グロースパートナー
社労士事務所

〒849-0934 佐賀県佐賀市開成5丁目4番26号
佐賀県の中小企業経営者の「リーダーが育たない」「管理職が役割を果たしてくれない」「ハラスメントを予防したい」というお悩みを解消するために活動しています。
★グロースパートナー社労士事務所は一般社団法人キャッシュフローコーチ協会、一般社団法人リネジツのメンバーです。★
 090-3412-1022
お問い合わせ

ブログ

2023 / 11 / 20  12:00

人はなぜ自分の悩みを解決できないのに、他人の悩みは解決できるのか?

時々思うのですが、
人はなぜ自分の悩みを解決できないのに、
他人の悩みは解決できるのでしょう?

このような矛盾を感じるのは 私だけでしょうか… 他人から悩みを相談されると 相手の持っている情報をヒアリングしながら 自分の経験と知識を基に解決の道筋を一緒に考え、 ある程度の答えが出たりします。 しかし、自分の悩みになると 途端に行き詰ってしまいます。

なぜなんでしょう? この問いに対して、自問自答していくつか仮説を立ててみました。 〇相談者の相談はあくまで他人ごとなので、 相談に乗る人は無責任に助言できる。 〇相談者は悩みで視野が狭くなるが、 相談に乗る人は気持ちが安定しているので 広い視野が確保できる。 〇相談者は「解決が難しい」と考えているが、 相談に乗る人は「解決策はどこかにあるはず」と考えている。 〇相談者は自分の状況を客観視しにくいが、 相談に乗る人は相談者の状況を客観視できる。 〇相談者は自問自答しても 自身の考えが頭の中だけに留まり曖昧なままになるが、 相談に乗る人から質問されたら 自身の考えを明確に言葉で伝える必要があるため 議論が前に進みやすい。 〇相談者の知っている物事の範囲に、 相談に乗る人の知っている物事の範囲が加わるので、 選択肢が拡がりやすい。 〇相談に乗る人は、相談者の悩みを 既に過去に乗り越えた経験がある。 〇他人からの後押しがないと行動しない相談者ならば、 相談に乗る人のアドバイスは行動の強力な動機になる。 自問自答により、 「もう出てこない!」というくらいになるまで なんとか8つ絞り出しましたが、 これら以外に立てられる仮説は他にありそうですか? 悩んでいるので誰か私に教えてください笑 まあ、今回のお話しで何をお伝えしたかったのは 【悩んでいるなら誰かに相談したほうが早い!】 という、ごくごく普通の当たり前のことでした(^^) ということで、 それにちなんで次回のブログでは 【相談に乗る技術=コーチング】 についてお話しをしたいと思います。 お楽しみに(^^)
2023 / 11 / 13  12:00

承認の公式~後編~

 

前回のブログでは

「承認の公式」についてお話ししました。

 

それは次の3つの足し算でした。

 

①「相手の状態を知る」

②「相手に伝える」

③「相手に自覚させる」

 

これは実は承認の

意図」についての公式でした。

 

今回お伝えするもう一つの公式は、

承認の「やり方」になります。

 

 

承認の「やり方」の公式とは、

①「事実」

②「意味(価値や意義)付け」

③「Iメッセージで伝える」

この3つを足し算したものを言います。

 

 

相手に起こった「事実」を伝え、

その「事実」にどのような

「意味・価値・意義」があるのかを説明し、

最期に「Iメッセージ」を加えるというものです。

 

ちなみに「Iメッセージ」というのは、

「私」が主語になるメッセージというものです。

 

「あなたは頑張ったね」

これはYouメッセージです。

 

これは相手が

「いや全然まだまだです」

と否定できちゃうし、

メッセージ性が強いと、

押付け的になってしまい、

受け入れ難くなってしまいます。

一方でIメッセージというのは

「私は嬉しいです」

という「私」が主語になったメッセージのことです。

 

これは「私」が思っていることなので

相手も否定はできないし、

受け入れやすかったりするんです。

 

 

それを踏まえて承認の公式の例をお伝えします。

 

例1)

山田君は丁寧に部下の田中君に指導していましたね。(事実)

周りの指導役のお手本になっていますよ(意味・価値・意義)

私はとても誇らしく思います。(Iメッセージ)

 

例2)

下川君は笑顔が特徴的だよね。(事実)

周りを明るくしてくれてるよ(意味・価値・意義)

私も君の笑顔を見ると気持ちが落ち着きます(Iメッセージ)

 

もし自分がこのように言われたら、

とても嬉しい気持ちになりますし、

その人のために、

あるいは自分の強みを伸ばすために

もっと頑張りたくなりますよね!

