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パーパスってなに?④経営理念はミッション・ビジョン・バリューだけじゃだめなの
前回のブログの続きです。
経営理念には、
ミッション、ビジョン、バリューの3種類があることをお伝えしました。
その中に、最近では「パーパス」という概念が存在するとのこと。
その「パーパス」を深堀りしていきます。
「<ケースでわかる〉実践パーパス経営」
野村総合研究所の伊吹英子氏と、古西幸登氏の共同著書においては
以下のような解説があります。
・「パーパス」とは「揺らぐことのない社会的な存在意義」
・「組織や個人が、なぜ社会に存在しているのか?」という根源的な存在意義や存在価値のこと
「なぜパーパスが必要と言われ始めたのか?!」
「果たしてその効果は?!」
「中小企業にも必要なのか?!」
これらにドンドン迫っていこう思います(^^)
まず、パーパスにおける6つの特徴は以下の通りです。
①第3者的な視点をより強く含む
②組織に内在しているものであり、発掘するもの
③共感、共鳴されているもの
④その組織にとって唯一無二のもの
⑤社内のみならず、社外のステークホルダーも視野にあるもの
⑥その企業にとって原点を表すもの
前回のブログで①と②を解説しましたが、簡単に言うと
「社会的意義があり、不変のもの」
今回は③と④を解説します。
③共感、共鳴されているもの
これは少しややこしいのですが、
本来共感、共鳴されているはずのパーパスを
急いでとにかく言語化しようということを目的にしてしまうと、
共感、共鳴されたものでなくなってしまう恐れがあるということを意味しています。
なので、パーパスを言語化する時は、
日常において何を身近に感じているのかを感じられる状況を作り、
その状況を注意深く見つめる必要があるということなんです。
うーん、難しい…
要は、
「作ろうとして作れるものではないですよ」
「パーパスを身近に感じることができた瞬間が、パーパスを言語化するタイミングですよ」
ということなのでしょう。
④その組織にとって唯一無二のもの
パーパスは自社が唯一無二の存在であることを表現しますが、
その唯一無二を表現しようとすると余計な言葉が自然とそぎ落とされるため、
一般的な言葉で表現されることになります。
なので、全く違う業種の会社のそれぞれのパーパスが
全く同じパーパスになるということもあり得るということです。
ある建設業のパーパスが「豊かな暮らしを作る」
ある食品会社のパーパスも「豊かな暮らしを作る」
このようなことが起こってしまうということです。
社内で共鳴、共感されていて、自分事として腹落ちしているかが重要であり、
そこに言葉のチョイスは関係ないということなんです。
今回のブログはここまでですが、今回の2つ特徴を簡単に言うと
パーパスは
「作れると思った時に作るもので、出来上がりは自ずとシンプルになる」
と捉えることができます。
前回の要約と繋げ合わせ更に超シンプルにすると
「パーパスとは社会的意義があり、不変のもの。
そして、パーパスは突然降りてくるものだが、それは意外と身近でシンプルなもの」
こんな感じになります。
我ながら「分かりやすく整理したぞ~」と思うのですが、
皆さんはどのように感じましたか?
では、次回以降のブログでパーパスの特徴、最後の2つを解説します。
次回もお楽しみに(^^)