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誰もが加害者になり得る?③【セクシャルハラスメント】とは何かを考察する
YouTubeチャンネル「令和の虎」ってご存知ですか?
その主催者であり、カリスマ的存在だった岩井社長が先日亡くなられたとのこと。
このニュースを聞いた時、私はあまりにショックで、しばらく言葉が出ませんでした。
「令和の虎」は、
かつて「マネーの虎」に出演していた岩井社長が新たに始めた番組です。
志願者たちが自分のビジネスアイデアや夢を語り、
投資家たちから資金を得るためのチャレンジを繰り広げるチャンネルで、
今では登録者数127万人を誇る超人気コンテンツです。
この番組が始まったのは、コロナ禍の前、ちょうど5年前。
私は志願者2人目から見始め、以来ほぼ毎日のように視聴しています笑
チャンネルの成長をずっと見てきたので、愛着は特別なものがあります。
現在までに623人の志願者が登場しており、
それぞれが夢を追いかけ、投資家との熱いやり取りが繰り広げられてきました。
実は、志願者の一人と偶然お会いしたこともあります。
その方は番組で見事に「ALL」(投資家からの満額の投資)を勝ち取った方でしたが、
実は色々と問題があって結局投資は実現しなかったようです。
その方は私に「令和の虎」の闇を話してくれました。
正直、番組に関する悪い噂は以前からネット上で目にしていましたが、
実際に当事者の口から聞くと、やはり少しガッカリでしたね。
まあ、銀行融資とかと違って、エンタメ要素もあるわけですから、
そんなこともあるんだろうと。
それでも、岩井社長の存在感は特別でした。
彼の熱意あふれる投資家としての姿勢、
夢を本気で応援する一方で、
時には辛辣な言葉を投げかける厳しさもありました。
その一挙手一投足が「令和の虎」の象徴であり、
彼なしではこのチャンネルは成り立たないと思うほどです。
岩井社長がガン治療のため、しばらく番組を休むことや、
病状がかなり進んでいるという話は聞いていましたが、
彼は「生前葬をやる!」なんて言っていたので、
どこかで元気な姿をまた見られると思っていました。
だからこそ、突然の訃報には本当に驚かされました。
彼の姿を毎日のように見ていた私にとっては、
まるで身内が亡くなったかのような感覚です。
今後このチャンネルがどのように続いていくのか?
岩井社長のカリスマ性なしで番組が成立するのか?
それとも新たなリーダーが現れるのか?
その行方を見守っていきたいと思います(^.^)
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前回のブログで【無自覚セクハラ】について解説しました。
【無自覚セクハラ】は、
・一概に悪とは言えないグレーゾーン
・とは言え相手がセクハラだと感じたらセクハラになる可能性が極めて高い
というとても厄介なもの。
だから、誤解されるような言動はしちゃダメってことをお伝えしました。
そもそも、「無自覚セクハラ」をした瞬間だけが問題なのかというと
そうでもなく、むしろの前から【関係性】に問題を抱えていることのほうが多いんです。
だからこそ、普段から【関係性の質】を高めることが重要なのです。
では【関係性の質】を高めるにはどうすればいいのか?