これ、実際に活用しようと思っても、

なかなかとっさに出てこないので、

相手に何かを伝える前に

この公式を思い出しておきたいところです。

 

ぜひ、みなさんも

この承認の公式を活用して、

周りに人達に勇気と元気を

与えてみて下さい(^^)

 

私も承認を磨いていきたいと思います!

 

2023 / 11 / 06  12:00

承認の公式~前編~

先日ですが、私が研修部長を務める

社労士法人きたむら事務所において、

事務所のクライアント9社にお集まりいただき、

【社員の離職予防と定着促進のための「承認」セミナー】

を実施してきました。

単に私が話すだけでなく、

ワーク、自己チェック、

参加者同士の情報交換なども取り入れましたが、

セミナー終了後のアンケートでは

「承認の意義が理解できました」

「褒めると承認の違いがわかりました」

「Iメッセージの重要性が認識できました」

「学びを持ち帰って実践したい」

など好評いただき、

個別相談も4件お申込みいただきました!

 

職場にもたらす承認の効果を

多くの会社が敏感に感じ取っているのでしょう。

 

ますます忙しくなりそうで、

嬉しい限りです(^^)

 

 

ところで、そもそも「承認」ってなんでしょう?

 

「すごい!」

「ハンパねえ!」

って持ち上げて

褒めちぎるのが承認なのでしょうか?

 

実はそうではないんですね。

 

承認には公式があるんです。

 

承認は次の3つの足し算で表現されるのです

①「相手の状態を知る」

②「相手に伝える」

③「相手に自覚させる」

 

文章で表現するならば

「相手が気づかない優れた

能力、資質、業績(貢献)、

成長、可能性などについて知り、

その事実を本人に伝え、

自覚させること」

ということなんです。

 

「相手の気付かない」というところがミソですね。

 

相手が気付いているのであれば、

それは「確認」であり、

「承認」ではないのです。

 

相手が気付いていないところに着目することで、

相手が喜ぶだけでなく

相手の成長へと繋がるんです。

私も承認セミナー、承認研修の講師をしていますが、

「完璧に承認ができているのか?」

と言われると、

まだまだ十分ではないですし

できていない場面がたくさんあります。

 

これからも「承認」を深め、

関わる人が成長できるような

お手伝いができる人間になりたいと思います(^^)

 

2023 / 10 / 30  12:00

「〇〇か?✕✕か?問題」とは?

先日ですが、

管理職研修の組み立て方講座を

千葉まで受講に行ってきました。

 

これは高齢障害求職者支援機構という

行政機関が行う講座です。

 

1泊2日という短い時間でしたが、

充実した時間でした。

 

1日目で5人1グループとなり研修を組み立て、

2日目でそのグループの代表者が組み立てた内容を発表します。

 

私、運悪くそのそのグループの

代表者となってしまい

発表しなければいけなくなりました笑

20分の持ち時間でお話をしたのですが、

その時に、普段口にしない言い回しを

してしまったことに自分で驚いてしまいました。

 

それは

「研修講師は喋る量が多いほうが良いのか?

それともあまり喋らないほうが良いのか?

これを悩んでいる研修講師がたくさんいます」

と言おうとしたところ

「研修講師として【喋るか?喋らないか?問題】というのがあります」

と咄嗟に表現しちゃったんです。

 

咄嗟に出たとは言え、

言いたいことを

普段使わない言い回しで表現してしまったことに

妙な爽快感がありました。

 

 

例えば、

「目玉焼きに醤油をかけたほうが美味しいのか?

それともソースをかけたほうが美味しいのか?」

という議論がありますよね。

これをひと言でいうと

「目玉焼きは【醤油か?ソースか?】問題」

と表現できます。

 

これって、その問題が

「当然のように昔からずーーっと

世の中で議論されている」

というニュアンスを含んでいます。

 

他にも

「受験勉強は【意味があるのか?ないのか?】問題」

「動物園の動物は【幸せか?不幸せか?】問題」

「次生まれ変わるなら【男か?女か?】問題」

 

もっと簡潔にすると

「若い時の苦労は【買ってでもすべきか?】問題」

「親の収入と子供の学歴は【比例するのか?】問題」

「残業は【悪なのか?】問題」

 

このように選択肢を一つにすると

更に簡潔になります。

 

一方で、問題になっていないことを

さも問題になっているかのようにでっち上げることもできます。

 

「喫煙は【寿命を延ばしてくれるのか?】問題」

「10年寝かせたビールが【一番美味しいのでは?】問題」

「田舎の空気は【本当にきれいなのか?】問題」

 

 

ちなみに「問題」を「説」に

変える方法もあります。

 

「喫煙で健康寿命を延ばせる説」

「ビールは10年寝かせたほうが美味しい説」

「田舎の空気は本当は汚い説」

 

 

