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【相談にのる技術=コーチング】について⑤
今回は、
コーチングに取り組む際のコツについて
お話ししたいと思います。
これまでお伝えしてきた
【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】や
コーチングの6つのステップも
もちろん大事です。
しかし、そのコーチングを良いものにするためには
その場に良い空気ができていることが大前提です。
今回は、その良い空気を作るためのコツについて
4つお話ししますね(^^)
【相手が何に悩んでいるか?決断を鈍らせているものが何か?に関心を持つ】
基本中の基本のスタンスです。
自分の経験で問題を解決してあげよう、
世の中の常識を教えよう、
こんなスタンスでは相手は心を閉ざしてしまいます。
目の前の相手が何に悩み、何が決断を鈍らせているのか、
そこに関心を持って、それを一緒に解消しようというスタンスが
とても大事です。
【相手のプラス、マイナス指数に合わせて対応する】
相手が発する空気やオーラに合わせるということです。
コーチング用語で言うとペーシングと言います。
・話すスピードを合わせる
・言葉のイントネーションを合わせる
・声のトーンを合わせる
具体的にはこんな感じです。
これにより相手とコーチの信頼関係が築かれていきます。
【沈黙は耐える】
コーチングの途中に相手が沈黙する時があります。
沈黙には2種類あります。
1.コーチが言っていることが理解できない
2.相手が思考を巡らせ考えている
前者の場合は質問の意図などを説明したり、
言葉の表現を言い換えたりしてみましょう。
後者の場合はひたすら待ちましょう。
聞くところによると45分の沈黙を待ったことがあるコーチがいるそうです。
私もクライアントの女性スタッフと面談をした際に、
私の質問に対してその女性スタッフがピタっと話をしなくなったことがあります。
「これがあの沈黙か!?」
と驚いたのと共に
「時間を計らなきゃ!」
と時計で時間をカウントしたことがありました。
その時の待ち時間は15分、
とても長い時間でしたが、
沈黙が終わり、その女性スタッフが最初に発した言葉は
彼女にとって非常に重要な決断の言葉でした。
沈黙は、本人が考え、整理をし、なにかを決断している重要な時間です。
しっかり時間を取って待ってみましょう。
【「ここまで話してみてどうですか?」と一旦相手に整理させる】
話があちこち飛んでしまい
収拾がつかなくなった場合や、
今まで話したことを整理したい場合
「ここまで話してみてどうですか?」と
一旦相手に整理させてみましょう。
コーチングを通じて色んな思考やアイデアが沸き起こりますが、
それらを整理するためには、
今まで感じたことを本人の口から言葉にしてもらうことが大事です。
言葉にすることで、整理され、肚に落ちていきます。
ということで、
コーチングにおける
4つの大事なコツについてお伝えしました。
テクニカルな部分もありますので、
ぜひ皆さんも練習をして
実践で使えるようにして欲しいと思います。
私も月に1回は練習をしており、
決して簡単ではないと感じつつも、
昔に比べたら各段に進歩しているは実感できます(^^)
コーチングを活用し
周りの人を幸せにしていきましょう(^.^)