グロースパートナー
社労士事務所

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佐賀県の中小企業経営者の「リーダーが育たない」「管理職が役割を果たしてくれない」「ハラスメントを予防したい」というお悩みを解消するために活動しています。
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2023 / 11 / 06  12:00

承認の公式~前編~

先日ですが、私が研修部長を務める

社労士法人きたむら事務所において、

事務所のクライアント9社にお集まりいただき、

【社員の離職予防と定着促進のための「承認」セミナー】

を実施してきました。

単に私が話すだけでなく、

ワーク、自己チェック、

参加者同士の情報交換なども取り入れましたが、

セミナー終了後のアンケートでは

「承認の意義が理解できました」

「褒めると承認の違いがわかりました」

「Iメッセージの重要性が認識できました」

「学びを持ち帰って実践したい」

など好評いただき、

個別相談も4件お申込みいただきました!

 

職場にもたらす承認の効果を

多くの会社が敏感に感じ取っているのでしょう。

 

ますます忙しくなりそうで、

嬉しい限りです(^^)

 

 

ところで、そもそも「承認」ってなんでしょう?

 

「すごい!」

「ハンパねえ!」

って持ち上げて

褒めちぎるのが承認なのでしょうか?

 

実はそうではないんですね。

 

承認には公式があるんです。

 

承認は次の3つの足し算で表現されるのです

①「相手の状態を知る」

②「相手に伝える」

③「相手に自覚させる」

 

文章で表現するならば

「相手が気づかない優れた

能力、資質、業績(貢献)、

成長、可能性などについて知り、

その事実を本人に伝え、

自覚させること」

ということなんです。

 

「相手の気付かない」というところがミソですね。

 

相手が気付いているのであれば、

それは「確認」であり、

「承認」ではないのです。

 

相手が気付いていないところに着目することで、

相手が喜ぶだけでなく

相手の成長へと繋がるんです。

私も承認セミナー、承認研修の講師をしていますが、

「完璧に承認ができているのか?」

と言われると、

まだまだ十分ではないですし

できていない場面がたくさんあります。

 

これからも「承認」を深め、

関わる人が成長できるような

お手伝いができる人間になりたいと思います(^^)

 

2023 / 10 / 30  12:00

「〇〇か?✕✕か?問題」とは?

先日ですが、

管理職研修の組み立て方講座を

千葉まで受講に行ってきました。

 

これは高齢障害求職者支援機構という

行政機関が行う講座です。

 

1泊2日という短い時間でしたが、

充実した時間でした。

 

1日目で5人1グループとなり研修を組み立て、

2日目でそのグループの代表者が組み立てた内容を発表します。

 

私、運悪くそのそのグループの

代表者となってしまい

発表しなければいけなくなりました笑

20分の持ち時間でお話をしたのですが、

その時に、普段口にしない言い回しを

してしまったことに自分で驚いてしまいました。

 

それは

「研修講師は喋る量が多いほうが良いのか?

それともあまり喋らないほうが良いのか?

これを悩んでいる研修講師がたくさんいます」

と言おうとしたところ

「研修講師として【喋るか?喋らないか?問題】というのがあります」

と咄嗟に表現しちゃったんです。

 

咄嗟に出たとは言え、

言いたいことを

普段使わない言い回しで表現してしまったことに

妙な爽快感がありました。

 

 

例えば、

「目玉焼きに醤油をかけたほうが美味しいのか?

それともソースをかけたほうが美味しいのか?」

という議論がありますよね。

これをひと言でいうと

「目玉焼きは【醤油か?ソースか?】問題」

と表現できます。

 

これって、その問題が

「当然のように昔からずーーっと

世の中で議論されている」

というニュアンスを含んでいます。

 

他にも

「受験勉強は【意味があるのか?ないのか?】問題」

「動物園の動物は【幸せか?不幸せか?】問題」

「次生まれ変わるなら【男か?女か?】問題」

 

もっと簡潔にすると

「若い時の苦労は【買ってでもすべきか?】問題」

「親の収入と子供の学歴は【比例するのか?】問題」

「残業は【悪なのか?】問題」

 