14のやり方がありますので
ぜひどれか一つでも実践してみてください(^.^)
【①関心を持つ】
関心を持ってくれるのは嬉しいものです。
無関心が一番寂しいですよね。
【②自ら話しかける】
会話が少ない仕事場において、
話しかけられるとなんだか嬉しくなります。
【③話を聴く】
話しをたくさん聞いてくれる人は
自分を受け止めてくれる度量のある人だと感じます。
【④意見や提案を尊重する】
ダメだしばかりせずに、
尊重する姿勢を示してくれる人は安心感を感じます。
【⑤質問する】
誘導される質問や詰問は嫌ですが、
関心からくる質問は嬉しいものです。
【⑥承認する】
些細な事実を見逃さず褒めてくれる人は
信頼を置いてもいい人だと感じます。
【⑦感謝する】
感謝されたら自分の行動が人の役に立ったという
幸福感がありますよね。
【⑧期待を伝える】
過度な期待はツライですが、
適度な期待には応えたくなるのが人情です。
【⑨謝る】
謝らない人はプライドの高さを感じます。
謝ってくれると素直な人だなーって思います。
【⑩成長を支援する】
私利私欲ではなく自分の成長を本気で信じて
アドバイスをくれる人とは、ずっと付き合っていきたいと感じます。
【⑪アサーション(相手に配慮して)で伝える】
いきなり嫌ごとを言う人は、相手の感情の機微に鈍感な人だと感じます。
嫌ごとを言う前にラポールを作ってくれる人は、相手への配慮を欠かさない人だと感じます。
【⑫仕事の価値や意味を伝える】
人間はロボットやAIと違い意思があります。
やる事だけでなくやる意味を伝えてくれたらやる気が出ます。
【⑬建設的なフィードバックをする】
具体的だったり提案があったりすると
頭がスッキリして次の行動がしやすくなります。
【⑭リフレーミング(認知の転換)を行う】
自分の短所を短所としてしか見るのではなく、
長所として認識してくれると、短所の改善も前向きな気持ちになれます。
とまあ14個もあるわけですが、
いかがだったでしょうか?
全部は無理でも、
1つくらいはすぐにできそうなことがありそうですよね♪
関係性の質を高め、
よい仕事生活を送れるよう応援しています(^.^)
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誰もが加害者になり得る?②【セクシャルハラスメント】とは何かを考察する
先日、初めてラウンドワンに行って、スポッチャで遊んできました♪
社労士会の広報員メンバー6人で行ったんですが、
あんな楽しい場所が世の中にあるなんて知らなかった!笑
ミニボーリング、バッティングセンター、ビリヤード、
身体をくねらせる謎のゲーム(説明が難しいけど超面白い!)、
ロデオボーイ風のゲーム、巨大なボールを使ったソフトバレーなど、
まるで少年時代に戻ったかのように汗だくになりながら大はしゃぎでした(^^)
もし高校時代にスポッチャがあったら、間違いなくドハマりしてたと思います。
当時の遊びと言えばボーリングかカラオケくらいだったから、
今の若者が羨ましい!
大人になっても、
やっぱり仲間とワイワイ楽しみながら汗を流すのって最高ですね~。
心も体もリフレッシュできました。
ただ、翌日の背筋痛はちょっとヤバかったですけどね(笑)
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前回のブログでハラスメントには
【1.対価型セクハラ】
【2.環境型セクハラ】
この2種類があるとお伝えしました。
今回は
【2.環境型セクハラ】についてお話ししていきます。
この環境型セクハラ、実は更に2分類できます。
(引用元:「現場で役立つ!セクハラ・パワハラと言わせない部下指導」著者:鈴木瑞穂氏)
それが
【意図的セクハラ】と
【無自覚セクハラ】です。
まず【意図的セクハラ】から。
これは
「相手をおとしめてやろう」
「からかってやろう」
「バカにしてやろう」
といった「加害の意図」に基づいて、
性的な話題(異性交遊、体型、年齢、容姿等)で嫌がらせを行う言動のことです。
「あのオバハンはもう歳だから、難しいこと言っても理解できねえよ」
「あの課長、ハゲでデブでチビのくせによく結婚できたわね」
「あのブス、急に眼鏡からコンタクトに変えて、なに色気づいてんだ」
簡単に言うと「性的なわるくち」です。
