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Z世代シリーズ第4回:Z世代の承認欲求と褒め方
アコースティックギターって、パソコンのブラインドタッチより
100倍くらい難しくないですか…?
指はつるし、弦は食い込んで痛いし…
でも、毎日ちょっとずつ練習してたら、
そのうちプロミュージシャンみたいに弾ける日が来る…のか?
せめて「弾いてる感」だけでも早く出したいと思いつつ、
ジャカジャカ弾ける日を楽しみに練習に励みたいと思います(^.^)
ということで、Z世代シリーズ第4回は、
「Z世代の承認欲求と褒め方」がテーマです。
「人前で褒めたら、バツが悪そうにしていた…」
「『よくやったね!』と言ったのに、うれしそうじゃない」
――そんな不思議な経験、ありませんか?
実はZ世代、褒められたい気持ちはとても強いのですが、
「どう褒められるか」に強いこだわりを持っています。
リクルートの調査では、62.7%が「個別で褒めてほしい」と回答。
一方、「みんなの前で表彰されたい」と答えた人は、わずか17.8%
【昔はOK】「皆の前で“表彰状授与”が名誉!」
【今はNG】「目立つのは恥ずかしい…ひとりでそっと褒めてください」
Z世代は、“見られている”ことにとても敏感です。
SNSの世界では「目立つ=叩かれるリスク」でもあるため、
注目を集めることがむしろストレスになりかねません。
だからこそ、人前での称賛が
プレッシャーとして働くこともあるのです。
この「目立ちたくないけど、ちゃんと見ていてほしい」というZ世代の感覚、
実は職場だけでなく、日常のちょっとしたやりとりにも表れているなと感じます。
たとえば――
我が家の長女(大学2年)も、よくLINEで「このレポートどう思う?」と
提出物へのフィードバックをやたら求めてきます。
最初は「そんなの先生に聞けば?」と思っていたのですが、
よくよく話を聞くと、【ちゃんと見てくれる誰か】に
意見をもらいたいという気持ちがあるようです。
しかも、「いいと思うよ」と軽く返したときには、
「どこらへんが?」と食らいついてきます。
放送関係の学部で、CM関連のレポートも多いみたいなので
あえてド素人の意見を聴きたい気持ちもあるようですが笑
まあ、Z世代は、ただ褒めてほしいわけではなく
【本気で見た上での言葉】を求めているんです。
その背景には、彼らの
「人間としては上司も部下も対等であるべき」という感覚もあります。
立場に関係なく、一人の人間として
誠実に向き合ってくれるかどうかをすごくよく見ています。
では、どう褒めればいいのか?
一番効果的なのは、具体的に伝えること。
たとえば――
「あなたのコツコツとする姿勢は、周りの見本になっているよ」
といったように、「誰の」「どんな働きが」「どう貢献したか」を言語化して伝えることが大切です。
【昔はOK】「とにかく褒めとけ!」
【今はNG】「“何をどう評価されたか”がないと響かない」
また、Z世代の中には、自分の強みや成果に無自覚な人も少なくありません。
だからこそ、
「あなたのこの部分が助けになったよ」と、
【ちゃんと見ていた証】を添えて伝えることが、最大の承認になります。
【まとめ】
「上下」より「理解」 それがZ世代の心の近道。
次回は、「Z世代が辞める理由と、定着する職場の共通点」をお届けします。
どうぞお楽しみに!