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笑えなかった私が、お笑いライブで大笑いした理由
先日、次女と一緒に「よしもと福岡劇場」へ行き、
お笑い芸人のライブを観てきました。
思い返せば、25年前。
銀行員時代、慰安旅行で大阪のなんば花月に行き、
吉本新喜劇を観て以来のお笑い生観戦。
──ほぼ四半世紀ぶりです。
実は今回、ひとつだけ心配していたことがありました。
それは、ここ数年「M-1グランプリ」をテレビで観ても、
自分がまったく笑えていなかったこと。
ミルクボーイの時代くらいまでは笑っていた記憶があるのですが、
それ以降は
「ふーん」「どこに笑うとこある?」
という感じ。
一方で、会場は大爆笑、審査員も大絶賛。
ネットでは「過去イチ面白かった!」「決勝は神回!」と高評価。
……あれ?
「もしかして、俺、笑いの感情なくなった?」
それとも
「昔の芸人は面白かった、って過去を美化しすぎてる?」
そんな、どうでもいい不安を抱えながら、
よしもと福岡劇場へ向かいました(笑)
で、実際にライブを観てどうだったのか。
結果は──
大笑い。
「よかった〜!」
「俺、ちゃんと笑えるやん!」
と、なぜか安堵する自分がいました。
たぶん、テレビで観ていたときの私は、
無意識に「ほら、きっちり笑わせてみ?」
という“他人ごと”の目線になっていたんだと思います。
でもライブでは、
「せっかく福岡まで来たんだから、楽しんで帰ろう」
と、気持ちが前のめり。
完全に“自分ごと”
だからリラックスして観られたし、自然と笑えた。
ライブならではの迫力、芸人さんのリアルな表情や間も、
笑いを何倍にもしていました。
特に印象的だったのが、ジェラードンのネタ。
酔っぱらいが千鳥足でフラフラするだけのシーンが30秒ほど延々と続く。
オチがあるわけでもなく、ただ全力でアホな演技を続けている。
「俺は何を見せられているんだ…」
という気持ちでしたが、
それが実際に目の前で延々と続くともう笑うしないんです。
そんなことも含めて「ああ、これがライブか」と、
しみじみ思いました。
そして、ここでふと気づきました。
私は研修講師として、日々「ライブ」で研修をしています。
でも、受講者の中には本当につまらなそうな表情の方もいます。
これまでは
「内容が刺さらなかったかな」
「説明が分かりにくかったかな」
と考えていました。
でも今回のお笑いライブで、はっきり分かりました。
研修が刺さらない原因は、
内容以前に、受講姿勢が“他人ごと”のまま始まっていること。
だからこそ、
・「こんな経験なかったですか?」のような問いかけ
・過去の記憶を引っ張りだすワーク
ここを緻密にやって、
どれだけ「自分ごと」に引き寄せられるかが大事。
研修をいかに「自分の話として考える時間」に変えられるか。
それが、講師の仕事なんだと、あらためて感じました。
そんな学びを胸に、お笑いライブの余韻に浸りながら、
同じビルの中の飲食店へ。
一通り食事を済ませたところ、案の定、次女から一言。
「パフェ、いい?」
……はい、想定内です(笑)
で、しばらくすると、
次女がスプーンを止めてこう言いました。
「コーンフレーク苦手だから、パパ食べて」
そう言って、パフェの下のほうを、
ごく自然な流れでこちらに差し出してくる次女。
「コーンフレーク」
というキーワードに思わず、
「それはもうコーンフレークやないか!」
とミルクボーイのツッコミを言いそうになりましたが、
会話のつじつまが合わず、確実にスベりそうだったので
言わないでおきました(^.^)



