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「郵便ポストが赤いのも社長の責任だ」ってどういうこと?
こんにちは!
リーダー育成専門社労士の木貞です。
世間は某中古車販売会社のニュースで
持ち切りになっていますね。
不正が行われていたことについて
元社長は
「天地神明に誓って知らなかった」
とのこと。
これは私の勝手な推測ですが、
下から上がってきた悪い情報は
経営幹部で握りつぶされていて
社長は本当に知らなかったのではないか
と感じています。
会社を立ちあげ、
多くの苦労をする中で、
お客様や社員を含めた多くのステークホルダーに
支えられてきたことを肌で実感している創業者が
本当にそのような悪事をはたらくとは思えないのです。
とは言え、数々の悪事に対して
「本当に知らなかったんだもん!」
と、どこか他人事のように
捉えている印象も受けます。
恐らく、自分の責任であることは
頭で理解していても
湧き出る感情と折り合いがつかないまま
発言をしてしまったのではないかと思います。
そのようなことを考えているうちに、
昔聞いた次のような言葉が頭をよぎりました。
「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも社長の責任だ」
これは、
「経営者が自分の知らないところで起こった
外部環境の変化や社員が起こした不祥事も
それは全て社長の責任である」
というような意味合いの言葉のようです。
極論を言うと
コロナや自然災害による経営不振も
それを予測して準備をしていなかった
経営者の責任ということになりますね。
(さすがに影響が甚大すぎるので、
国が一定の支援をする必要はあるとは思いますが)
社員には退職の自由、転職の自由がありますが
どんな理不尽なことが起こっても
逃げも隠れもできないのが社長なのでしょう。
なので、あの元社長に態度に
違和感を感じる方が多かったのでしょうね。
この事件を通じて感じたのは、
自分が仕事としてやっている理念実現のサポート、
社員育成のサポートは
その大きな責任を背負った
中小企業のオーナー社長を支える上で
重要な仕事なんだということです。
これからも
「経営者と社員が心から感謝の気持ちを伝えあう風景を日常にする」
という私が掲げたビジョンを実現するために
そして、そんな私を信頼してもらっている
経営者のビジョンを実現するために
持っている力を全て吐き出して
良い会社を作るお手伝いをしていきたいなと思います(^^)