ブログ
「人生の浪費」の正体とは?
前回紹介した書籍
『佐藤舞(2024)「あっという間に人は死ぬから」KADOKAWA』には
『「人生の浪費」の正体とは?』という問いについて
興味深い分析がなされているので紹介させていただきます!
本書では、人が無意識に“間違った時間の使い方”をしてしまう理由として、
次の3つの理(ことわり)から逃げようとしているからだと指摘しています。
【1.死】
【2.孤独】
【3.責任】
【1.死】
人は自分いずれ死ぬことを理解していますが、
本来ならその恐怖や絶望感で何もできなくなります。
それでも皆普通に生きているのは
死や老いから目をそらしているからです。
普段の生活の中では死を忘れていたほうが都合がいいのです。
四六時中そんなことを考えていたら、トイレに行く気力もなくなりますからね。
ではどうやって目をそらすのか?
それは、仕事やゲーム、パチンコ、趣味、SNS、押し活等の日々のルーティンに没頭すること。
自分が死ぬということを考えないように、別の事に没頭するわけです。
確かに毎日忙しくしていると、
「充実している!死ぬかも…」とはならず
「充実している!生きてる!」ってなりますよね笑
【2.孤独】
例えたくさんの人と関わって生きてきても、
生まれてくるときも死ぬときも
最後は1人で死ななければならないということです。
例え看取ってくれる人がたくさんいても
誰も自分の代わりになってくれる人はいないということです。
この孤独を紛らわせるために、パートナーや友人を求めることになります。
私は友人を作るのが下手で、大学の学部には友人と呼べる人が1人だけ。
(しかも挨拶を交わす程度でそこまで仲良くない…)
そんな私を狙いすましたように声をかけてくれた合唱部に、
「なんか歌でも歌えば友達できるかも」と入部しました。
思い返せば、あれも孤独回避行動だったのかもしれませんね。
【3.責任】
私たちは自由に生きられるにもかかわらず、
自分で選択した責任を取りたくないので、
自由と責任から逃れようとします。
自由に生きるということは、
その結果が自分にモロに跳ね返ってくるので
「あいつのせいだ!」
みたいに責任を他人に押し付けることができません。
なので、親や他人に決めてもらったりして
その責任を回避するのです。
私も若い頃は、自分の意見がなくて流されてばかりでしたが、
社会人になってからは、会社辞めたり、独立したり、合併したり、また辞めたり、再独立したり……
なかなか波瀾万丈なワガママ人生を突き進んでいます笑
(まあ、その分の全責任を負わなきゃなりませんが…)
ということで
【1.死】
【2.孤独】
【3.責任】
この3つの不安から逃れるためにしている日々の行動の中に、
じつは「時間の浪費」が紛れ込んでいるかも――
そんな鋭い視点を、この本では語っています。
時間を食べつくすモンスターの正体と、どう立ち向かうか?
ワーク形式で気づきを得る工夫も紹介されていて、
「自分の時間の使い方、ちょっと棚卸ししてみようかな」
という方にはぴったりの一冊です。
書籍のリンクはコチラ↓↓
あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方
https://amzn.asia/d/cvzNga0
ぜひお時間あるときに読んでみてくださいね(^^)