グロースパートナー
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2025 / 06 / 09  12:00

Z世代シリーズ第4回:Z世代の承認欲求と褒め方

アコースティックギターって、パソコンのブラインドタッチより

100倍くらい難しくないですか

 

指はつるし、弦は食い込んで痛いし…

 

でも、毎日ちょっとずつ練習してたら、

そのうちプロミュージシャンみたいに弾ける日が来る…のか?

 

せめて「弾いてる感」だけでも早く出したいと思いつつ、

ジャカジャカ弾ける日を楽しみに練習に励みたいと思います(^.^)

 

ということで、Z世代シリーズ第4回は、

「Z世代の承認欲求と褒め方」がテーマです。

 

「人前で褒めたら、バツが悪そうにしていた…」

「『よくやったね!』と言ったのに、うれしそうじゃない」

 

――そんな不思議な経験、ありませんか?

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実はZ世代、褒められたい気持ちはとても強いのですが、

「どう褒められるか」に強いこだわりを持っています。

 

リクルートの調査では、62.7%が「個別で褒めてほしい」と回答。

 

一方、「みんなの前で表彰されたい」と答えた人は、わずか17.8%

 

【昔はOK】「皆の前で“表彰状授与”が名誉!」

【今はNG】「目立つのは恥ずかしい…ひとりでそっと褒めてください」

 

Z世代は、“見られている”ことにとても敏感です。

 

SNSの世界では「目立つ=叩かれるリスク」でもあるため、

注目を集めることがむしろストレスになりかねません。

 

だからこそ、人前での称賛が

プレッシャーとして働くこともあるのです。

 

この「目立ちたくないけど、ちゃんと見ていてほしい」というZ世代の感覚、

実は職場だけでなく、日常のちょっとしたやりとりにも表れているなと感じます。

 

たとえば――

我が家の長女(大学2年)も、よくLINEで「このレポートどう思う?」

提出物へのフィードバックをやたら求めてきます。

 

最初は「そんなの先生に聞けば?」と思っていたのですが、

よくよく話を聞くと、【ちゃんと見てくれる誰か】

意見をもらいたいという気持ちがあるようです。

 

しかも、「いいと思うよ」と軽く返したときには、

「どこらへんが?」と食らいついてきます。

 

放送関係の学部で、CM関連のレポートも多いみたいなので

あえてド素人の意見を聴きたい気持ちもあるようですが笑

 

まあ、Z世代は、ただ褒めてほしいわけではなく

【本気で見た上での言葉】を求めているんです。

 

その背景には、彼らの

「人間としては上司も部下も対等であるべき」という感覚もあります。

 

立場に関係なく、一人の人間として

誠実に向き合ってくれるかどうかをすごくよく見ています。

 

では、どう褒めればいいのか?

 

一番効果的なのは、具体的に伝えること。

 

たとえば――

「あなたのコツコツとする姿勢は、周りの見本になっているよ」

といったように「誰の」「どんな働きが」「どう貢献したか」を言語化して伝えることが大切です。

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【昔はOK】「とにかく褒めとけ!」

【今はNG】「“何をどう評価されたか”がないと響かない」

 

また、Z世代の中には、自分の強みや成果に無自覚な人も少なくありません。

 

だからこそ、

「あなたのこの部分が助けになったよ」と、

【ちゃんと見ていた証】を添えて伝えることが、最大の承認になります。

 

【まとめ】

「上下」より「理解」 それがZ世代の心の近道。

 

次回は、「Z世代が辞める理由と、定着する職場の共通点」をお届けします。

どうぞお楽しみに!

 

2025.06.14 Saturday