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争いを好まない社員が【争いを乗り越える】方法とは?
年末から長女が東京から帰省しています。
久々の再会にほっこり…と思いきや、声が大きいし、ずっとしゃべりっぱなし!
家中がまるでお祭り騒ぎです(^.^)
静かだった我が家に賑やかな風が吹き込んで、まさに「騒がしい日々」を満喫しています(^.^)
閑話休題、最近ある男性社員さんからこんな相談を受けました。
「私は争いが嫌いなんです。
会社の仲間と穏やかに過ごしたいんですが、この性格のままでいいのでしょうか?」
詳しく聞いてみると、彼はこう考えているようです。
「自分の意見を通すことで、相手が嫌な気持ちになるくらいなら、言わない方がいいんです。」
「なるほど、争いを避けたいのですね」
と納得しつつ、
こんな質問をしてみました。
「でも、自分の意見が絶対に良いと確信があるときに、
それを言わないのは、会社への裏切りじゃないですか?」
すると、少し驚いた表情でこう返されました。
「確かにそうですね…でも、やっぱり気が乗らないんです。」
そこで、その彼にお伝えしたのは
「タックマンモデル」です。
心理学者ブルース・ウェイン・タックマンさんが提唱した理論で、
ざっくり言うとこんな内容です。
「【グループ】は、形成期と混乱期を経て、相互理解が深まり、自立が進むことで【チーム】として成長する。」
つまり、単なる集まり【グループ】が成果を出せる【チーム】になるためには、
どうしても【混乱期】の「対立」が必要な時期があるんです。
この話をすると、その社員さんはハッとした様子でこう言いました。
「なるほど、私はその【混乱期】を避けようとしていたんですね!」
ただ、その次にはこんな不安も。
「でも、混乱期を乗り越える自信がありませんし、対立するのもやっぱり嫌です…」
そこで私はこうアドバイスしました。
「一人で抱え込む必要はありませんよ。」
「タックマンモデルを事前に周りにも説明しておけば、みんなで混乱や対立をポジティブに捉えられるようになりますよ」
すると、その社員さんの目がキラリ。
「確かに!全員がこのモデルを知っていれば、混乱期や対立も怖くなくなりますね!」
そこで最後にこう提案しました。
「穏やかな性格を活かして、場作りに力を注ぐのも一つの方法です。」
「意見をぶつけるのが苦手なら、タックマンモデルをチーム全体に共有して、意見交換の目的や注意点をみんなで確認することに注力してみてください。」
結果、このアドバイスに前向きな返事をもらい、次の一歩を踏み出す姿に私も嬉しくなりました(^.^)
私自身、この「タックマンモデル」を学んだときは衝撃的でした。
「混乱や対立は、ただのトラブルじゃなく、成長のための通過点なんだ!」
と腑に落ちた瞬間、過去のいろんな経験がよみがえりました。
混乱を乗り越えて絆が深まったケースもあれば、乗り越えられずバラバラになったケースも…。
「相手の意見を理解しよう」
「共通点を見つけ出そう」
という努力がお互いに求められるという点がポイントでしょう。
ただ単純に悪意を持って殴り合っても、絆なんて生まれませんから。
皆さんも、【グループ】が【混乱期】を乗り越えて【チーム】へと成長した経験はありますか?
あるいは、混乱期にどう対応したらよかったのかと悩んだことは?
ぜひ、そんな話をお聞かせください(^^)
三日坊主返上!!絶対にやり抜きたい今年の目標!
新年あけましておめでとうございます!
今年も「地道にコツコツ…いや、わりと楽しみながら」
このブログを続けていきますので、
どうぞよろしくお願いいたします!
私は人材育成や組織風土の改善のサポートをしているのですが、
「成長や改善には目標を立てて継続することが大事!」
ということで、今年も自分の成長につなげるべく、目標をしっかり決めました。
今年のキーワードはズバリ【継続】です。
今年の年末までやり抜きたい目標はこの3つ。
【1.腹筋ローラー&スクワットを毎日25回】
【2.メルマガを毎週月曜日に発行】
【3.毎日〈モーニングページ〉を書く&毎晩〈今日の振り返り〉をする】
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【1.腹筋ローラー&スクワットを毎日25回】
実は2019年からコツコツやっているんですが、
当時は「1日1回」という、はたから見れば「それ、ほんとに鍛えられる?」
とツッコまれそうなルールでした笑
さすがに物足りなさを感じ始めたので、
「西暦の下二けたの数字を回数にしよう!」
という作戦に変更し1回から19回へ。
なので今年は2025年だから25回!
