グロースパートナー
社労士事務所

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佐賀県の中小企業経営者の「リーダーが育たない」「管理職が役割を果たしてくれない」「ハラスメントを予防したい」というお悩みを解消するために活動しています。
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2024 / 01 / 15  12:00

言いたい事も言えないこんな世の中は~ハラスメントその3

今回はパワーハラスメント、

略してパワハラついてお伝えしようと思います。

 

「上司からすっごい大声で叱られた!パワハラだ!」

 

「同僚が周りにいる中で上司に叱られて恥をかいた!パワハラだ!」

 

こんな感じのパワハラ事案が増えています。

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パワハラのライトバージョン、

あるいは、パワハラのグレーゾーンといった感じです。

 

恐怖を感じたり、恥をかかされたりということで、

パワハラを主張する理由もわからなくはないですが、

この情報だけでパワハラかどうかを判断するのは時期早々でしょう。

 

パワハラになるかどうかのラインを究極的に言語化すると

相手の成功を心から願う、応援する

この姿勢が上司にあるかないかだと私は思っています。

 

「いやいや、私は心から部下の成功を願ってますよ」

と反論したくなる上司もいるでしょう。

 

ただ、部下が

「あの上司、俺のこと絶対嫌いだぜ」

と思っていたとしたらパワハラだと受け止められてしまいます。

 

逆に、部下が

「あの上司、いつも厳しく接してくるけど

俺のことをいつも真剣に考えてくれている」

と思っていればパワハラと受け止められることはありません。

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部下はちゃんとわかっています。

 

「あの高卒上司、大卒の俺がうらやましいからマウントを取ってくる」

「あの上司、強い者には弱く、弱い者に強いよね」

「自分のミスを平気で部下のせいにする人間だよ、あの上司は」

「しょっちゅう飲みに誘われるけど、いっつも自分の自慢話ばっかり」

こんな風に思われていたら、

その上司は何をしてもパワハラって言われてしまいます。

 

なので、

相手の成功を心から願う、応援する姿勢が自分にはあるんだ!」

と思っている上司は、

普段からそれを行動や言葉で示さなきゃダメだということです。

 

「なるほど、気持ちだけじゃなくて、

普段からの行動や言葉ってのが大事なのね。

じゃあ、その行動や言葉って具体的にどんなものよ?」

そう聞かれたときに

私はいつも14個のキーワードをお伝えしています。

 

ではその14個はいったいなんなのか?

 

それは次回のブログでお伝えしますね♪

 

お楽しみ(^.^)

 

2024 / 01 / 08  12:00

言いたい事も言えないこんな世の中は~ハラスメントその2

 

冒頭から私事で恐縮ですが、

研修講師のお仕事回数が

去年末で100回を超えました!

 

本格的に研修をサービスメニューに加えだしたのが6年前くらいなので、

年間約16回、1カ月に1回以上のペースです。

 

プロの研修講師目線だと

そんなにすごい回数ではないとは思いますが、

私のとっては節目となる数字でしたので

とても感慨深いです(^^)

 

なお、嬉しいことに

今月は5件も研修講師を依頼されています。

 

中小企業向けの「リーダー育成研修」が3回、

医療法人で「ハラスメント研修」が1回

私立高校の就職予定の生徒に「給料と社会保険の授業」が1回

 

なかなかハードではありますが、

受講者の方に気付きを与え、

自己成長に活かしてもらえるという

とてもやりがいのある仕事です。

 

今は人材育成の研修講師に特化して

お仕事をさせてもらっていますので

今年の末には150回を達成できるよう

頑張っていきたいと思います(^.^)

 

 

閑話休題、

前回は

「企業はハラスメント研修をなぜ実施するのか?」

について

企業が経営を行う目的から紐解いてお伝えしました。

 

【企業の目標】

↓↓

【社会への価値貢献・働く社員の幸せの実現】

↓↓

【目標達成の阻害要因の解消】

↓↓

【法令順守・社会的信用・職場の不和など】

企業の目的.png

こんな感じです。

 