相手に精神的ダメージを与えようとする意図が明確ですね。
これも【対価型セクハラ】同様に善悪の判断がつきやすいものなので、
気を付けることは難しくはないです。
そしていよいよややこしいのが【無自覚セクハラ】です。
行為者にはセクハラする意図も認識も全くなく、
その言動もあってはならない言動だと断定はできないけれども、
相手が何等かの理由でセクハラだと感じて反応する行為者の言動のこと。
簡単に言うと、
加害者側は
「そんなつもりじゃないのよ」と本気で思っているんだけど、
被害者側も
「それってセクハラです!」と本気で思っているセクハラのことです。
この【無自覚セクハラ】の相談件数が
今は圧倒的に多いんです。
いくつか具体例を挙げますと
【部下を心配して食事に誘うが、部下は内心苦痛だった。】
これは上司が部下を励ます意図があるんですが、
部下にとっては負担となっているケース。
【育休取れていいわね。私が若い時は退職が当たり前だった】
これは年配の女性が、若い女性に言いそうですよね。
「今がうらやましい、あなたは恵まれている」
「昔の自分は大変だったのに…」
という気持ちが込められています。
【君のレポートは良くできている。女にしておくのはもったいない】
褒めてあげたい気持ちにウソはないんでしょうが、
言葉のチョイスを間違ってしまい、性別に対する偏見を助長しているように聞こえます。
【ボディタッチ、ちゃん付け、下ネタ、デュエット強制】
親愛の情を示したり明るい雰囲気作りや場の盛り上げに一役買うわけですが、
相手によっては不快感を与える行為です。
この【無自覚セクハラ】
「確かにセクハラっぽいね、知らんけど」で済めばいいんですが、
人事部や総務部の相談窓口担当部署が大変なんです。
なぜならこれらの相談を受けてしまうと、
セクハラかどうかの判断をしなきゃいけないからです。
「いや、これはセクハラじゃないやろ~」
「とは言え、被害者が体調崩して休んでるからね…」
「これがセクハラなら、世の中セクハラだらけやん」
「もっと言葉を受け流す術を身に付けたほうがいいんじゃね」
「とは言え、ちゃんと対応しなきゃ我々の評価も下がるし、外に漏れたら大変だし…」
こんな会話が相談窓口担当部署でなされるわけですが、
最終的には
「加害者に紛らわしい言動があったこと、被害者は体調崩して休んでいることは事実だから、
とりあえず加害者に注意しておこう」
となるわけです。
つまり、【無自覚セクハラ】は、グレーゾーンではあるものの
「相手がセクハラだと感じたらセクハラになる可能性が極めて高い」
ってことなんです。
だから、誤解されるような言動はしちゃダメってことなんです。
この話をセクハラ研修ですると、よくこんな反応が返ってきます。
「私も加害者になり得るってことですね…なんだか怖い…」
「もうセクハラって言われるくらいならなんも話さんほうがよかたい」
確かにそう思う気持ちも分かるんですが、
そのような方には
「思ったことをすぐ口にするのはやめましょう」
「話す前にちょっと考える習慣を持ちましょう」
「話している途中で【ありゃ?やばいこと言いそう】と感じたら
その時点で話を止める勇気を持ちましょう」
とお伝えしています。
神経反射で話すから変なことを言っちゃうんです。
そもそも、その瞬間の会話で信頼関係が崩れるのではなく
その前から関係性に問題があることのほうが多いんです。
だからこそ、普段から【関係性の質】を高めることが重要です。
では【関係性の質】を高めるにはどうすればいいのか?
実は14のやり方がありますが、
長くなってしまうので、次回ブログでお伝えしますね♪
ぜひ次回ブログもお楽しみに(^^)
誰もが加害者になり得る?①【セクシャルハラスメント】とは何かを考察する
先日、千葉県の幕張に泊まりで研修に行ってきました。
これで何回目かの幕張での泊りの研修だったのですが、
最初の頃はよく街中をジョギングしていて、
その時に感じた「この街はちょっと異常だぞ…」という点を、
今日は3つお伝えします。
【1. イオンモールの駐車場が異常に広い】
幕張にはイオンの本社があり、イオンモールもありますが、
その駐車場の広さが尋常ではありません。
佐賀県のイオンモールやゆめタウンの駐車場もかなり広いですが、
それを遥かに凌ぐほどの広さです!