毎年1回ずつ増えていくので、80歳になったら57回?
「おじいちゃんになった時も継続できてるのかな…」
と少し不安になります笑
【2.メルマガを毎週月曜日に発行】
これも2023年の5月から毎週欠かさず継続しています。
「忙しくてできなかった…」
という言い訳を封じ込めるために、週1回という設定。
欲張って「毎日メルマガを書く!」
なんて宣言したら、絶対に息切れしますからね。
着実に続けるには、ちょっとゆとりのあるペースがポイントです。
【3.毎日〈モーニングページ〉を書く&毎晩〈今日の振り返り〉をする】
これは今年の新目標です。
〈モーニングページ〉とは、
毎朝ノートに思い浮かんだことを自由に書き出すこと。
思考や行動に良い影響を与える効果があるとのことです。
一見スピリチュアルな感じもしますが、
いざやってみるとそんな感じはしません。
「燃えるゴミを出さなきゃ」という小さなタスクの確認もあれば、
「今日は事務量が多いので集中力で乗り切る」みたいな精神論、
「Aさんと会うので〇〇の話題を振ってみる」という事前準備的なものなど
「1人朝礼」みたいな感じです。
ただこれ、
「今日1日をどのように過ごすか?」
という感度がめちゃめちゃ高まります!
なので、毎朝継続していきたいと思います。
もう一つの〈今日の振り返り〉は、文字通りその日の終わりにやる作業なんですが、
実はこれまで「できる時だけ」しかやっていなかったんですよね…
今年は寝る前の習慣としてバシッと定着させたいと思います。
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さて、年が明けて7日ほど経ちましたが、
いまのところ全部ちゃんと継続できています。
ちなみに「二日酔いの日の腹筋ローラーは免除」
なんて独自ルールも採用し、自分を追い詰めないようにもしています笑
というわけで、
今年も皆さんのお役に立てるブログを発信していきますので、
引き続きよろしくお願いいたします(^.^)
今年のインパクトある出来事4つを振り返る
今年ももうすぐ終わりですね。
振り返ると、今年もなかなか充実した年でした。
おかげさまで仕事の幅も広がり、新しい出会いにも恵まれました。
そこで、あえて今回はできるだけ仕事を直接関係にない
インパクトのある今年の出来事ベスト4を唐突に発表したいと思います(^.^)
【第4位】
~~銀行勤務していた頃の上司や先輩たち5人と佐世保のバンガローに1泊!~~
当時の上司に誘われ、佐世保のバンガローに一泊し
バーベキューをしてきました♪
48歳の私が一番下っ端なので、火起こしや肉を焼いたりで
入行当時の「こき使われ感」を久々に堪能しました笑
でも懐かしい方々と一緒に過ごせて、
退職した今でも大事にしてもらえるありがたさを感じました(^.^)
【第3位】
~~東京暮らしの長女のアパートから丸見えの合気道道場~~
研修講師の養成講座を受けるために、
東京へ何度か通いました。
少しでも宿代を浮かせたくて、
東京にいる長女のアパートに泊まったのですが、
そこから見える景色に驚かされました!
アパートの向かいにある合気道道場の練習風景が
窓からまるまる見えるんです!
合気道といえば、「渋川剛気」くらいしか思い浮かばない私ですが、
スーパーで買ったお酒をちびちび飲みながら、しばらくその稽古を眺めていました。
これがどういうわけか、ワインを飲みながら映画をみるような感じで
なんとも楽しいんですよ♩
ちょっとした背徳感のようなものもあり癖になりそうです笑
次回の東京出張でもまた同じことをしちゃいそうな予感…笑
【第2位】
~~銀行員時代の同期入社の女の子がついに結婚!~~
結婚の報告を聞いたときは、
思わず「えっ!?」と二度聞きしそうになるほど衝撃でした。
だって、本人が諦めるならまだしも、なぜか私のほうが勝手に
「うーん、彼女は結婚しないかもなぁ…」
って諦めていたので笑
それにしても、素晴らしい結婚式だったな~
これまで参加した結婚式の中でも、間違いなくダントツで感動しました。
それだけに、彼女にはぜひ素敵な家庭を築いて、
末永く幸せになってもらいたいと心から思っています(^^)
【第1位】
~~何度も開催された同窓会~~
今年は同窓会ブーム到来!?
