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パーパスってなに?①経営理念はミッション・ビジョン・バリューだけじゃだめなの?
私、実は中小企業に、
「理念策定コンサルティング」というサービスを
提供しています。
「経営理念がないので作りたい」
「先代社長が作った経営理念が道徳のような当たり前のことを言っているので見直したい」
「理念はあるが社員に浸透していない」
このようなお悩みの中小企業の支援をしています。
ありがたいことに、来週も電気設備工事業の会社の理念策定のお手伝いに行ってきます。。
理念策定コンサルティングにおいて実際に策定するのは、
ミッション、ビジョン、バリューの3種類で、
この3つをまとめて経営理念と呼んでいたりします。
この3つを簡単に説明します。
★ミッション★
・企業の使命・目的。企業の存在価値そのもの。
・「どんな価値を提供しビジョンを実現するのか?」
「なぜその事業を始めたのか?」
「日々どのような価値をお客様に与え続けるのか?」の答え
・今もやっていて、今後もブラッシュアップしながらやり続けること
このように捉えています。
もっとわかりやすいように超簡単に言うと、
「どんな気持ち、姿勢で」
「どんなスキル、サービス、行動で」
「相手をどんな状態にするのか?」
これを言語化したものがミッション。
わかりやすく説明するために
架空の歯医者さんのミッションを試しに作ってみると
次のような感じになります。
「明るい笑顔と、最先端のオーラルケアで、お口の健康を守ります」
この形に近いもので、
有名な企業の事例で説明すると、
【ふくおかフィナンシャルグループ】
高い感受性と失敗を恐れない行動力を持ち、未来志向で高品質を追求し、
人々の最良な選択を後押しする
【100円ショップのダイソー】
自由な発想で、楽しさと豊かさを提供し続ける。
「なんだ!ダイソーにあったんだ」「こんなものまであったんだ!」の感動の追求
お客様である私たちに
どんなことを提供してくれるのかが、
わかりやすく言語化されていますよね(^^)
次はビジョンです。
★ビジョン★
・ステークホルダー(事業に関わる全ての人)に良い影響を与えることを通じて、
自社がなりたい理想の状態を言葉にしたもの。
・否定されたとしても、何としてでも実現したいと思えること。
・時系列的に言うと、「まだ達成されていないこと」で、
10年後の自社の状態、10年後の自社の周りの風景を言語化したもの。
有名な企業の事例で説明すると、
【ユニバーサルスタジオジャパン】
私たちは、ゲストの期待を常に上回る「ワールドクラスの体験」を提供し、
世界のエンターテイメント・リーディングカンパニーを目指します。
次は私が昔働いていた
【西日本シティ銀行】
高い志と誇りを持って時代の変化に適応し、
お客さまとともに成長する九州No.1バンクを目指します。
自社をどんな会社にしたいのかが
よく伝わってきますよね~
最後にバリュー
★バリュー★
・日々の仕事において、どのように考え、どのように行動すべきか、
望ましい思考(考え方・物事の捉え方)行動を具体的に記載したもの。
・行動指針、価値観と呼んでいることもある。
これも有名な企業の事例で説明しますが、
ユニークなバリューを紹介します。
【Google社】
・「すばらしい」では足りない。
・遅いより速いほうがいい。
【サントリー】
・やってみなはれ
【サンリオ】
・称賛:失敗を恐れず、認め合い、称え合い、高め合う。
ユニークだし、
どんな風土の企業なのかが垣間見えます(^^)
で、非常に前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
最近ですが「パーパス」という経営理念に関するキーワードを
よく聞くようになりました。
「パーパスってなんやねん?」
調べてみると英語表記では
「purpose」
単語上の意味は
・目的 目標 意図 狙い
・機能 役割 用途 使い方
こんな感じです。
では、経営理念を構成するうえでのパーパスって、
いったいなんなんでしょう?
これ、ずーっと気になっていました。
ただ、気になってはいたものの、すーっと放置していました笑
なので、この際自分自身のためにも
パーパスについて書籍から学びを、
このブログでアウトプットしたいと思います。
ただ、前置きがずいぶん長文になっちゃったので、
次回のブログで解説しますね(^.^)