駐車場の周りをジョギングしましたが、
駐車場を1周するのにかなりの体力を消耗するくらい
とにかく広いのです。
【2. 建物がいちいちデカい】
幕張にある建物はどれも巨大です。
イオンモールもそうですが、幕張メッセもデカいし、公園もデカい。
さらに驚いたのは、「千葉県立幕張総合高等学校」のデカさ。
遠目から見た時、「ここは大学か?」と本気で思うほどでした。
ジョギングで高校の周りを走りましたが、
広大な運動場と何面もあるテニスコートに驚かされました。
生徒数はなんと約2,300人もいるそうです…
【3. 街並みに違和感】
幕張の街並みには1階建ての建物がほとんどありません。
見えるのはマンション、ホテル、ビルばかり。
一軒家や昔ながらの居酒屋、キャバクラ、スナックなど、
いわゆる「庶民的な夜の街」の風景が全くありません。
夜の活動を楽しむ人には少し寂しいかもしれませんね(笑)
とまあ3つ挙げてみましたが、
総じて、幕張は大きさと違和感が入り混じる独特な街だと感じます、
調べてみたところ、このエリアは元々埋立地で造られた街だそうです。
だからこそ、全てが計画的にデザインされた「造られた街」という印象を受けるのでしょう。
興味があれば、ぜひ一度足を運んでみてください!
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最近ですが、セクシャルハラスメント予防の研修依頼が増えてきました。
セクハラがパワハラと違うのは
「言葉を間違えると誰もが簡単に加害者となり得る」という点です。
「言葉を間違える」っていうのがキーワードになるんですが、
これを紐解いていくと
現代社会がどれだけ生きづらくなっているのかが見えてきます。
なのでセクハラについてちょっと解説していきたいと思います。
厚労省のセクハラの定義は次の通り。
【「職場」において行われる、「労働者」の意に反する「性的な言動」に対する労働者の対応によりその労働者が労働条件について不利益を受けたり、「性的な言動」により就業環境が害されること】
わかりにくいですよね~
なので
【1.対価型セクハラ】
【2.環境型セクハラ】
この2つに分類して説明します。
【1.対価型セクハラ】
簡単に言うと、時代劇に出てくる「悪代官」がやりそうなセクハラのこと。
「俺の愛人になれ!」
「嫌です!困ります…」
「ならクビだ!」
こんなパターンのやつです。
自分のセクハラを受け入れない相手に報復行為を行うことを「対価型セクハラ」と呼びます。
ちなみに、この「対価型セクハラ」世の中から減少しています。
なぜ減少しているかと言うと、
「完全にセクハラじゃん」
「悪い奴だよね~」
と誰もが判断しやすく、訴訟になると加害者がほぼ負けるから。
まあ、コンプラ意識が高まったことで
悪いことを考える人が減ったり、理性的な行動ができる人が増えているのでしょう。
では次のセクハラ【2.環境型セクハラ】とはなんでしょう?
このセクハラが
「言葉を間違えると誰もが簡単に加害者となり得る」
というセクハラをややこしくする要因なんですが、
話すと長くなるので、次回のブログでお話ししますね♪
ぜひ次回ブログもお楽しみに(^^)
【質問中心の研修】とは?