高校3年生の時のメンバーを中心に同窓会が5回も行われました笑
しかも長崎の高校なのに、佐賀開催してみたり
東京や大阪、福岡からも駆けつけてくれた友人もいたりと大盛り上がり!
あれから30年経ったと思うとなんだか感慨深いですが、
いつまでも一人も欠けることなく、こうして集まり続けたいですね♪
【番外編】
~~なぜかダントツで読まれているブログの謎~~
実は私が書き綴っているブログが気付けば100本ほどあります。
その中でもなぜかダントツに読まれているのがこちらの記事。
↓ ↓ ↓
「『過去を振り返るな』は本当なのか?」
https://saga-syaroushi.com/info/5162192
なかなか良いこと書いてます笑
「過去を振り返る」あるいは「過去を振り返るな」でネット検索すると
ほぼほぼ上位に表示されるようで
意外にも日々どなたかが読んでくださっているようです。
それだけ、「過去を振り返るべきか、振り返らないべきか」を
気にかけている人が多いということなのかもしれませんね(^^)
まあ今回の内容も過去の振り返りばかりなので、
『過去は振り返ってもよい』ということでしょう♪
…ということで、今年も大変お世話になりました!
懲りずに読んでいただき、感謝しています(^^)
来年もよりよい情報や、
ちょっと楽しい内容をお届けできればと思っています!
どうぞ良いお年をお迎えください(^.^)
人が働く理由の変化とリーダーの役割
先日、銀行の時の先輩から招待いただき、
先輩の所属するグリークラブの演奏会に行ってきました♪
男声合唱はハーモニーの質感がたまらないですし
トップテノールのキンキンな声や、バスの地を這うような重低音は興奮します笑
先輩も55歳過ぎには見えず、相変わらず若々しかった(^.^)
さて今回は
「人が働く理由の変化」
と
「リーダーの役割の進化」
についてお話しします。
最近よく、
「仕事だから頑張るのは当たり前」
「残業を嫌がるのはけしからん」
「昔は今と違って厳しかった」
というような前時代的なセリフを発するリーダーが
職場の雰囲気を壊していて困っているというような相談が増えました。
そのような相談は相対的には減っていますが
ただ表に現れなくなっただけで
まだまだそんな思考が根強く残っているということなんでしょう。
時代ごとに働く理由が変わり、
それに応じてリーダーの役割も進化してきました。
時代の流れを理解せず、単に古い価値観に押し付けるのか?
それとも
時代の流れを理解した上で敢えて苦言を呈するのか?
当然後者であればいいのですが、
前者の方が多いのも事実。
そこで、労働の考え方の時代の流れとその時々のリーダーの役割りについて
エドガー・H・シャインの「人間モデルの変遷」を参考に解説します。
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【1910年代:経済人モデル】
この時代、人は生活のために働きました。
金銭的報酬が主な動機で、効率的な成果が最優先でした。
リーダーの役割
給与やボーナス制度を明確化し、
目標達成に焦点を当てたマネジメントを行うことが求められました。
【1930年代:社会人モデル】
物質的欲求が満たされると、
働く理由は「社会的欲求」へと変化しました。
人は仲間と働く喜びや安心感を求めるようになりました。
リーダーの役割
コミュニケーションを重視し、信頼関係を築くことで、
チームの一体感を高める必要がありました。
【1950年代:自己実現モデル】
自己成長や自己実現が働く理由の中心となりました。
人は可能性を伸ばし、自分らしく生きるために働きました。
リーダーの役割
部下の成長を促し、挑戦の機会ややりがいを提供することが
リーダーに求められるようになりました。
【1980年代:複雑人モデル】
働く理由は人それぞれに多様化しました。
家族、自己成長、社会貢献など、理由は多岐にわたります。
リーダーの役割
部下一人ひとりの動機や価値観を理解し、柔軟な対応を行う必要があります。
対話を重ねながら、個別最適なアプローチを見つける力が求められます。
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アメリカをモデルとしているため、年代的には日本とズレていますが、
基本的な変遷の流れは日本も一緒です。
まとめると、
【人が働く理由は時代とともに変化している】ということ