何が言いたいのか

段々わからなくなってきました笑

 

つまるところ

問題提起する時に、

2つの言い分を対立させたり、

世の中の常識を一旦否定すると

議論が進めやすくなるんですが、

「問題」や「説」を使うことで

議論したいことを端的に

表現しやすくなるのです。

(日本語として正しくないのかも知れませんが…)

ただ、この「問題」や「説」を乱発し過ぎると

「本当にそんな問題や説があるのか?」

「自分の議論したい方向に無理やり持ってってない?」

「調子がいいこと言ってるな~」

と軽率なイメージを持たれてしまうので

気を付けたいところです。

 

冒頭で例として出した

「目玉焼きに醤油をかけたほうが美味しいのか?

それともソースをかけたほうが美味しいのか?」

 

そもそもこれって本当に議論されているんでしょうか?

実は私もよくわかりません笑

 

これをひと言で表現すると

『「目玉焼きは【醤油か?ソースか?】問題」は本当は問題になっていない説』

まさにこんな感じですね笑

2023 / 10 / 23  12:00

胃カメラから学んだこと

 今回のブログですが、

私の健康にまつわるエピソードと

そこから感じたことを話すだけなので

特に何かを期待せずに軽く読んでもらえれば

ちょうどいい感じだと思います笑

 

 

先日ですが、胃カメラで検査をしてきました。

胃がんや喉頭がんの恐れがないかを確認するためです。

先日の定期健康診断時に

別途お金を払って腫瘍マーカー検査をしたのですが、

その検査項目で1つだけ引っかかってしまい

精密検査が必要になったんです。

 

「まさか自分が…」

という不安で複雑な気分でした。

 

ただ、お医者さんから

「胃カメラ検査してください」

と言われたときは

「異物を胃の中に入れるなんて絶対無理!!」

という感情が真っ先にきました。

 

異物を胃の中に入れることへの拒否反応のほうが

自分の健康への不安をはるかに上回っていたことに

今は気恥ずかしさを感じます。

 

よくよく冷静に考えると

「これで健康の不安がなくなるなら

胃カメラ検査も乗り越えなきゃな…」

とも思ったわけなので、

嫌々ですが人生初の胃カメラに

挑戦することにしました。

 

いや~

胃カメラ検査って本当にしんどいですね…

 

当日に担当医から

「カメラ、鼻から入れます?

喉から入れます?」

と聞かれたわけなのですが

胃カメラの恐怖に怯えている私に

「メインディッシュは肉と魚、

どっちがいいですか?」

みたいな軽いノリで聞いてきたので

軽くイラっとしました笑

 

「あんな太い管が鼻から入るわけないやろ!」

とツッコミを入れたくなるのを我慢して

喉から入れることをチョイス。

 

麻酔はしたものの

胃カメラが喉を通過する時は

強い吐き気を何度も催しました。

 

胃カメラから出る空気で

胃が膨らんだり

胃カメラから出る水流で

胃の中を洗浄したり、

今まで感じたことのない違和感に

あぶら汗が出ました。

 

「早く終わってくれ~!」

とずーっと心の中で叫んでました。

 

たぶん20分くらいの検査時間ですが、

とても長い時間に感じました。

 

検査医の方の

「はい検査終了です~」

という言葉を聞いた時は

とてつもない安堵感で

ハッピーな気分になりましたね~

 

検査終了後、

すぐに検査医の方が画像を説明してくれましたが

「ちょっと炎症がありますが、健康上全く問題ない」

とのこと。

 

自分が健康体であることが確認できたので

本当に心の底からホッとしました。

 

 

それにしても

年を重ねるにつれ

知り合いが病気になったり、

親戚が急に亡くなったり、

飲み友達が病気で飲めなくなったりと、

健康にまつわる悪い話を聞く機会が

圧倒的に増えました。

 

そのような意味でも今回の胃カメラ検査は

とても怖いことでした。

 

ただ、その胃カメラを乗り越え

「健康である」という安心を得ることができたのは

とても尊い経験でした。

 

「何かを得よう」とするときに

楽しいことばかりだといいのですが、

実際は痛みや不安を伴うことのほうがきっと多いでしょうね。

 

けど、その痛みや危険を乗り越えて

得たいものを得ることができたならば、

喜びは何倍にもなって自分に還ってくるのでしょう。

 

なんだか当たり前のことを

胃カメラというそんなに特別ではないエピソードを交えて

お伝えしているわけですが、

今回は自分の命や寿命という特別なことだったので、

私にはとても尊い体験でした。

 

事故にでも合わない限り

自分の命を紡ぐ猶予はもう少しありそうです。

 

これからもより一層

価値のある充実した時間を過ごしていきます(^^)

2024.10.18 Friday