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【相談にのる技術=コーチング】について②
今回はコーチングの具体的なやり方についてお伝えします。
「コーチングと言っても、難しいんでしょ?」
よく言われますが、私がお伝えしているものは誰でも簡単にできるものです。
コーチングを生業にしているプロコーチ目線だと、
確かに物足らないかも知れませんが、
誰でもできるものでないと意味がありません。
私がお伝えするコーチングは、
私の師匠である和仁達也氏から学んだものです。
和仁先生曰く
「世の中にコーチングは数あるけれども、
私のコーチングはそれらの枝葉を切り落としてシンプルにしたものであり、
再現性が高く誰でもできるもの」
このようなニュアンスのことを仰っていました。
それについて少しだけ私がアレンジしているのですが、
その流れを6つのステップでお伝えします。
次の6つのステップで質問をしていくだけなんです。
①解決したい課題にタイトルをつけると?「○○」を「✕✕」するには?
②現状は?
③理想の状態は?
④理想の状態になるために壁になっていると思うことは?
⑤壁を乗り越える手段は?選択肢は?理想状態になるための条件(解決策)は?
⑥やること、はじめの一歩は?
どうでしょうか?
めちゃくちゃカンタンですよね?笑
超シンプルで
誰でもできそうな気がしますよね!
簡単に6つのステップを説明しますね。
①解決したい課題にタイトルをつけると?「〇〇」を「✕✕」するには?
→コーチングのテーマとして扱いたいことを、おおまかに把握します。
これが曖昧だと、コーチングも曖昧になってしまいますので、
しっかりとタイトル決めすることが大事です。
【質問例】
話してみたいことは?相談してみたいことは?「○○を✕✕するには?」に当てはめてみると?
②現状は?
→その人が今おかれている状況を把握します。
【質問例】
現状はどうですか?今はどのような感じ?どのような経緯がある?これまでに進んだことは?他には?そのためにどうしようとしたの?そもそもはどうだったの?(詰問にならないよう優しく)なぜ?いつ?どこで?誰が?なにを?どれくらい?どのように?
③理想の状態は?
→その人がどんな状態を希望しているのかを把握します。
【質問例】
どうなったら嬉しい?誰に何と言われたら理想的?どんな感覚・感情になれば完璧?将来どんな景色・シーンが見たい?本気になれば何でも実現できるとしたら、どうなっていたらいい?その問題が解決したと言える状態とは?
④理想の状態になるために壁になっていると思うことは?
→なぜ理想の状態になっていないのか、理想に行けないのかを把握します。
【質問例】
どこが難しそう?何につまずきそう?何が壁になりそう?どこに抵抗感がある?
⑤壁を乗り越える手段は?選択肢は?理想状態になるための条件(解決策)は?
→その人が理想の状態を獲得するために、どんな条件が必要かを整理します。
【質問例】
どんな選択肢がありそう?1ミリだけでも進めるとしたら?どんな能力があればいい?今までと行動を変えてみるとしたら?どんな環境になればいい?誰か協力者を探すとしたら?モデルや目標になる人を探すとしたら?情報量や経験値の差を埋めるとしたら?そのためのモチベーションを上げるためには?
⑥やること、はじめの一歩は?
→今までのコーチングを振り返り、一旦整理し、やることを決めます。
【質問例】
何からやってみる?はじめの一歩は何から?いつから始める?何か支援できることはある?ここまでのことを一旦整理して話してもらってもいいですか?
この図のような感じで進めていきます。
もちろん相談者という相手がいて、
会話しながら進めていくので、
このステップ通りにならなかったり、
順番が前後したり
1つのステップに時間を要したりすることもあります。
ただ、このステップを意識しながら、
「今の会話はステップ4だな」
などと考えながら話をしていくことで
迷子にならなくなります。
ぜひ皆さんもこのステップを参考に
コーチングにチャレンジして欲しいと思います(^^)
なお、相談相手が自分の枠組みの中だけで発想しているとき、
コーチが予想だにしないところから質問することで、
相談相手に大きな気付きを与えることができます。
それを和仁先生は
【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】
と呼んでいます。
次回のブログでは
この
【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】
についてお伝えしますね!
お楽しみに(^^)