 

ちなみに、ハラスメントと言うと

「嫌がらせ」という意味がありますが、

世の中には色んなハラスメントがあります。

 

パワーハラスメント、セクシャルハラスメントだけでなく

モラルハラスメント、カスタマーハラスメント、

時短ハラスメント、マタニティハラスメント、

アルコールハラスメント、アカデミックハラスメント…

 

「なんでもかんでもハラスメントを

語尾に付けりゃいいってもんじゃないでしょ!」

と言いたくもなりますが、

それくらい自己の権利が守られる世の中になってきたということでしょうし、

逆に言えば、今まで皆がそれを色んな事情で我慢してきたということでしょう。

 

とは言え、昭和世代からすると

「部下に強く指導したらパワハラになる」

と言われたら

「じゃあ、どんな指導をすればいいんだ!」

と憤りを感じるでしょう。

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「忘年会のカラオケを盛り上げるためにデュエットを強要したらセクハラになる」

と言われたら

「盛り上げるためにやってんだぞ!」

と怒りたくもなるでしょう。

 

ただ、ひとつだけ間違いなく言えるのは、

相手が嫌がっている

という事実があるということです。

 

正しいことをやっているつもりでも、

その行為の対象となっている人にとっては

苦痛なのです。

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そして、その苦痛を訴える側のほうが

保護されるべき世の中になってきているのです。

 

なので、まずはこの事実を受け入れる必要があります。

 

「もっと打たれ強くないと、この先生きていけないぞ」

「もっと大らかな気持ちを持たないと、生きづらいぞ」

と言いたくなく気持ちもわかりますが、

それはいったん飲み込んで、

受け入れる覚悟を持ちましょう。

 

「そうは言っても、自分を押し殺す感じがして嫌だ…」

と思う方もいらっしゃると思います。

 

決して自分の主張を我慢をし続ける必要はないですし、

自分の価値観を否定する必要もありません。

 

ハラスメントと言われないための知識

と併せて

ハラスメントと言われないためのマネジメントスキル

を今の自分に上乗せすることで、

自分を意思を押し殺すことなく

ハラスメントの問題を解決できるようになります。

 

上司の役割は、

「自分の成果もあげながら、部下の成果もあげるサポートをする」

ことですが、

この役割を全うするためのマネジメントスキルを突き詰めていくと、

「ハラスメントを受けた」

と言われることはなくなります。

 

ということで、

話は長くなりましたが、

次回のブログでは

ハラスメントの中身にもう少し踏み込んで、

それと併せて

ハラスメント予防のマネジメントスキルについても

お話ししていきたいと思います。

 

お楽しみ(^.^)

 

2024 / 01 / 01  12:00

言いたい事も言えないこんな世の中は~ハラスメントその1~

あけましておめでとうございます!

 

なんとか新しい年を迎えることができましたが、

これもひとえに皆様のおかげです。

 

今年も精進して参りますので、

ぜひとも引き続きよろしくお願いいたします!

 

閑話休題、

先月ですが、2日間に渡り、

セクハラ・パワハラ予防研修を計4回もやってきました!

 

同じ内容のものを1日目の午前と午後にそれぞれ1回、

2日目も午前と午後にそれぞれ1回というハードスケジュールでした。

 

ハードではありましたが、

4回の研修で合計約60名の受講者の皆さんに

真剣に自分ごととして聞いてもらえたようでしたので、

大変嬉しく思います(^.^)

 

せっかくなので、パワハラとセクハラについて、

事例を交えながら解説してみたいと思います。

 

まあ、あんまり堅苦しいトピックスを扱わない主義なんですが、

講師をしながら「やっぱハラスメントの知識って大事だな」と感じたので、

お伝えしていきますね。

 

まず、冒頭のタイトル。

 

