グロースパートナー
社労士事務所

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2025 / 10 / 27  12:00

「ちゃん付け=セクハラ=慰謝料22万円」って本当?

最近、車を買い替えました。

安全運転支援機能付きの車です。

 

これまで事故を起こしたことも、起こされたこともありませんが、

車での移動が多い仕事柄、「万が一」はあってはならないと思い、

安全性を優先して選びました。

 

YouTubeでドライブレコーダーの危険運転特集を

ついつい見てしまうタイプです笑

 

実はこのタイプの車は2回目なんです。

 

2022年まで乗っていた車にも安全運転支援機能がありましたが、

今回は精度も使い勝手も格段に進化していて驚きました。

 

ただ、正直に言うと──

運転への“緊張感”が薄れている自分にも気づきました。

 

「楽をするために買ったのに、楽をしていることに罪悪感…」

 

「機能を信頼しすぎて、逆に油断してしまうかも…」

 

そんな複雑な気持ちもあります。

 

それでも、

「安全支援機能」はあくまで「支援」であって、

人が油断した瞬間に事故が起きます。

 

その緊張感だけは、テクノロジーに頼ってはいけないなと感じていますので

感謝と緊張感を忘れずにハンドルを握りたいと思います(^.^)

 

 

 

さて、先日ですが、

【たった60分のハラスメント予防研修】というネーミングの研修を、

同じ企業で2日間にわたり、2班に分けて実施してきました。

 

この研修は、過去10年以上にわたって実施・改善を重ねてきたパワハラ・セクハラ研修を、

さらに「本当に大事なことだけ」に絞り込んで1時間に凝縮したものです。

 

「60分なら研修の時間は確保できるけど、2時間は厳しい」

「うちの社員の集中力はもって1時間」

「安くて効果的な研修を受講させたい」

「自分がパワハラしていることに気づいてほしい」

「前向きな気持ちにもなってもらいたい」

「微妙なセクハラ相談が増えてきた」

「セクハラまがいの言動をやめさせたい」

 

こんなお悩みのある企業には、とてもおすすめの内容です。

https://saga-syaroushi.com/free/menu

 

1日目の研修で、

「“ちゃん付け”で名前を呼ぶのも、場合によってはセクハラになる可能性があります」

とお伝えしたのですが、

アンケートを見ると

「ちゃん付けもセクハラになるんだ…」

という戸惑った反応がとても多く見られました。

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そしてその日の晩、

なんとヤフーニュースにこんな記事が出ていました。

 

【職場で「〇〇ちゃん」はセクハラ 元同僚に22万円支払い命令】

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/cfdabea621dc98d8ea49040777f127f63d6b44d4

 

まさにタイムリーすぎてびっくり!!

 

「研修の伏線回収!?」というくらいの絶妙なタイミングでした笑

 

ただ、よくよく読むと「ちゃん付け」と呼んだこと以外にも、

「かわいい」「体形良いよね」といった発言があったとのこと。

 

つまり、「ちゃん付け=セクハラ」と断定できる話ではないんです。

 

それなのにこのタイトル。

 

「これはちょっとミスリードじゃない?」と感じてしまいました。

 

たしかに、記事として注目を集めたい気持ちはわかりますが、

こういう報道の仕方が「誤解」を生むのでしょう。

 

しかも、裁判長のコメントには

ちゃん付けは幼い子どもに向けた呼称であり、業務で用いる必要はない

とありました。

 

正直、「この裁判官、ちょっと世間知らずなのでは…」という印象を受けました。

 

実際、多くの職場では“ちゃん付け”は親しみを込めた表現として使われています。

 

もちろん、相手が不快に感じたらそれはセクハラ認定される可能性は高いのですが、

呼び方そのものよりも「関係性」が大事だと思います。

 

翌日の2日目の研修では、

さっそくこの記事をスクリーンに映して紹介しました。

 

参加者のみなさんもと驚きながらも、興味深く見入っていました。

 

私はこうお伝えしました。

 

「“ちゃん付け”が即セクハラというわけではありません。」

 

「ただ、今後は“社内でちゃん付けはダメ”というルールが広がっていくのは間違いないでしょう。」

 

 

さて、この「ちゃん付け」みなさんはどのように感じましたか?

 

お会いしたときにでも感想をお聞かせください(^.^)

 

2025.10.31 Friday