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スープカレーに正解なし?実は研修も一緒
先日、千葉での出張帰りに東京駅近くで
東京に住む長女とランチをしてきました。
長女の友人からおすすめされたスープカレーのお店に入ったのですが、
ここで親子そろって同じ疑問が…。
「スープカレーって、どうやって食べるの?」
私はご飯をスプーンですくって
スープに浸しながら食べたのですが、
長女は一定量のご飯をスープの中に沈めて、
それをすくって食べてました。
どれが正解なのか…?
ちなみに隣の男性客はスープを残して会計していたので、
「スープは残すのが普通なのか?」
とさらに謎が深まりました笑
もし正しい食べ方をご存じの方がいれば、
ぜひ教えてください(^.^)
さて、本題です。
この間、2件の研修を実施してきました。
1つは介護事業所での「リーダー育成研修」
もう1つは放課後等デイサービスでの「業務効率化研修」
どちらも女性職員が中心の職場でしたが、
ディスカッションの中で印象的な場面がありました。
ある女性スタッフが「悔しい気持ち」や「感謝の気持ち」を
勇気を出して口にしたとき、周囲のスタッフが自然に慰めたり、
ねぎらいの言葉をかけたりしてくれたのです。
心に蓋をしていた感情が解き放たれていき、
互いに支え合う姿に、思わずこちらの涙腺がゆるみました。
私の研修は私一方的に話すのではなく、
参加者同士が声をかけ合い、フィードバックし合い、
チームで考えることを大切にしています。
私が教える理論はあくまで【会話のきっかけ】
そこから普段あまり交わさない言葉が生まれ、
チームに一体感が芽生える瞬間をつくることを目的としています。
場合によっては、予定していたカリキュラムを削ってでも、
その「感情の共有の時間」を優先することもあります。
これは、大手研修会社の決まったプログラムではなかなかできない、
個人講師としての強みだと思っています。
中小企業の経営者が望んでいるのは、
社員に積極性や一体感を持ってもらうこと。
その目的に近づけるのであれば、
手段は必ずしもカリキュラム通りである必要はありません。
今回のように、
研修を通じて職場の絆が深まる場面に立ち会えることは、
研修講師冥利に尽きます。
これからも研修を通じて、
中小企業の職場に一体感と前向きな空気をつくる
お手伝いをしていきたいと思います。
スープカレー同様、正しい【食べ方】は1つじゃないのかもしれません。
大事なのは「みんなで美味しく味わえること」――研修も同じですね(^^)