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大分までは完璧だった。問題は佐賀だった。
今回のお話しは稀に見る超大作です!
なので、「読まない」のではなく、「我慢して最後まで読む」でお願いします笑
先日、大分まで出張してきました。
目的は勉強会の講師です。
今回はありがたいことに、佐賀の社労士仲間3人で講師を務めるという布陣。
さらに移動も3人で車に乗り合わせて…と、まるで小旅行。
昼は勉強会でしっかり講義、夜は大分名物 関アジ・関サバで舌鼓、
もう「出張の目的はなんだったっけ?」というくらいの至福の時間でした。
翌日は中津へ移動し、から揚げ食べ歩きツアーへ。
気づけば口の中がずっとから揚げで、「もうしばらく揚げ物は大丈夫です…」
という限界値まで堪能しました。
~~【そして物語は「佐賀・金立サービスエリア」へ】~~
車に乗り合わせた集合ポイントは 金立サービスエリア。
私は現地まで自分の車で向かい、近くの無料駐車場に停め、そこから仲間の車で大分へ出発する段取りでした。
しかし——駐車場は満車。
少し遠いエリアは空いているのに、なぜか近い場所に執着してしまう人間心理が発動しました。
(今思うとこれが悲劇の入り口です)
すると…
1台だけポツンと空いているスペースを発見、「ラッキー!」と迷いなく駐車。
~~【佐賀→大分→中津→佐賀 そして…地獄絵図へ】~~
佐賀の金立サービスエリアに戻り、仲間と「お疲れ様でした!」と解散し、自分の車へ向かいました。
ところが——近づくにつれ違和感。
「……なんか汚れてない?」
さらに近づく。
「いや、汚れてるどころじゃない…」
柿です。
車の上もフロントガラスも、柿・柿・柿、潰れた果肉が乾いて、完全に固着している。
5秒くらい思考停止。
なぜ?どこから?と車の横を見ると——
たわわに実る柿の木、私の駐車スペースの真横にだけ柿の木。
「なんで駐車スペースの真横に柿の木を植えるんですか!?」
「誰が柿の木を植えたんですか!?」
「だから誰も停めなかったんですね!」
ショックが度を超えるとツッコミが敬語になるんですね。
気を取り直し、すぐさまウェットティッシュで果肉を除去 。
しかし、乾いてこびりついているのでびくともしない、半乾きの果肉はむしろ薄く伸びるだけの絶望。
この時点で選択肢は2つ。
①コイン洗車(事前の手作業が相当必要:自信なし)
②ガソリンスタンドでプロに手洗い依頼(お金はかかるが希望あり)
迷いに迷いましたが、②をチョイスし、いつもお世話になっているスタンドへ直行。
~~【プロはやっぱりプロだった】~~
店員さんに現状報告。
「柿がこびりついてるんです…これ落ちますかね?」
「大丈夫です!」
この返事、頼もしい。
でも正直心の中では、
(いや…そんな簡単じゃないと思うんだけどな…)と半信半疑。
結果、ずっと洗車を観察、さらに途中で近くまで行って、
「このあたり特にヤバいんです…」
とプレッシャーまでかけてしまう私。
約30分後、あんなに頑固だった柿は跡形もなく、
ボディは驚くほどツルピカに復活していました。
「ありがとうございます!」
そう言わずにはいられませんでした。
プロの技術、プロの仕事、その背中をまざまざと見せつけられました。
と、まあなかなかショッキングだったこの柿騒動、振り返ると実は大きな学びがあったんです。
私の仕事のメインとなりつつある社員研修の仕事と似てるんですよ。
社員の成長支援を自前でやるのか?(柿の汚れを自力で落とし、コイン洗車に突っ込むのか?)
研修講師というプロに任せるのか?(プロに手洗い洗車をお願いするのか?)
私に研修の依頼を迷っている社長の心理としては
「自前でやりたい、けど自分じゃ無理かも、けどコストもあるし…」
「そもそも本当に効果があるのか… うちの社員が真面目に受講するのか…」
その気持ち、よくわかります。
だから私は、
社長には研修の場に必ず同席をお願いし、事前にこう伝えます。
「研修中は社員の言動、表情、反応を観察してください」
「気になったことがあれば後で一緒に打ち合わせしましょう」
プロと社長が一緒に取り組むことで、成果が最大化するのです。
まさに洗車を見守っていた私も社長と同じ心境だったのでしょう笑
ということで、
柿騒動から自分の仕事の振り返りに繋がったというお話しでした(^.^)
ただこの話には続きがあります。
柿騒動の2日後、予約していた車の定期点検のためディーラーへ。
点検後、担当の方がひと言。
「とてもピカピカでしたけど…せっかくなので洗車しておきました!」
ありがたい…
心からありがたいんです。
でも、ふと邪なことを考えてしまったんです。
「柿を2日間こびりつけたまま、点検に出せば良かったかも…」
タイミングって大事ですね笑