このように選択肢を一つにすると

更に簡潔になります。

 

一方で、問題になっていないことを

さも問題になっているかのようにでっち上げることもできます。

 

「喫煙は【寿命を延ばしてくれるのか?】問題」

「10年寝かせたビールが【一番美味しいのでは?】問題」

「田舎の空気は【本当にきれいなのか?】問題」

 

 

ちなみに「問題」を「説」に

変える方法もあります。

 

「喫煙で健康寿命を延ばせる説」

「ビールは10年寝かせたほうが美味しい説」

「田舎の空気は本当は汚い説」

 

 

何が言いたいのか

段々わからなくなってきました笑

 

つまるところ

問題提起する時に、

2つの言い分を対立させたり、

世の中の常識を一旦否定すると

議論が進めやすくなるんですが、

「問題」や「説」を使うことで

議論したいことを端的に

表現しやすくなるのです。

(日本語として正しくないのかも知れませんが…)

ただ、この「問題」や「説」を乱発し過ぎると

「本当にそんな問題や説があるのか?」

「自分の議論したい方向に無理やり持ってってない?」

「調子がいいこと言ってるな~」

と軽率なイメージを持たれてしまうので

気を付けたいところです。

 

冒頭で例として出した

「目玉焼きに醤油をかけたほうが美味しいのか?

それともソースをかけたほうが美味しいのか?」

 

そもそもこれって本当に議論されているんでしょうか?

実は私もよくわかりません笑

 

これをひと言で表現すると

『「目玉焼きは【醤油か?ソースか?】問題」は本当は問題になっていない説』

まさにこんな感じですね笑

2023 / 10 / 23  12:00

胃カメラから学んだこと

 今回のブログですが、

私の健康にまつわるエピソードと

そこから感じたことを話すだけなので

特に何かを期待せずに軽く読んでもらえれば

ちょうどいい感じだと思います笑

 

 

先日ですが、胃カメラで検査をしてきました。

胃がんや喉頭がんの恐れがないかを確認するためです。

先日の定期健康診断時に

別途お金を払って腫瘍マーカー検査をしたのですが、

その検査項目で1つだけ引っかかってしまい

精密検査が必要になったんです。

 

「まさか自分が…」

という不安で複雑な気分でした。

 

ただ、お医者さんから

「胃カメラ検査してください」

と言われたときは

「異物を胃の中に入れるなんて絶対無理!!」

という感情が真っ先にきました。

 

異物を胃の中に入れることへの拒否反応のほうが

自分の健康への不安をはるかに上回っていたことに

今は気恥ずかしさを感じます。

 

よくよく冷静に考えると

「これで健康の不安がなくなるなら

胃カメラ検査も乗り越えなきゃな…」

とも思ったわけなので、

嫌々ですが人生初の胃カメラに

挑戦することにしました。

 

いや~

胃カメラ検査って本当にしんどいですね…

 

当日に担当医から

「カメラ、鼻から入れます?

喉から入れます?」

と聞かれたわけなのですが

胃カメラの恐怖に怯えている私に

「メインディッシュは肉と魚、

どっちがいいですか?」

みたいな軽いノリで聞いてきたので

軽くイラっとしました笑

 

「あんな太い管が鼻から入るわけないやろ!」

とツッコミを入れたくなるのを我慢して

喉から入れることをチョイス。

 

麻酔はしたものの

胃カメラが喉を通過する時は

強い吐き気を何度も催しました。

 

胃カメラから出る空気で

胃が膨らんだり

胃カメラから出る水流で

胃の中を洗浄したり、

今まで感じたことのない違和感に

あぶら汗が出ました。

 

「早く終わってくれ~!」

とずーっと心の中で叫んでました。

 

たぶん20分くらいの検査時間ですが、

とても長い時間に感じました。

 

検査医の方の

「はい検査終了です~」

という言葉を聞いた時は

とてつもない安堵感で

ハッピーな気分になりましたね~

 

