段々と意見が洗練されてきて、

今は会社を良くしたいという前向きな意見がほとんどを占めるようになったとのことでした。

 

 とても素晴らしく、素敵な職場だと思います。

 

 

前向きな意見交換をたくさん交わすことで成果があがりやすくなるのは皆さんもお感じだと思いますが、

その秘訣が「心理的安全」だと思います。

 

私に関わる方々が前向きになれて、成果があがるようにするためにも、

まずは「心理的安全」を感じることができるような場作りを今後も意識していきたいなと思います(^^)

2024.06.16 Sunday