グロースパートナー
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2026 / 02 / 02  12:00

成果を変えたければ、まず関係を変える― 組織の成功循環モデルが教えてくれること

 

先日、リーダー育成研修として

「組織の成功循環モデル」をテーマにした研修を実施してきました(^.^)

 

 

■組織の成功循環モデルとは?

 

「組織の成功循環モデル」とは、

マサチューセッツ工科大学の組織学習研究者ダニエル・キム博士が提唱した、

組織マネジメント分野では非常に有名な理論です。

 

このモデルは、

「成果を出す組織と、そうでない組織の違いは何か?」

という問いに対し、

「行動や数字の前に、まず“人と人との関係”がある」

という視点から整理されています。

 

 

■成功循環モデルの基本構造

 

成功循環モデルは、次の4つの流れで成り立っています。

 

関係の質

思考の質

行動の質

結果の質

 

この流れは一度きりではなく、結果が次の「関係の質」に影響し、

循環していくという構造になっています。

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関係の質が高い職場では、

前向きに考えることができ、主体的な行動が増え、

その結果、成果が生まれやすくなります。

 

成果が出ることで、

「この職場なら頑張れる」

「このメンバーとなら大丈夫」

という信頼感が育ち、さらに関係の質が高まっていく。

 

これが成功の好循環です。

 

 

■結果から入ると、バッドサイクルに陥る

 

一方で、多くの職場では、

「結果を出せ」「数字を上げろ」と、結果からマネジメントを始めがちです。

 

結果だけを強く求めると、失敗を恐れて守りに入り、

言われたことだけをこなす行動が増え、次第に関係の質が下がっていきます。

 

関係の質が下がると、思考は硬直し、

行動は消極的になり、結果はさらに出にくくなる。

 

これがバッドサイクルです。

 

よく聞くと、

「当たり前の話」に感じるかもしれません。

 

ですが研修の場では、意外にも受講者の皆さんが

「目から鱗でした」

と話されることが少なくありません。

 

私自身も振り返ってみると、

銀行員時代の最初の配属店はグッドサイクル、

一方で、退職のきっかけとなった二つ目の支店はまさにバッドサイクル。

 

この理論に、自分の経験がぴったり当てはまるんですよね。

 

 

■ワークを通して起きたこと

 

今回の研修では、この成功循環モデルについて、

今の職場や、過去の職場の出来事を思い出してもらいながら、

約1時間半のワークを行いました。

 

すると、

 

「確かに!」

「これ、体感したことある!」

「前の職場は完全にバッドサイクルだった!」

 

といった声が、自然と出てきます。

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このワークの良いところは、理論を「説明されて理解する」のではなく、

自分の経験と結びつけて“納得できる”ところにあります。

 

 

■理論が「自分たちのもの」になる瞬間

 

さらに面白いのは、

その肯定的な意見を聞いている周りの人たちも、

「この理論、すごいですね」

「やっぱり理論って、核心を突いていますね」

と、だんだん前のめりになっていくことです。

 

こうした空気が生まれると、

次に起こるのは、とてもシンプルです。

 

「この理論を、みんなで実践していこう」

「まずは【関係の質】を高めるところから始めよう」

という共通認識が、チームの中に自然とできあがっていきます。

 

この共通認識って、本当に大事なんですよね。

 

なぜなら、1人だけこの理論を知っていても、

関係性を変えていくのはなかなか難しい。

 

でも、この理論を仲間みんなが知っている状態になると、

「関係を良くしていこう」という動きがぐっと起こりやすくなるんです。

 

 

■今回の研修を終えて

 

今回の研修も、まさにそんな雰囲気でした。

 

私が何かを「やれ」と言わなくても、参加者同士の中で、

「じゃあ、明日から何を意識しようか」

という会話が自然に生まれていたのがとても印象的でした。

 

成功循環モデルは、

特別なテクニックを教えてくれる理論ではありません。

 

ですが、組織を見る“視点”を変える力があります。

 

そして、その視点が揃ったとき、

組織は少しずつ、しかし確実に、良い方向へ動き始めるんです。

 

もし今、

「うちの職場、なんだかうまく回っていないな」

「なかなか結果が出ず、雰囲気も重たいな」

と感じることがあれば、

いきなり結果や行動を変えようとする前に、

今の職場の「関係の質」はどうだろう?

と、一度立ち止まって考えてみてください。

 

そこに、組織を変えるヒントが隠れているかもしれません(^.^)

 

2026.02.02 Monday