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マネジメントで「いい人」になるのはやめなさい【識学・リーダーの仮面】を読み解く~その3~
先日、社労士会の広報員で懇親会をしたのですが、
2次会ではBARにいきました。
今時のBARは、かなりアミューズメント化されているんですね~
なんと室内でシミュレーションゴルフを
しながらお酒が飲めるんです!
しかもタバコまで吸えるという笑
私も20年ぶりぐらいにゴルフクラブを握りましたが、
結果は散々…
銀行員時代に打ちっぱなしでプロに習ったこともありましたが、
中々上達せず…
20年の時が経っても
やっぱり下手くそでした笑
さて今回のメルマガも「識学」の続きで、
書籍「リーダーの仮面」を読んだ感想を深堀りしていきます。
部下や周りの人から
「このリーダー、冷たい人ね」と思われてでも
仮面をかぶって遂行しなければならない、
5つのリーダーの役割について、
その役割の意味と立ち振る舞い方について
具体的に解説がなされています。
その1つ目【ルール】について整理していきます。
【ルール】というとがんじがらめのイメージを受けますが、
マネジメントにおいては【ルール】は重要だと「識学」では言及しています。
簡単に言うと次のような理屈です。
・ルールがなければ個人の裁量が混じりこんでしまうので
上司の顔色をうかがったり、空気を読んで行動しなければいけなくなりストレスになる。
・ルールがなければ感情が優先されてしまうので、
人間関係が難しいものになり、職場がギスギスしてしまう。
・ルールがあるからこそ、青信号を安心して渡れる、
つまり人間関係で悩まなくてよくなり仕事に集中できる。
例えば上司が
「掃除を率先してやりましょう」
という部下の善意や価値観に委ねた指示をしてしまうと
誰も掃除をしなかった時に
「なんで誰も掃除をしないんだ!」
とストレスを感じたり
「進んで掃除しなさいよ!」
と部下を叱ったりして職場は空気が悪くなります。
一方で
「掃除当番表を作ったので、
この当番に従って9時から10分間
1階のフロアの掃除機をかけて下さい」
とルールを決めると、やることが明確なので
もめ事が起こりにくくなります。
仮に掃除がなされていなければ
ルール違反として、
リーダーの仮面をかぶって叱るだけです。
もちろんルールを決めなくても
みんなが積極的に掃除をしてくれることが理想です。
ただ、相手の善意や価値観などに過度に期待し過ぎると、
期待外れの結果となったときに
上司も部下もお互いにストレスを感じることになります。
なのでマネジメントにおいて
【ルール】が大事だということを
「識学」では言っているわけです。
「なるほどな~」と納得できたのと同時に
ラーメン店経営者兼ユーチューバーの「しまやん」のことが頭に浮かびました。
「しまやん」はこの【ルール】にかなりこだわっています。
ラーメン屋さんは活気が大事なので、
店員さんは大きな声でお客様に
挨拶しなければいけないそうですが、
「大きな声」の定義を「83デシベル」
と決めているそうです。
他にも、スープの濃度について
「濃度計」を使用して一定にするそうです。
確かにここまでやると人の感覚が排除され
部下への指導や提供するサービスにブレがなくなり
再現性が高まりますよね。
とは言えですよ、私たちは血の通う人間なので
挨拶であれば
「お客様へのおもてなしの気持ちを込めて挨拶しなさい」
「心のこもった挨拶が聞きたい」
というような価値観も大切にしたいところです。
なので、ルールVS価値観と対立軸で捉えるのではなく
出来事や場面、ステージによっての使い分けが
できるようになりたいですよね。
皆さんはどのように感じましたか?
次回のブログでは
リーダーの5つの役割の2つ目
【位置】について深掘りしていきたいと思います。
次回ブログもお楽しみに(^^)