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【スラムダンク】から経営理念を作る3つの目的を考察する~その2~
先週ですが、顧問先の建設業のクライアントの安全大会にて
「ハラスメント予防研修」を講話に近い感じで実施してきました。
ホールのような場所で
社員と関係業者さんを合わせて150名という
かなりの規模感です。
いつもはワーク中心の研修が多く、
私自身あんまり喋らないのですが、
今回はワークがあまりできない状況だったので
私が喋る量を多めにしました。
「そんなに大人数の前で話すのって緊張しないの?」
とよく聞かれます。
正直、全く緊張しません。
昔は
「上手く説明できるかな?」
「相手になんて思われるのかな?」
というネガティブな感じで緊張することが多かったのですが
今は
「ちゃんと感情を乗せてイキイキと話すぞ!」
「相手に気付きを与えるぞ!」
「伝えたいことを伝える絶好の機会だ!」
という前向きな思考になったので、
緊張というものがよく分からなくなりました。
自分の研修をビデオ撮影して、
客観的に自分を見直すこともしていますが、
その効果も大きいのではないかなと思っています。
緊張しないためのコツは
「伝えたい!」
「俺の話を聞いてくれ!」
「俺ほどの知識量を持っている人はこの場にいない!」
と思えるほど調べたりして準備しておくことなんだと思います(^^)
閑話休題、経営理念についてのお話しをしますね。
「なんで経営理念を作るんでしょう?」
作る目的としては次の3つです。
①すべきことを明確にし、方針がブレないようにする
②競合他社と比較したときの自社の優位性を発信する
③経営理念に共感し実践できる社員を育てる
このようなお話しを前回のブログでお伝えしました、
この3つの目的について、
スラムダンクのエピソードから一つずつ解説していきますね。
【①すべきことを明確にし、方針がブレないようにする】
全国大会1回戦の豊玉戦を皆さん覚えているでしょうか?
そうです、
ラン&ガン、
ちょんまげとエースキラー南が率いる
あの豊玉高校です。
しかも豊玉高校はガラが悪いんですよ。
でも前評判では豊玉高校はA評価、
一方で花道率いる湘北はC評価。
そう、豊玉高校は強いんです!
いざ試合が始まると
ガラの悪い豊玉メンバーに
湘北メンバー全員がイライラし出します。
ついにはエースキラー南の意図的なヒジ打ちで
湘北のエース流川が目を負傷してしまいます。
そこからラフプレーの応酬となり
試合がどんどん荒れていきます。
そんな悪い流れを断ち切るために
安西先生はハーフタイムでメンバーに
次の言葉をかけます。
「全国制覇とは口だけの目標かね?」
そうなんです。
湘北は全国制覇が目標なんです!
この全国制覇というのは、
経営理念に当てはめるなら
「ビジョン」=「実現したい自分達の未来」のことをいいます。
イライラしてラフプレーに走っていたメンバーは、
この安西先生の一言で自分達の目標を思い出し、
ブレていた自分達を反省するのです。
結果、自分達のプレーを取り戻し、
持ち味を活かして豊玉に勝つことができたのです。
このお話しから伝えたいのは、
経営理念には
【すべきことを明確にし、方針がブレないようにする】
効果があるということです。
全国制覇を目標にしていた湘北は、
ラフプレーの応酬でその目標を見失いかけていたのです。
そんなタイミングでの安西先生の一言で
自分達がブレていたことに気付けたのです。
このシーンはとてもよく覚えていましたし、
今読み返してもグッと胸が熱くなります。
世間を騒がせた某中古車販売会社も
「常にお客様のニーズに合ったクオリティの高い商品・サービス・情報を提供する」
という崇高な理念がありました。
しかし、それを忘れて自分達の利益に走ったのです。
安西先生のような存在がいたならば、
こんなことにはならなかったはずです。
とまあ、このブログを書くために
豊玉戦の23巻と24巻を
引っ張り出してきて読んでいるのですが、
やはりスラムダンクは面白い!
当時はワクワクするスポーツ漫画という位置付けで読んでいましたが、
今読むと多くの学びがあることに気が付きます。
GWは1巻からまた読み直そうかな笑
ということで、
次回ブログは
経営理念を作る目的
【②競合他社と比較したときの自社の優位性を発信する】
について、
またスラムダンクのエピソードを交えて
お伝えしようと思います。
次回のブログもお楽しみに(^^)