ブログ
Z世代シリーズ第1回:彼らを理解するには「不安」と「多様性」から
先日、高校時代の同窓会が、なんと4月と5月という短期間に2回も開催されました笑
私が所属していた柔道部のキャプテンとも再会したのですが、なんと30年ぶり!
30年も経てば、環境や立場によって言うことが変わるなぁと感じつつ、
一方で「根っこの人懐っこさや、明るい性格はやっぱ変わらないな」
という不思議な感覚になりました(^.^)
さてさて、この2回の同窓会で、共通して話題になったキーワードがあります。
それが、「Z世代」
私がこのような人材育成や組織づくりの仕事をしていることもあり、
友人たちが「最近の若い子ってさ…」と、口々に“若者論”を語ってくれるわけです笑
かつて若者だった私たちが、
今では「今の若者は…」と言うようになったのかと思うと、少し笑ってしまいます(^.^)
そんな背景もあって、
今回から【Z世代シリーズ】を数回に渡ってお届けすることにしました!
第1回となる今回は、
「Z世代ってそもそもどんな人たち?」という基本から。
「何を考えてるのかわからない」
「やる気が見えない」
「行動が読めない」
そんな風に見えるZ世代ですが、彼らの価値観や言動にはちゃんと理由があります。
Z世代が育ってきたのは、
・バブル崩壊後の経済不安
・震災や感染症といった社会的リスク
・そしてスマホ&SNSが当たり前の情報環境
つまり、
「不安定な社会 × デジタル環境」がZ世代の土台 なんですね。
その結果、彼らは…
・とても慎重
・情報の選別が得意
・納得しないと動かない
という特徴を持つようになりました。
【昔はOK】「とりあえず3年我慢してみろ」
【今はNG】「え、3年の意味って何ですか?」
こんな感じです。
そして、Z世代は「多様性」が当たり前。
SNSでは、国籍も性別も文化もバラバラな人と日常的に接しています。
「みんな違って当たり前」
「正解は1つじゃない」
「上司と部下でも同じ人間なのでお互い尊重すべき」
という感覚が、自然と染み込んでいる世代です。
そんな彼らにとって、
・画一的なルール
・前例主義
・「昔からこうだから」
といったアプローチは、強い違和感の対象になりがちです。
Z世代は、別に怠けたいわけでも、反抗しているわけでもありません。
「なぜそれをやるのか?」
「本当に意味があるのか?」
そう考えるクセがあるだけなのです。
納得すれ積極的な行動力を見せてくれる世代だったりします。
だからこそ、大事なのは…
「違う」と感じたら怒るのではなく、
「なぜそうなったのか?」を知ろうとすること。
その一歩が、信頼関係の入り口になるというわけです。
▼ 今回のまとめ ▼
・Z世代は「不安定な社会 × SNS環境」で育った
・多様性と納得を重視する慎重なリアリスト
・「意味あることに力を出したい」と考えている
・ 価値観の違いは“時代の背景”から来ている
次回は、Z世代が「どんな職場を選ぶのか」「どんな職場を避けるのか」についてお届けします。
どうぞお楽しみに(^.^)