ブログ
コンパニオンのいる懇親会で、正直ちょっと疑ってしまった話(笑)
先日、某事業者団体様からご依頼をいただき、
経営者向けに「たった60分のハラスメント予防研修」を実施してきました。
この研修は、
パワーハラスメントとセクシュアルハラスメントの予防を目的としたもので、
限られた時間の中で最低限知っておくべき知識と、現場での関わり方の考え方を整理する内容になっています。
この「たった60分のハラスメント予防研修」、
実はホームページ経由で、ちょこちょことご依頼をいただいています。
https://saga-syaroushi.com/free/menu
よくいただくのは、こんなお声です。
「うちの社員は、2時間も集中力がもたない」
「1時間で、最低限の知識とマインドセットをしてほしい」
「【パワハラ予防として会話をしない】という選択肢は取らせたくない」
「受けた後、前向きな気持ちになる研修にしてほしい」
まさに、【短時間でも、行動につながる研修】を求めるニーズに応える内容になっています。
■■懇親会で聞いた、忘れられない一言
研修終了後は、そのまま懇親会にも参加させていただきました。
そこで、たまたま隣に座った経営者の方との会話が、非常に印象に残っています。
「俺は瞬間湯沸かし器でね。すぐカーっとなるのを自覚してるから、判断は全部、部下に任せてるんよ。」
一見すると、「それってどうなの?」と思われるかもしれません。
ただ、この言葉を聞いて私は、
【自分の特性を理解したうえで、あえて距離を取る】
これも一つのパワハラ予防の形だなと感じました。
■■パワハラが起こる「3つの条件」
今回の研修の中でも、私が特にお伝えしたのが、
【パワハラが起こるときに共通して見られる「3つの条件」】です。
それが、次の3つ。
【動機がある】
【自分を正当化する】
【機会がある】
「この3つが重なると、パワハラは一気に起こりやすくなる」
という話を研修ではお伝えしました。
一般的なパワハラ研修では、
「【自分を正当化する】マインドや、伝え方そのものを変えましょう」
という切り口が中心になることが多いです。
もちろん、それも大切です。
ただ今回の研修では、
「【機会】そのものに目を向けることも、立派なパワハラ予防になる」
という点もあわせてお話ししました。
■■私が助言した「機会」をなくすという対策
以前、ある会社から
「部長が一般社員にきつく当たってしまう」
という相談を受けたことがありました。
詳しく話を聞くと、なぜか部長と一般社員が直接やり取りをしていて、
課長を通さないのが当たり前という職場でした。
部長は非常に優秀。
一方、一般社員はまだまだ成長途中。
当然、提案や報告にはツッコミどころが多くなり、
結果として部長が感情的になってしまう場面が繰り返されていました。
そこで私が助言したのはとてもシンプルなことです。
「一般社員は、まず課長に提案・報告をする」
「課長が内容を整理・修正したうえで、部長に提出する」
つまり、
部長と一般社員が直接ぶつかる「機会」をなくすという考え方です。
この運用に切り替えたところ、
あれだけ問題になっていたパワハラは本当になくなりました。
当たり前のようでいて、意外と見落とされがちなポイントです。
■■研修後の懇親会で感じた、いちばんの変化
ちなみに今回の懇親会には、コンパニオンの方が数名いらっしゃいました。
…といっても、
お酌をしてもらったり会話を楽しむだけのコンパニオンです(笑)
パワハラ・セクハラの研修を終えた直後ということもあり、
経営者の皆さんの接し方は全体的にとても落ち着いていて、距離感も適切でした。
あまりに皆さんが紳士的だったので、途中から私はふと、
「……これ、普段から本当にこんなに紳士なんだろうか?」
と、いらぬ疑いを持ってしまいました(笑)
というのも、数年前、
今回とは別の事業者団体で労務管理に関する研修を実施したあとの懇親会に
参加したことがあったからです。
その際もコンパニオンの方がいらっしゃいましたが、
正直、
「なんだ、このセクハラおやじ達は…」
「冗談のつもりでも、一線を越えてない?」
と、心の中で何度もツッコミを入れずにはいられない、
明らかにセクハラと受け取られてもおかしくない場面を目にしたことがありました。
※具体的なやり取りについては、ここでは言及しませんが…。
そんな記憶があっただけに、
今回の懇親会での皆さんのあまりの紳士ぶりを見て、
余計に
「……本当に普段から?」
と、つい疑ってしまったのかもしれません(笑)
それが研修の効果なのか、
たまたまそういう方々だったのかは正直なところ分かりません。
ただ一つ確かなのは、
その場がヒヤッとする空気になることは一度もなく、
私は終始安心して料理とお酒を楽しむことができたということ。
研修の成果をどう測るかは難しいですが、
少なくとも
「コンパニオンの方が嫌な思いをすることもなく、懇親会が平和に終わった」
これは、なかなか悪くない結果なのかもしれません(笑)