検査終了後、

すぐに検査医の方が画像を説明してくれましたが

「ちょっと炎症がありますが、健康上全く問題ない」

とのこと。

 

自分が健康体であることが確認できたので

本当に心の底からホッとしました。

 

 

それにしても

年を重ねるにつれ

知り合いが病気になったり、

親戚が急に亡くなったり、

飲み友達が病気で飲めなくなったりと、

健康にまつわる悪い話を聞く機会が

圧倒的に増えました。

 

そのような意味でも今回の胃カメラ検査は

とても怖いことでした。

 

ただ、その胃カメラを乗り越え

「健康である」という安心を得ることができたのは

とても尊い経験でした。

 

「何かを得よう」とするときに

楽しいことばかりだといいのですが、

実際は痛みや不安を伴うことのほうがきっと多いでしょうね。

 

けど、その痛みや危険を乗り越えて

得たいものを得ることができたならば、

喜びは何倍にもなって自分に還ってくるのでしょう。

 

なんだか当たり前のことを

胃カメラというそんなに特別ではないエピソードを交えて

お伝えしているわけですが、

今回は自分の命や寿命という特別なことだったので、

私にはとても尊い体験でした。

 

事故にでも合わない限り

自分の命を紡ぐ猶予はもう少しありそうです。

 

これからもより一層

価値のある充実した時間を過ごしていきます(^^)

2023 / 10 / 16  12:00

研修講師は社員にさせたほうがいいの?

 

私、元銀行員なんですが、退職して16年経ちます。

ずいぶんと時間が経つのですが、

時折、銀行員に戻った夢を見ます。

 

退職した直後の夢の中では、

ノルマ未達を支店長に

怒鳴られていました。

 

事実として、

辞める直前はモチベーションが

極端に下がっていたので、

正直やる気がなかったです…

 

半年前くらいには、

社労士をやりながら銀行の営業マンとして

働いている夢をみました。

 

社労士業務と銀行員を

どうやって同時並行するのか、

夢の中で時間の使い方に苦労していました…

 

つい先日は、なぜか私が支店長をしている夢をみました。

 

夢の中で私に仕える部下はワガママで、

反抗してくる部下ばかりです笑

 

そんな部下を成長させようと、

今現実世界で力を入れている

リーダー育成のための研修を

夢の中で実施しようとしました。

 

ところが、なかなかこれが上手くいかないのです。

 

なぜ上手くいかないのか?

 

それは、

研修の資料を作るのに時間がないからです。

 

支店長業務をこなしながら、

すきま時間で資料を作らないといけないのです。

 

夢の中ではありますが

残業しながら、土日も使って

なんとか作り上げました。

 

では、資料が出来たから

研修は上手くいったのか?

 

いや、上手くいきませんでした…

 

なんとか作り上げた資料を使って

コミュニケーションの大切さを懸命に解説するのですが、

部下から

「支店長もできとらんやん」

「支店長、人の話を聴かんやん」

と言われてしまうのです。

「せっかく土日も潰して資料を準備したのに、口ごたえとかふざけんな!」

「俺のことはいいから、自分のことを考えろ!」

と憤りを感じたところで

目が覚めてしまいました。

「なんじゃこの夢は…」

と嫌な気分になったものの

現実世界で実際にクライアントに

外部の第3者として研修講師をしている私に

気付きを与えてくれました。

 

「良い研修講師の条件ってなんだろう?」

という問いへの気付きです。

 

「良い研修講師の条件」

とは色々とあるのですが、

最も大事なのは、

受講者を研修の主役にできるかどうか?

です。

 

逆を言えば

「講師が主役になっていないか?」

ということです。

 

良い研修とは、

研修後に受講者が良い方向に変わる

ことだと思います。

 

そのためには、

受講者に気付きを与え、

受講者が学びを実践したくなる内容に

する必要があります。

 

なので、主役は受講者です。

 

ところが、夢の中の研修では

講師兼支店長である私が主役になっていたのです。

 

これはどういうことか?