先日、千葉での研修帰りに、
東京の大学に通う長女と東京駅近くでランチを楽しんできました。
ランチ後、エレベーターに乗り込むと、
私たち親子の後ろに、私と同じ年齢くらいの小綺麗な女性が乗っていました。
エレベーターが動き出したところ、
私の長女が突然、バッグから電気代の振込票を取り出して、
「電気代を滞納してるのよね」
「仕送りの口座からお金おろすのが面倒くさくて」
と言い出しました。
さらに、「これ払ってくんない?」と、
軽〜い感じでお願いしてくるんです。
「面倒くさい?ふざけんな!」
と心の中で叫びながらも、
「仕送りを口座からおろして払いなさい」
と冷静に対応。
すると、まさかの展開が。
エレベーターで私たちの後ろに乗っていた小綺麗な女性が
ニコニコしながら突然、
「親子で半分こして払ったらいいんじゃない?」
と割り込んできたんです。
「なになに?!いきなり?!」
と驚いて後ろを振り返ると、その女性は笑顔のまま。
どう対応していいのか分からず、
フリーズ状態のまま目的の階に到着。
反射的にその女性に会釈してエレベーターを降りましたが、
頭の中は「え?今の何?」状態。。。
その後、長女と
「なんだったんだろうね?」
「お節介やきなんだよ」
「東京にも大阪のおばちゃんみたいな人がいるんだね」
「東京の人もなかなかフレンドリーやね」
と話して、ほっこりした気持ちになりました。
東京の人ってクールな人達だと思っていましたが、
そうでもないんですね。
ただ、後ろにいた女性には悪いけど、
結局電気代は娘に払わせたのでした(^.^)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということで、前置きが長くなりましたが、
今回は【質問中心の研修】という研修手法についてご紹介します。
【質問中心の研修】とはなにか?
なんだか好奇心をかき立てるネーミングですよね。
この【質問中心の研修】のやり方は、
研修講師として1800回以上の実績がある
すご腕研修講師の野原さんから学びました。
私の研修実績は通算120回程度なので、私の10倍以上というスゴイ実績です。
普通、研修講師と言えば、理論について解説したり、
経験に基づいて教えたりすることが中心だったりします。
けど、この【質問中心の研修】はちょっと違うんです。
理論を教えつつも、
「その理論に対してどう感じたのか?」
「過去の経験に当てはまるものはないか?」
「学びを今後どう活かしていくのか?」
それらをとことん考えてもらい、言葉として発してもらうんです。
そうすることで、学んだことが
「自分のしたいこと」「前向きに取り組みたいこと」
へと変化していきます。
例えばリーダーや管理職育成の研修ならば、
リーダシップとマネジメントの理論について解説したあと
「リーダシップ100点、マネジメント0点のリーダーがいたとします。
そのリーダーはどのような仕事に【快】を感じどのような仕事に【不快】を感じるでしょうか?」
といった質問を投げかけます。
受講者はその質問に頭を悩ませ、自分なりの答えを文字に起こし、
それについて他の受講者とディスカッションするのですが、
それらの行為を通じてリーダシップとマネジメントの理論が
より現実のものとして、実践的なものとして定着しやすくなるんです。
もし研修講師が
「リーダー常に先頭に立ち見本を示しなさい!」
「マネジメントを効果的にするためにも必ず計画を立ててPDCAを回しなさい!」
と言ったとしたら受講者はどう感じるでしょう?
多くの受講者は行動に移してくれません。
なぜ行動に移してくれないのか?
それは、基本的に人は
「教わりたくない」「ダメ出しされたくない」
という性質を持った生き物だからです。
自分の意思で
「そうしたい」「そうなりたい」
と思わなければ行動に移すことは難しいのです。
【質問中心の研修】はその
「そうしたい」「そうなりたい」
という意思を引き出すための手法なのです。
実際に、
「受講後、前向きな発言や行動をする社員が増えた」
という嬉しい報告も多くいただいています(^^)
現在では、パワハラやセクハラ防止研修のような知識学習が中心の研修でも、
この【質問中心の研修】の手法を取り入れ、
非常に良い評価をいただいています。
やはり【質問中心の研修】のパワーは
すごいなとしみじみ感じます(^.^)
ということで、
「社員に良い思考や習慣を身に付けさせたい」
「効果がある社員研修ができる講師はいないかな」
とお考えの経営者の方がいらっしゃったら、ぜひお気軽にお声掛けくださいませ♪
ぜひ次回ブログもお楽しみに(^^)