【リーダーは時代にあったマネジメントが必要】ということ
この流れを理解しないまま、
「給料をもらう以上は働くのが当たり前」
という価値観だけででリーダーをしていると、
部下はやる気を失い、やがて辞めていきます。
現代のリーダーには、部下の多様な価値観に寄り添い、
それぞれに合った指導を行う柔軟性が求められているということですね。
「仕事は一生懸命する」
「けど、プライベートまで犠牲にするつもりはない」
こんな部下の価値観もリーダーは受け入れつつ、
その部下も能力を発揮できる高度なマネジメントが必要になったということですね。
リーダーにとっては色んなことを考えなきゃいけない大変な時代になったと思いますが
ぜひチャレンジしていって欲しいですし、
そんなリーダーを私も応援していきたいと思います(^^)
ボクシングの八百長試合のような会話から学ぶ【クレーム対応の極意】
前回のブログで「カスハラ」に一区切りつけるつもりでしたが、
最近の体験でどうしても気になることがあり、
今回はクレーム対応についてお話しします。
テーマはズバリ【クレーム対応の極意】です。
先日、あるサービスを解約することになりました。
そのサービスにはいくつか不満点があったからです。
これを解約の際に伝えたほうが今後の改善につながるかもと思い
解約の手続き中、担当者の方に
「少し不満点をお話ししてもいいですか?」
と尋ねたところ、
「ぜひお願いします!」とのこと。
「じゃあ、丁寧に伝えてみよう」と思い、
不満点を一つずつ話し始めました。
ところが、やり取りを始めてすぐに
「ん?」と違和感を覚えました。
私の「~と思うんだよ。」の句点「。」
この一呼吸を狙って担当者が
「ご指摘ありがとうございました。今後の参考にさせていただきます」
というセリフを素早く差し込んでくるんです。
こちらはまだまだ続きがあるのに、
相手は話を早く終わらせたい気持ちで一杯のようです。
ボクシングに例えると
軽くジャブを打つように最初の不満点を伝えると、
相手がいきなりダウンし、テンカウントを聞く前にリングを降りようとしているんです。
こちらは(え、まだ試合始まったばかりだよ? どうした?)
とダウンした相手を抱き起こすように「まだあるけど」と牽制。
気を取り直して、次のジャブを打つと、
またもや素早く「ご指摘ありがとうございました。今後の…」と、
二度目のダウン後すぐにリングから降りようとするんで
(いやいや、本気のパンチはまだ出してないんだけど)
と再びダウンした相手を抱き起こして「まだあるけど」と牽制。
その後も同じ展開が続きました。
軽くジャブを放つたびに相手が勝手にダウンして
すぐにリングを降りようとするわけです。
こちらとしては
(このまま試合を終わらせるわけにはいかない)
と必死で抱き起こして再開するも、
軽いジャブで相手はまたしてもダウンしリングを降りたがる…
そして、最終的には私がまだ話を終えていないのに
「申し訳ございませんでした。今後に活かして参ります!それでは失礼します」
と一方的に終了宣言し
そのまま電話をガチャ切り。。
「あいつ、自分で勝手に負けて、さっさとリングを降り控室に戻りやがった…」
みたいな感じです。
まさに【ボクシングの八百長試合】…
このやり取りで感じたのは、
形式的な謝罪や早く話を終わらせようとする姿勢に、
相手への誠意は一切ないということ。
例えクレームの内容が
現時点で対応できないものだったとしても
こちらとしては
「そこのところ、もっと詳しく教えてもらえませんか?」
とか
「他に何かございますか?」
と関心を持って聞いてほしかった。
しかし今回の対応からは
「そんなクレームたくさんあるから詳しく聞かないし、聞くふりもしないよ」
というような傲慢さを感じてしまいました。
クレーム対応は、ただ謝罪を繰り返すことが目的ではありません。
相手がどんな不満を抱え、どうしてその不満が生じたのかを深掘りし
解決策を見出そうとする【姿勢】こそが重要だと感じる出来事でした。
クレーム対応の極意は、
「傾聴」と「関心」に尽きますね。
相手の話に関心を持ち、
深く理解しようとする姿勢を見せることで、
「自分を大切にしてくれた」と
ほとんどの相手は納得してくれます。
もしもあなたがクレーム対応の場面に立つことがあれば、
ぜひ「傾聴」と「関心」を意識してみてください。
ボクシングの八百長試合のような対応は、本当に腹が立ちますから笑