 

受講者が講師兼支店長の普段の言動に着目し、

言動一致していないことの粗探しを始めているため

ある意味で支店長が主役となっているのです。

 

更には、土日を削って懸命に

研修の準備をしてきたという支店長の努力が

「支店長、すごい良い研修でした!」

「とてもためになりました!」

という部下からの称賛により報われなければいけないため、

やはりここでも支店長が主役となっているのです。

 

なので、講師兼支店長に問題があるというよりも、

支店長に講師をしてもらっている構図そのものに問題があるのです。

 

このお話から何を伝えたいのかと言うと、

業務知識、専門知識以外の

リーダーシップやコミュニケーション研修は

できるだけ外部の研修講師に依頼したほうが

変なしがらみがないのでスムーズ

ということです。

「木貞さんが研修を受注したいから

そんなこと言うんでしょ?」

と思う人もいるでしょう。

 

そこは否定はしません笑

 

ただ、経営者や社員がリーダーシップやコミュニケーションの研修講師をした結果、

今回の話のようなややこしい事態に陥っている会社があるのも事実です。

 

余計に人間関係が悪化したという話もあります。

もちろん、講師に相応しい人が社内にいれば、

それにこしたことはありませんが、

見つからない場合は、ぜひ私にご依頼ください(^^)

2023 / 10 / 09  12:00

漠然とした不安を最短で解消する思考法とは?

ここ1ヶ月の間、

 

「A社員をどこの部署に配属すればいい?」

 

「友人を雇用したら、今いる社員がなんて思うか不安で…」

 

こんな感じの2つの

漠然としたお悩みを受けました。

悩んでいる理由を

言語化できていない状況です。

 

こんな場合はなんとも回答しづらいので、

丁寧に現状のヒアリングから

始めるのが一般的です。

 

ただその場合、

ヒアリングに相当な時間が

かかってしまいます。

 

時間に余裕があればいいのですが、

そうでない場合も多々あります。

 

そんな時はできるだけ時間をかけず

不安に感じていることに

アプローチしていく必要があります。

 

「時間をかけずにできるの?」

と言われそうですが、

ハッキリ言って、できます。

 

そのためには質問の仕方に

工夫をする必要があります。

 

「どんな工夫か?」

 

 

それは

 

最も望ましいシナリオとは何か?

絶対に避けたいシナリオとは何か?

 

相手からどんなセリフが出たら嬉しいのか?

相手からどんなセリフが出たら嫌なのか?

 

こんな感じの

両極端】のゴールを

イメージしてもらう質問を

投げかけちゃいます。

この質問に回答してもらうことで

「何を怖がっているのか?」

「何を望んでいるのか?」

これが明確になるんです。

 

あとは、

怖がっている状況にならないための対策と

望んでいる状況に持っていくための作戦を

考えればいいんです。

 

例えば

「A社員をどこの部署に配属すればいい?」

これについては、

Aさんの能力、心情、

周りとの関係性を踏まえて

「最も望ましいシナリオとは何か?」

「絶対に避けたいシナリオとは何か?」

これが描ければ

自ずと配属先の選択肢が

絞られてきます。

 

例えば

「友人を雇用したら、今いる社員がなんて思うか不安で…」

これについては

「今いる社員からどんなセリフが出たら嬉しいのか?」

「今いる社員からどんなセリフが出たら嫌なのか?」

このイメージできれば、

その友人に入社する際の

心構えを説くこともできます。

 

もちろん相談者が両極端のゴールを

イメージできない場合もあります。

 

そんな時こそ、

今まで積み上げてきた経験がものを言います。

 

今までの経験から、

考えられる様々なゴールを

提示してあげればいいんです。

 

この【両極端】のゴールを

イメージしてもらう質問方法は

かなり効果的です。

もし相談を受けた際に

あんまり時間がなかったり、

「この人は何を恐れていて、

何を望んでいるんだろ~?」

というのが相談者の中で

明確になさそうだったら、

ぜひこの【両極端】のゴールを

イメージしてもらう質問方法を試してみて下さい(^^)

 

2025.01.15 Wednesday