「言いたい事も言えないこんな世の中は~♪」

という歌がかなり前に流行りましたが、

今は発言する時に異常なまでに

気を遣わなきゃいけない世の中になっちゃいましたね。

 

昭和50年前半生まれの方くらいまでは、

先輩の暴言や理不尽な態度に

慣れているかも知れません。

 

しかし、昨今のZ世代と言われる若い人達には、

私たちの常識は通用しません。

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「なんで俺が若い世代に寄り添わなきゃいけないんだ!」

「若いお前たちが俺たちに寄り添って、敬えよ!」

って感じで嫌でしょうが、

昔のままやっちゃうと

下手をすれば社会人生活を

強制終了させられちゃいます。

 

ということで、

まずは今の価値観を受け入れる覚悟を決める必要があります。

 

そしてハラスメントを予防する意味を理解しておく必要があります。

 

企業の目標

   ↓↓

社会への価値貢献・働く社員の幸せの実現

   ↓↓

目標達成に必要なことの実施

   ↓↓

広告宣伝・商品開発・人材育成など

 

これは目標達成に必要なことの流れになります。

 

一方で、別の流れもあります。

 

企業の目標

   ↓↓

社会への価値貢献・働く社員の幸せの実現

   ↓↓

目標達成の阻害要因の解消

   ↓↓

法令順守・社会的信用・職場の不和など

 企業の目的.png

これはちょっとネガティブなことではありますが、

目標達成の邪魔となる要因を解消するための流れです。

 

そして、【法令順守・社会的信用・職場の不和など】の中に

ハラスメントの予防が含まれています。

 

ここを手抜きしてたり

メチャクチャしてたり、

軽んじてたりすると

某中古車販売屋さんのように大変なことになり、

存続の危機に陥るわけです。

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今の世の中、

事件が起こるとあっという間に広まってしまいます。

 

もみ消そうとしても

社員がSNSで拡散するかも知れません。

 

なので

もみ消すのではなく

根本から無くす努力が必要になります。

 

そのためにハラスメント予防研修を行うのです。

 

ということで、

次回はハラスメントについて、

もう少し詳細を話していきたいと思います。

 

お楽しみ(^.^)

 

2023 / 12 / 25  12:00

【相談にのる技術=コーチング】について⑤

今回は、

コーチングに取り組む際のコツについて

お話ししたいと思います。

 

これまでお伝えしてきた

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】や

コーチングの6つのステップも

もちろん大事です。

 

しかし、そのコーチングを良いものにするためには

その場に良い空気ができていることが大前提です。

 

今回は、その良い空気を作るためのコツについて

4つお話ししますね(^^)

 

相手が何に悩んでいるか?決断を鈍らせているものが何か?に関心を持つ

基本中の基本のスタンスです。

自分の経験で問題を解決してあげよう、

世の中の常識を教えよう、

こんなスタンスでは相手は心を閉ざしてしまいます。

 

目の前の相手が何に悩み、何が決断を鈍らせているのか、

そこに関心を持って、それを一緒に解消しようというスタンスが

とても大事です。

 

 

相手のプラス、マイナス指数に合わせて対応する

相手が発する空気やオーラに合わせるということです。

コーチング用語で言うとペーシングと言います。

・話すスピードを合わせる

・言葉のイントネーションを合わせる

・声のトーンを合わせる

 

具体的にはこんな感じです。

これにより相手とコーチの信頼関係が築かれていきます。

 

 

沈黙は耐える

コーチングの途中に相手が沈黙する時があります。

沈黙には2種類あります。

1.コーチが言っていることが理解できない

2.相手が思考を巡らせ考えている

前者の場合は質問の意図などを説明したり、

言葉の表現を言い換えたりしてみましょう。

 

後者の場合はひたすら待ちましょう。

聞くところによると45分の沈黙を待ったことがあるコーチがいるそうです。

 

私もクライアントの女性スタッフと面談をした際に、

私の質問に対してその女性スタッフがピタっと話をしなくなったことがあります。

 

