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佐賀でやる長崎の高校の同窓会が、なぜか一番盛り上がる理由
私、長崎市内の高校を卒業したのですが、
その同窓会を私が現在住んでいる佐賀市で開催しました。
今回で2回目です。
【きっかけは、大阪の友人の一言】
半年前に長崎で行った同窓会のときのこと。
その場にいた大阪の友人が、こう言ったのです。
「前に佐賀でやった同窓会、あれめっちゃ楽しかったな!」
「もう一回佐賀でやりたいわ!」
この一言で空気が一気にまとまり、
「じゃあ次は佐賀でやろう!」
と、その場で開催地が佐賀に決定。
次に日程の話になり、
今度は東京の友人がその場で予定を確認しながら、
「この日なら佐賀に行けるよ」
と候補日を挙げてくれたことで、開催日も即決しました。
さらに東京の友人は翌日、
県外メンバー全員分のホテルをまとめて予約してくれるという神対応。
私は佐賀在住代表として
友人が経営する焼き肉屋を一次会会場として押さえ、
地酒を佐賀メンバーで準備しました。
大阪1名、東京1名、福岡1名、長崎2名、佐賀3名の計8名が佐賀に集合。
県外組にとっては、佐賀に来ること自体が「ちょっとした旅行」
移動の段階から旅モードになっていて、一次会が始まる頃には
全員がもう「楽しむスイッチ全開」でした。
そして期待どおり、いや期待以上に盛り上がりました。
話して、笑って、飲んで、食べて——
学生時代の距離感に一気に戻る、最高の時間でした。
【なぜ「佐賀開催」がこんなに盛り上がるのか?】
大阪の友人の「前に佐賀でやった同窓会、あれめっちゃ楽しかったな」の一言に、
私自身も「確かに佐賀開催は楽しいよな」となんとなくですが思っていました。
ただ、なぜそうなのか?
あらためて整理してみると、いくつか理由が見えてきました。
【1. 長崎開催は「日常の延長」だから】
長崎開催は生活圏の中なので、どうしても日常モードが抜けません。
・終わったら自宅へ直帰
・翌日が仕事
・時間を気にしながら参加
・盛り上げ役が曖昧になり、遠慮が働きがち
そうなると、同窓会への集中力がやや散漫になりがちです。
【2.佐賀開催は「宿泊✕小旅行」だから】
佐賀は県外組にとって小さな旅行です。
・移動中から旅モード
・到着した時点で気分が変わる
・宿泊前提なので時間を気にしない
・翌日のことを忘れて心に余白が生まれる
この「旅行気分」が場を自然とゆるませ、
気持ちを高ぶらせていきます。
【3.誰かの「ひと手間」が場を温め動かす】
今回の同窓会は、本当に「ひと手間の連鎖」でした。
・大阪の友人の提案
・東京の友人の翌日の 全員分ホテル予約
・佐賀メンバーでの地酒準備
・わざわざ集まってくれる佐賀県外の仲間の気持ち
ひと手間が積み重なると、
自然とそれに対応しようと
場の空気は温かくなります。
【4.「わざわざ行く」という投資が空気を前向きにする】
遠方から来るという“投資”があるからこそ、
・交通費
・移動時間
・予定調整
・宿泊手配
その分、「せっかく来たんだから楽しもう」という
前向きなエネルギーが生まれます。
その前向きさが、場をさらに良くしてくれます。
【結論:場所が変わると、関係も思考も深まる】
今回の佐賀同窓会を通じて、改めて感じたことがあります。
「場所が変わると、気持ちも変わる。」
これは企業や経営者がよく行う“合宿”と同じ原理です。
経営計画を幹部メンバーで作るために宿をとって合宿形式で行ったり、
ある経営者は「1人合宿」と称して遠隔地の宿にこもり、
普段向き合えない課題にじっくり取り組む時間を作ったりします。
私も湯布院でコンサル仲間と
今後の方針を決めるための合宿をしたことがあります。
日常から離れることで、
思考が深まったり、対話が濃くなったり、
気持ちが高まったりで普段とは違う視点や気づきが生まれます。
今回の佐賀同窓会が盛り上がった理由も、まさにこれだったのでしょう。
「場所を変える」だけで、
人の心の持ち方も変わるということなのです。
【そして最後に】
佐賀での同窓会の一次会の冒頭、
私はこう挨拶しました。
「楽しいとお酒が進む。進むと記憶が薄れる。」
「薄れると楽しい今日が一瞬で過ぎ去ってもったいない。」
「だから今日はお酒を“ちびちび”いきます!」
……と宣言した私が、
いちばん深酒してしまい、3次会後に離脱。
翌日はしっかり ガッツリ二日酔い。
やはり同窓会の記憶は飛び飛びで
一瞬で過ぎ去ってしまった感じです…
場づくりや環境の力を熱弁したわりに、
一番「場に飲まれていた」のは私でした笑
次回の佐賀同窓会では、良い場づくりに加えて、
飲み方のセルフマネジメントも少し成長させたいと思います(^.^)