「これがあの沈黙か!?」

と驚いたのと共に

「時間を計らなきゃ!」

と時計で時間をカウントしたことがありました。

その時の待ち時間は15分、

とても長い時間でしたが、

沈黙が終わり、その女性スタッフが最初に発した言葉は

彼女にとって非常に重要な決断の言葉でした。

 

沈黙は、本人が考え、整理をし、なにかを決断している重要な時間です。

しっかり時間を取って待ってみましょう。

 

 

「ここまで話してみてどうですか?」と一旦相手に整理させる

話があちこち飛んでしまい

収拾がつかなくなった場合や、

今まで話したことを整理したい場合

「ここまで話してみてどうですか?」と

一旦相手に整理させてみましょう。

 

コーチングを通じて色んな思考やアイデアが沸き起こりますが、

それらを整理するためには、

今まで感じたことを本人の口から言葉にしてもらうことが大事です。

 

言葉にすることで、整理され、肚に落ちていきます。

 

 

ということで、

コーチングにおける

4つの大事なコツについてお伝えしました。

 

テクニカルな部分もありますので、

ぜひ皆さんも練習をして

実践で使えるようにして欲しいと思います。

 

私も月に1回は練習をしており、

決して簡単ではないと感じつつも、

昔に比べたら各段に進歩しているは実感できます(^^)

 

コーチングを活用し

周りの人を幸せにしていきましょう(^.^)

 

2023 / 12 / 18  12:00

【相談にのる技術=コーチング】について④

前回に引き続き、

コーチングで活用できる

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】

パート2についてお伝えします(^^)

 

コーチングにおいて、

相談相手が自分の枠組みの中だけで発想しているとき、

【相手の行動を促す「目の覚めるような質問」】をすることで、

相手に大きな気付きを与え、

大胆な挑戦を思いつくこともあります。

 

このような効果的な質問は

瞬間的に思いつかないことが多いので

予め用意しておきたいところです。

 

 

制約条件から解放させてあげたいとき

 

絶対に失敗しないと分かっていたら、何をしたいですか?

→失敗を恐れて一歩を踏み出せない時に、視野を拡げさせる質問です。

 

宝くじで3億円当たったら、何に使いたいですか?

→これはよく使われる質問ですね笑 望んでいる生活がどんなものなのかを確認するための質問です。

 

お金のために働かなくて良いとしたら、何をしますか?

→目的がお金のためになっていたり、お金が制約条件になっていた場合に、お金から解放するための質問です

 

その状況は、あなたが本当に望んでいるものですか?

→出した答えが、実は本当にやりたいことではなさそうに感じた時に投げかける質問です。

 

 

短時間で要点を把握したいとき

 

1分間でそのことについて簡潔に話をしていただけますか?

→話が長い人に、話を整理してもらうための質問です。

 

それを一言で言うと?」「それにタイトルをつけると?

→話がとっ散らかっている人に話を整理してもらうための質問です。

 

 

アイデアの妥当性を確認したいとき

 

どうしてそのように考えられましたか?

→理由、意図を確認、深堀するための質問、なんとなく口にしたことの理由を考えてもらうための質問です。

 

と言いますと?

→よくわからないことを言っている人に、別の言い換えをしてもらうための質問です。多用し過ぎると相手をイラっとさせてしまうので要注意(笑)

 

もしそれをすると、どんな良いことがありそうですか?

→今からやることに対して、何かしらのプラスを見出してもらうための質問です。

 

これらの質問も

私の師匠である和仁達也氏から学んだものです。

 

このように見ていくと、

コーチがどんな質問を発するかによって

相手の思考や視点が変わったりするのがわかりますね(^^)

 

相手をコントロールできてしまう恐ろしさもありますが、

それでも質問ってやっぱり面白いです笑

 

 

次回のブログでは

コーチングに取り組む際のコツ

望ましいスタンスについてお話ししたいと思います。

 

お楽しみに(^^)

 

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2024.09.08 Sunday